沖縄の山一覧

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    「石垣市民の山」於茂登岳(おもとだけ)は、沖縄県石垣市にある標高526mの山で、同県の最高峰となっている。地元ではウムトゥダギと呼んでいるが、「ウムトゥ」は大本(おおもと)、つまり「石垣島のおおもとをなす山」を意味する。山体はイタジイを中心とする照葉樹林に、山頂付近は背丈を超すリュウキュウチクに覆われている。登山道は南東からの1本のみで、登山口から1時間半弱で山頂に立てる。短時間で登れる山だが、道脇の小滝や樹齢100年ほどのイタジイの巨木、道沿いを彩るヤブツバキやユウコクランなどの山野草、島内の展望が楽しめる山頂など、登りごたえは充分。登山は通年楽しめるが、5月と6月は雨期となる。

  • 与那覇岳

    標高:498 m

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    与那覇岳(よなはだけ)は、沖縄県国頭郡国頭村に位置する、標高503mの山で、沖縄本島の最高峰である。 山頂域は日本国の天然記念物「与那覇岳天然保護区域」に指定され、ノグチゲラやヤンバルクイナなどの動物が生息している。やんばる国立公園に指定され、世界自然遺産の候補地である「奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島」の推薦区域にも含まれている。 沖縄本島北部の国頭山地に属し、沖縄県国頭郡国頭村に位置する。同村奥間(おくま)地区と比地(ひじ)地区の東方にあり、奥間地区の集落から東へ約4.5kmに位置する。東麓一帯にアメリカ軍の北部訓練場が設定されている。 標高は503mで、沖縄本島の最高峰である。また沖縄県内では石垣島の於茂登岳(標高526m)に次ぐ第2位の高さで、沖縄県内で標高500m以上の山は、この2つのみである。山中にある一等三角点(標高498.0m)が、与那覇岳の標高とされていたが、1989年(平成元年)以降に行われた国土地理院の調査で、標高が503mと改正され、その地点が三角点から北東100mの距離に位置している。 山頂付近は侵食による谷の発達が十分でなく、西側はなだらかな長い斜面を有するが、北・南・東側は西側と比較して傾斜は大きい。また頂上から南側にかけて平坦な尾根が続き、南方に位置する伊湯岳と山稜が連なる。地質は中生代から古第三紀にかけての砂岩・片岩・千枚岩などで構成される名護層である。 与那覇岳一帯は沖縄県で最も降水量が多く、年間降水量は約3,000mmと、沖縄県平均の約1.5倍である。そのため、周辺は雲や霧に覆われることが多い。南西の麓を源に発した比地川は北西に流れ、北西の麓から発する奥間川と合流し、東シナ海へ流出する。麓東側から床(とく)川が流れ、安波(あは)川の中流部と合流し、太平洋へ注がれる。

  • 嘉津宇岳

    標高:451 m

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    嘉津宇岳(かつうだけ)は、沖縄本島北部の本部半島に位置する、標高452メートルの山。 古来より沖縄の名山として知られ、大正時代まで沖縄本島最高峰と思われていた。山頂は円錐状をなすカルスト地形で、頂上まで登山道が設定されている。八重岳と安和岳とともに沖縄県の自然保護区域に指定されている。 沖縄本島北部に位置する本部半島の南、沖縄県名護市の北西部にそびえる山である。北西には八重岳、西南西には安和岳があり、一帯は本部半島のほぼ中央部の山塊を形成している。山頂は名護市の大字「勝山(かつやま)」に属し、小字は安和岳と共に「我謝如古山(ガジャナクヤマ)」に含まれ、国頭郡本部町との境界付近にある。 標高は452メートルで、沖縄県内で第6位、沖縄本島内で第3位の高さで、名護市における最高峰でもある。琉球王国時代から1916年(大正5年)の陸地測量部による測量が行われるまでは、嘉津宇岳が沖縄本島の最高峰と考えられていた。大正期に計測した標高は451メートルであったが、日本復帰後の地図には標高の値は記載されていない。 山体は標高200メートル付近の丘陵部から標高約400メートルにかけて急な斜面となり、緩やかで狭い平坦な地形の上にピラミッド状の山頂部をなす。山頂は熱帯カルストといわれる円錐カルストに近い形状をしている。古生代ペルム紀の石灰岩を基盤とし、粘板岩やチャートを有する中生代の本部層で構成され、ひん岩・片岩・珪岩系の岩脈が入り組む。 嘉津宇岳の東麓から発する西屋部(にしやぶ)川は、屋部川の河口部と合流し、名護湾へ流出する。嘉津宇岳と安和岳付近の石灰岩地帯を流れる穴窪川と安和与那川の中上流部においては、地下に伏流水として流れるが、大雨の際は一時的に地面に表流する。

