飯豊山・大日岳・御西岳(福島,山形)
2026.06.07 (日)日帰り
去年行けなかった石転び沢に急に行きたくなり、先週に引き続き飯豊連峰へ向かうことに。
天気予報をずっと眺めて土曜は諦めて日曜に決行とした。高速を乗り継いできたものの天狗平到着は4:30過ぎとなり予定より30分遅れ。
まずは温身平を目指す。例によって熊よけツールを時たま鳴らしながら薄暗い林道を進む。
温身平からゼブラの稜線がよく見える。天気は上々。いやがおうにも期待が高まる。
堰堤手前にワンボックスが停まっている。堰堤の階段を登り詰めいよいよから登山道に入る。露が膝下を濡らす。撥水加工でもびしょ濡れ。
ババマクレと呼ばれる場所はロープと鎖で慎重に通過する。初めてここにきたときに滑落したのはこのあたりか?ただその頃よりも道の状態が厳しくなっているのはなんとなく分かる。
一箇所だけサンカヨウが群生していた。スケルトンではなかったのがちょっと惜しい。
沢、高巻きをいくつか超えてようやく雪渓が目の前に現れる。だが、すぐ先がヤバそうに見えたのでまた高巻きして先に進む。
ようやく雪渓に降り立ちいよいよ石転び沢歩きが始まる。晴れているので気分は最高。硬めの雪をキックステップで歩く。
早々に裂けめからドウドウと流れる沢が現れる。ものすごい水量で恐ろしい。
吹き下ろしの風は冷たい。腹を冷やさないように手ぬぐいを腹に入れて先に進む。
しばらくすると門内沢からの門内小屋が目に入る。ここは自分には登れる気がしないなどと思いながら歩いていると、ヘリが門内小屋上空でホバリングしているのが見える。後で荷揚げと解りました。
石転び沢門内沢出合を過ぎていよいよ崩落残骸の色濃い石転び沢の上流に進む。ふと右岸にテントが見える。フライがふわついているのが何だか気になる。
傾斜が急になる手前でアイゼンを装着。買ってから実戦2回めの靴なのでセミワンタッチのヒール調整が甘く、少し手間取る。
崩落残骸が広がるところをいくつか過ぎて先行者の方と合流。新潟の方でこの先つかず離れずご一緒させていただくことに。
傾斜がきつくなって来ると雪面が腐ってきてアイゼンが効きにくい箇所が増えてきた。
足の負担を抑えるようにジグザグに登る。
なんとここを下山してくるパーティーが。会話してみると小屋番さん2名と登山者のパーティーでした。気をつけて。翌日、そのワケを知る。
小屋を頭上に見上げながら時折、傾斜を見てみる40度と言われているが気分的には60度超え。
梅花皮小屋に到着
軽く腹ごしらえをして水場に向かう。ジャンジャン湧いている。冷たくてあまい水。
小屋に戻るとまたヘリが飛んできた。どうやら門内小屋、御西小屋の間を何やら拡声器で話しながら何往復か飛んでいる。内容は聞き取れなかったが、後ほどスライドした方から「〇〇県の〇〇さん」と名前を呼んでいたと聞いた。
ピッケル・アイゼンをしまい登山再開。
眼の前の黄色い花はなにかと聞かれたものの、シナノキンバイ?ミヤマキンポウゲ?うーんよく解らない。
テン場を過ぎて直ぐにヒナウスユキソウとご対面。萌〜。
北股岳の登りは地面が露出しており思っていたより登りやすかった。前回は急斜面の雪と笹の濡れた境界をアイゼンを履いて笹を掴みながら歩く恐怖体験だったことが蘇る。
北股岳を過ぎ、門内小屋を目指す。
ギルダ原はハクサンイチゲの花盛り。チングルマがちょっとだけ咲いていた。しかし、カッコいい地名だな。
門内小屋に到着
山岳会の皆さんが小屋の保全作業をやられていた。お疲れ様です。
ヘリのことを聞いてみると4日前下山予定の方を捜索しているとの事。4日前か。。。。
元気いっぱいな女子パーティーは丸森にアイゼンをデポっているので何がなんでも丸森のショートカットコースから下山するとの事。ショートカットの事は先週、杁差小屋で会話した方も言っていたのだが自分が場所を勘違いしていたということが分かった。地神北峰と頼母木山の間の雪渓上部から下るとの事。メジャーな冬道なのかな。
下山再開。扇ノ地紙を過ぎて地神山に到着。梶川峰を振り返る。ここのゼブラが一番好き。
地神北峰に到着。雪庇の激下りを降る。一緒のベテランの方はグリセードでスイスイズズーと滑っていく。アイゼンをつけるのをやめて真似して見たものの力んでいるので脚全体が攣る寸前。危ね〜。
夏道に復帰し、雪解けの小川を歩く。黙々と歩くが途中で躓いて勢い良く前のめりで転んでしまう。何事もなかったのは幸い。お疲れかな?
花崗岩質の崩壊が3,4カ所あり大いに神経を使う。以前より明らかに崩壊箇所が広がっている。登山道閉鎖にならないことを祈るばかり。
一緒の方は野草を摘んでいた。自分はいまだにキイチゴ、アカモノ、シラタマノキとかの果物系だけ。真面目に覚えたいところだがネット情報だけでは怖すぎる。
徐々に暑くなり、水の消費が激しい。異常に喉が渇くのは身体変調のサインか?
最後は怒涛の激下りで15:00前に下山完了。
ほぼ一日ご一緒させていただいた新潟の方、ありがとうございました。またどこかで。
梅花皮荘で汗を流す。
ホールに警察の方がいたのでテントの話を伝える。これと関係あるかどうかはわからないが翌日のネットニュースで4日前下山予定の被捜索者の方はこの日、大グラ登山口付近で無事発見されたと知る。遭難した認識はないと。もの凄いバイタリティーに驚愕しました。良かったですね。お疲れ様でした。