活動データ
タイム
02:53
距離
4.0km
のぼり
221m
くだり
222m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る釜ありナメありゴルジュあり、ラストに特徴的な大滝が控えるお楽しみボックスながら、ロープも使わず一級程度の難易度・林道並走で何かあっても安心と、チュートリアルにはピッタリの沢でした。 ◇ルート概要◇ 1級程度。釜、ナメ、ゴルジュがテンポよく続き飽きない。コンパクトな沢で遡行時間は2時間半程度。ちょっと物足りなかったですが、それも含めて入門向けな沢だと思います。 ゴルジュ突破はちょっと難易度が上がりますが、林道や踏み跡で高巻きできるのも初心者向けです。自分は水線突破はザックの浮力を空プラティパスでプラスして泳ぎきる作戦でいきました。 詳しくはトポ図や写真のコメントでご確認いただけると思います。入門向けということで、普通のトポ図なら書かないような小さな滝・簡単な滝も結構含めてます。ヤマレコ2023年08月20日の記録がめちゃ詳しかったので参考にさせていただきました。 アプローチは水上から。すぐ近くに湯の小屋温泉もあるので、なんていうか至れり尽くせりです。 記録で多いのが、「寒い」というコメント。この日も下界は猛暑日近かったですが、水線突破は震えました。標高が高い&CS滝で光芒を見るためには午前中には登らないとなので、それが寒さの要因かもしれません。今回は入渓地点で25度くらいでした。いくら短い沢だからと言っても、水線突破は短くてもウェットスーツなんでしょうね…笑 靴はフェルトでも良いでしょうが、ラバーのグリップもわりかし効くタイプの岩でした。ただヌメリももちろんあるので過信は禁物です。 ◇菱形CS滝◇ CSとは何ぞやと思ったら、チョックストーン(溝に挟まった岩や石。登攀の際支点になることもある)なんですね。木の根沢大沢を登り詰めていくと、地形図にも表れる崖マークの最奥に控える20m程の大滝があり、それが菱形の岩が挟まっている特徴的な姿ゆえこう呼ばれるようになったんだと思います。 溶岩流が狭まっていき、縦に切れ込んだ深いゴルジュに、豪快に流れ落ちる大滝自体魅力的ですが、チョックストーンがさらにシンボリックな姿にしています。CS滝だけでなく、周りのすだれ状の滝なんかも素敵で、なかなか神秘的で印象深い滝でした。 この滝が、嬉しいことに木漏れ日で光のカーテンに包まれる神々しい瞬間があるらしく、過去の記録を見るとこの時期は11時前後。8月頭は9時半前後のようですが、光が斜めから差さないとカーテンは出現しないので(チンダル現象)、北向きの深いゴルジュに流れ落ちるこの滝ではなかなかレアなタイミングとなるんだと思います。 今年1度も沢に行っておらず、されとてそろそろ秋山シーズンも始まりそうなので、沢初め&沢納め(予定)として行ってきました。足慣らしということもあって簡単な沢でしたが、非常に濃いルートで楽しめます。過去の記録では「沢のテーマパーク」なんて表現されている方もいましたが、その通りでしたね。遡行時間が短いので自分にとっては少々物足りないですが、厳しい残暑を涼しく乗り切ることができたので良しとしましょう。
活動の装備
- モンベル(mont-bell)沢靴
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ハーフドーム
- グリベル(GRIVEL)シェックルー38
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