  • 野底岳

    標高:281 m

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    野底岳(のそこだけ、ぬすくだぎ)、又は、野底マーペー(のそこマーペー、ぬすくマーペー)は、沖縄県石垣市にある山である。しま山100選に選定されている。 石垣島北部の野底半島に位置し、西浜川の源流である。山は緑色火山岩や溶岩など、古第三紀始新世の野底層からなり、スダジイの群落に覆われている。 山頂には安山岩の巨岩が屹立しており、この巨岩にまつわる伝承が残っている。2018年1月下旬にはこの岩が倒れているのが発見された。 この山は、伝承にちなんで野底マーペー(のそこマーペー、ぬすくマーペー)とも呼ばれる。明治時代の文献には「ヌスクマヤーヒイ山」と記されている。また、野底富士の別名を持つ。

  • 桴海於茂登岳

    標高:477 m

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    桴海於茂登岳(ふかいおもとだけ)は、沖縄県石垣市桴海にある標高477mの山である。 於茂登岳の北東約2kmに位置し、石垣島では於茂登岳に次いで2番目に高く、沖縄県では於茂登岳、与那覇岳に次いで3番目に高い山である。地質的には、新第三紀中新世の花崗岩から成る。 方言ではフカイウムトゥダギと呼ばれ、地元では桴海大岳(フカイフーダギ)とも呼ばれる。 白保方面から見るとマンタ(ナンヨウマンタ)が空に向かっているように見えることから、「マンタ山」として、石垣市の「島人ぬ宝さがしプロジェクト」で新名所のひとつに選定されている。

  • 古見岳

    標高:469 m

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    古見岳(こみだけ)は、沖縄県八重山郡竹富町に位置する山である。 標高は469.5メートルで、西表島における最高峰であり、沖縄県では於茂登岳(石垣島)、与那覇岳(沖縄本島)、桴海於茂登岳(石垣島)に次いで4番目に高い山である。 山頂には三等三角点「高那岳」が設置され469.48mとなっている。西表島は、古見岳をはじめ300-400メートル級の山が連なり、壮年期地形を形成している。山頂付近にはリュウキュウチクが群生する。 方言ではクンダギと呼び、古見岳という山名は古見村(現在の竹富町古見の一部)の背後に位置することに由来する。地元では神が降り立つ山として信仰の対象となっている。

  • 八重岳

    標高:453 m

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    八重岳(やえだけ)は、標高453.4mの山で、沖縄本島北部に位置する本部半島の最高峰である。 沖縄本島では与那覇岳に次ぐ第2位の標高で、南方に位置する嘉津宇岳と安和岳と共に連山をなす。山頂までの登山道にカンヒザクラが植えられ、日本で最も早く桜が見られることで知られる。沖縄戦では、沖縄本島北部の主要な戦闘地であった。頂上部にアメリカ軍が管理する「八重岳通信所」が置かれている。 沖縄本島北部に位置する本部半島の南に位置し、南東に嘉津宇岳、南に安和岳がある。山頂は沖縄県国頭郡本部町に属するが、山体は名護市との境界をまたぐ。標高は453.4mで、沖縄県内で第5位、沖縄本島内では与那覇岳に次ぐ第2位の高さで、本部半島の最高峰である。 八重岳をはじめ、嘉津宇岳と安和岳の連山が本部半島の南側に立地する山塊をなし、北側の乙羽岳を主体とする山塊との間に東西に伸びる構造線で区分される。八重岳の連山は起伏に富んだ地形で、地面に露出した岩石が多く、南側は名護湾にせり出す。遠くから望む山容は緩やかに見えるが、実際には谷が多く形成されている。地質は古生代ペルム紀の石灰岩を主とし、粘板岩やチャートを含む中生代の本部層で構成され、嘉津宇岳と安和岳と共に、円錐状のカルスト地形をなす。 八重岳の年間降水量は約2,600mmで、満名川や大井川水系の源流域となっている。八重岳北東の斜面から源を発する大井川の河口は三角江をなし、今帰仁村海岸の東シナ海へ流出する。満名川の中上流部は谷が発達しているが、下流部に沖積低地が形成されている。

