活動データ
タイム
08:14
距離
9.6km
のぼり
978m
くだり
978m
活動詳細
すべて見る筑波山を後にした私は、そのまま国道294号線で福島に向かった。 福島に入るも、睡魔に襲われルートから逸れてしまっていた。意識が朦朧とするなか、登山中でなくてよかったと安堵した。ようやくたどり着いた、雪に覆われた裏磐梯ビジターセンターで一夜を明かした。 スキー場から登り始めたが、とにかく人が見当たらない。所々踏み跡はあるが、ラッセルを強いられた。 ワカンを装着し、ふかふかのファインスノーを堪能する。そして、ラッセルをしながら何度も振り返り、自分で付けたトレースを見て、疲れを感じるのと同時に誇らしささえ感じてしまっていた。 山頂は快晴で、人ひとりいない。 下界には猪苗代湖が雪の白で縁取られくっきりと見え、遠く地元の那須連山が確認できた。筑波山は見えなかったが、前日購入した筑波焼きを食べて、下山の準備をした。 今回下山中にすれ違った、たった一組のご夫婦がいる。 同じ趣味を持ち、同じ山に登る、なんて素敵なのだろう。天気は急変し極寒になったが、仲睦まじい姿に心が暖まり下山することができたのだった。
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