谷川岳

2024年06月05日(水) 日帰り

チェックポイント

1 日目
合計時間
6 時間 11
休憩時間
1 時間 11
距離
14.5 km
のぼり / くだり
1638 / 1694 m

活動詳細

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今日は1日何もなく、天気も晴れ予報だったため、谷川岳に行ってきた。梅雨入り前では最後の登山になりそうなので、悔いのないようにしようと思い、いつも以上に万全に準備して臨んだ。去年も同じ理由で6/4の開山祭の日に赤岳を登ったので、毎年この時期は特に登山したくなるのかもしれない。 当初は西黒尾根から登って一ノ倉岳まで行った後、折り返して下りだけロープウェイを使おうと思ったが、山頂で色々調べていたら谷川岳から土樽駅まで歩いて戻れること、ロープウェイが片道1,800円もする(お金のない大学院生にはきつい)ことから、谷川岳から茂倉岳まで稜線を歩いた後、土樽駅に下山しようと考えた。下調べが足りず全く万全の準備をしていなかったので前言撤回。 八王子駅4:45発の始発電車で出発し、土合駅には8:37に着いた。5年ぶりに息を切らしながら土合駅の486段の階段を登り、トイレを済ませて出発した。時間に余裕があったため、土合駅からの登りはゆったり景色や植生の変化を楽しみながら歩くことができた。標高1,500 mを超えると急に視界が開け、谷川岳の切り立った岩壁と雪渓が綺麗に見えた。ここからが西黒尾根の醍醐味で、蛇紋岩による岩場が現れて少し興奮してしまった。鎖場は何度も経験しているので慣れているつもりだし、傾斜も赤岳の真教寺尾根ほどではなかったものの、蛇紋岩が問題である。他の岩石と比べるとかなり足元が滑り、なかなか怖かった。さすが日本三大急登と呼ばれるだけはある。なんとか岩場を抜けて11時過ぎにはトマの耳とオキの耳を通り過ぎ、当初の予定より1時間半早く茂倉岳に着いて昼食休憩をとった。ここまでは順調だった。 問題は下りである。昼食休憩中は全く電波が届かず電車の時間を調べられなかった(急遽ルートを変えたのに事前に調べていなかった)ため、1時間かけて昼ごはんを食べ、13時過ぎに茂倉岳を出発したが、その40分後に電波が届くようになったので土樽発水上行きの電車を調べてみると、なんと15:24発で、そのあとは18:09発まで電車が来ないではないか!そうだ、上越線で水上まで行く列車(長岡行きも同じ)は1日5本しかないのを完全に忘れていた…。18:09発でも家には帰れるが、中途半端な時間に下山して2時間以上も土樽駅で暇つぶしとか絶対に嫌なので、残り1時間半の制限時間を設けて必死に下山した。その結果、なんとか電車の20分前に土樽駅に着くことができた。帰りの茂倉新道は必死すぎてあまり記憶がないが、登山口から土樽駅まで歩いている最中に、それぞれ別の車に乗った3人の方から「電車間に合う?駅まで送っていくよ!」と気さくに声をかけていただいた。その頃にはゆっくり歩いても間に合いそうだったしさすがに申し訳ないので全て断らせてもらったが、地元の方達はみんな親切に気遣ってくださるんだなと1人で感動していた。声をかけていただいた方々、どうもありがとうございました。とても嬉しかったです。 〜余談〜 越後山脈はちょうど日本海側と太平洋側の分水嶺であり、1年を通して(特に冬は)天気が目まぐるしく変化するため、それを体験しに現地まで足を運ぶことができてよかった。6/5は上層の西風が日本海からの水蒸気を運び、それが谷川岳にぶつかって凝結していたため、麓は晴れていても山頂だけずっと雲に覆われていたのではないかと思う。最近は友人の植生調査を手伝う機会が増えたことから、ずっと植生も意識しながら登山していた。麓から1,500 m付近までは落葉樹林帯が広がり、雪の重みで変形した低木のブナやダケカンバなども見られたが、1,500 m以上で森林限界を超え、一面に笹が生い茂っていた。よく登る八ヶ岳では麓から落葉広葉樹林→常緑針葉樹林の順で植生が変化し、2,500 m付近が森林限界でそれより上はハイマツ(富士山なら低木のカラマツ)が広がるため、全く植生が違っていて面白かった。雪が顕著に多い谷川岳やその一帯の山々は亜高山帯に分布するはずの針葉樹林が欠落し、低木の落葉樹林で森林限界を迎える偽高山帯が見られるのが特徴的である。6年間ずっと気象学専攻で続けてきたが、登山を通して地形地質や植生のことも深く学んでいこうと思う。 帰りの電車が暇だったせいで書き過ぎました😅

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