  • 伊湯岳

    標高:446 m

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    伊湯岳(いゆだけ)は、沖縄県国頭郡国頭村と東村にまたがる、標高446mの山。 沖縄本島北部の国頭山地に属し、沖縄県国頭郡国頭村と同郡東村にまたがる。標高は446mで、沖縄県内で第8位、沖縄本島内で第4位の高さで、東村の最高峰である。北には与那覇岳が位置する。 伊湯岳一帯はやんばる国立公園に指定され、与那覇岳と共に標高400m以上の尾根が連なる山脈を形成している。伊湯岳の南側において、標高約250mから沖縄本島東海岸にかけての一帯に海岸段丘が広がる。地質は中生代の砂岩と頁岩を主体とする嘉陽層で、植生はイタジイをはじめとする広葉樹林がみられ、頂上部に着生植物が自生している。 伊湯岳西麓は比地川と田嘉里川の源流域である。東村側に伊湯岳を源に発する新川川と福地川が太平洋に注ぎ、前者は河口から約2.5km上流に新川ダムが、後者の中流には福地ダムが建設されている。

  • 安和岳

    標高:432 m

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    安和岳(あわだけ)は、沖縄本島北部の本部半島に位置する、標高432mの山。 沖縄本島北部にある本部半島の南に位置し、沖縄県名護市の大字である「勝山(かつやま)」のうち、「我謝如古山(ガジャナクヤマ)」という小字に属し、また同市の大字「安和(あわ)」の北方に位置する。標高は432mで、沖縄県内で第10位、沖縄本島内で第5位の高さである。北に八重岳、東北東には嘉津宇岳があり、一帯は本部半島のほぼ中央部の山塊を形成している。 安和岳の山体は南北に約1km、東西に約300mの範囲に及び、特に西側と南側は急な斜面をなす。西側の谷に「我謝如古バンタ」という岩壁があり、高さ15m以上の石灰岩で形成され、鍾乳洞が存在している。地質は古生代ペルム紀の石灰岩を主とする本部層で、円錐状のカルスト地形を形成し、山頂は切り立つ岩が露出している。安和岳の西麓には、緑色岩がまとまって分布している。嘉津宇岳と安和岳付近の石灰岩地帯を流れる穴窪川と安和与那川の中上流部においては地下に伏流し、大雨の際は一時的に地面に表流する。 安和岳は、1972年(昭和42年)に指定された「嘉津宇岳安和岳八重岳自然保護区」に含まれる。また、沖縄県は1989年(平成元年)に「嘉津宇岳・安和岳・八重岳自然環境保全地域」を設定した。イスノキやヤブニッケイなどの常緑広葉樹林が自生し、ホントウアカヒゲやイボイモリ、コノハチョウなどの動物が生息している。麓の斜面にシークヮーサーが栽培されている。

  • 恩納岳

    標高:362 m

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    恩納岳(おんなだけ)は、沖縄県国頭郡恩納村と金武町にまたがる、標高363mの山。 沖縄本島のほぼ中央部に位置し、北の沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣(せらかき)、南の同郡金武町伊芸(いげい)との境界をなす。標高は363mで、恩納村と金武町の最高峰である。 国頭山地に属するが、沖縄本島を横に走る断層により南北両側が分断され、独立したような山容である。全体的に谷は少なく、起伏が緩やかであるが、山頂付近では急な斜面となり、標高約150mから海岸段丘が広がる。北海岸に面する段丘の端部に、第四紀更新世の琉球石灰岩からなる高さ約10mの海食崖が形成され、「万座毛」と呼ばれている。北麓に南北に伸びる断層があり、それに沿うように小さな河川が北へ流れ、また南麓側の金武町には小規模の谷底低地が見受けられる。一帯の地質は、中生代から古第三紀にかけての砂岩・粘板岩で構成される国頭層群である。