大菩薩嶺・鶏冠山・大マテイ山

出典: Wikipedia

大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市(旧塩山市)と北都留郡丹波山村に跨る標高2,057mの山である。 【概要】 奥秩父山塊に位置し、大菩薩連嶺の主脈を構成している。日本百名山の一つに選ばれている。 深田久弥や木暮理太郎などは、その著書に大菩薩岳(だいぼさつだけ)と表記している。 名称の由来は、源義光(新羅三郎義光)が後三年合戦の際に軍神の加護を願い「八幡大菩薩」と唱えたこと、また、観音菩薩が祀られていること、などのいわれがある。 大菩薩嶺山頂は樹林帯のため眺望はない。そのため、大菩薩嶺のみを目指して登ろうという者は少なく、多くの登山者は大菩薩峠とセットで登っているようである。 【登山コース】 ・裂石 - 上日川峠 - 大菩薩嶺(登り約4時間、下り約3時間) 上日川峠に無料駐車場があり、マイカーまたはタクシー、季節限定バスで入ることができる。 ・裂石 - 丸川峠 - 大菩薩嶺(登り約4時間、下り約2時間30分) ・小菅 - 牛ノ寝通り - 榧ノ尾山 - 石丸峠 - 大菩薩峠 - 大菩薩嶺(登り7時間、下り約5時間30分)

このエリアについて

掲載されている山

大菩薩嶺, 鶏冠山, 大マテイ山, 鶴寝山, 丸川峠

  • 大菩薩嶺

    標高 2057 m

    山梨県の甲州市と丹波山村の境界に稜線を延ばす大菩薩連嶺の最高峰。路線バスが走る上日川峠を起点にすれば初級者でも無理なく周回できるため、初めての日本百名山として人気が高い。深田久弥の『日本百名山』では最高点を大菩薩岳として紹介しているが、現在は大菩薩嶺と呼ぶのが一般的だ。この山頂はコメツガ林に覆われて展望が開けないものの、大菩薩嶺と大菩薩峠を結ぶ草原状の稜線は花の多いのびやかな道が続き、富士山を眺めながらの山歩きが楽しい。明治~昭和の小説家、中里介山の未完の大作『大菩薩峠』は、山小屋・介山荘の立つ大菩薩峠でのある事件から始まる時代小説で、峠西側の勝縁荘(建物のみ残る)は中里介山や深田久弥にゆかりのある山荘だ。

  • 熊沢山(くまさわやま)は、山梨県甲州市と小菅村の境に位置する標高1978mの山である。黒川鶏冠山から日本百名山・大菩薩嶺を経て、牛奥雁ヶ腹摺山・ハマイバ丸・滝子山へと続く大菩薩連嶺は、近年「甲州アルプス」と呼ばれ富士山を正面に縦走できることから人気がある。熊沢山はこの稜線が牛ノ寝通りが合流する石丸峠の北・介山荘のある大菩薩峠の南に座している。詳細は大菩薩嶺を参照。
 https://yamap.com/mountains/178

  • 天狗棚山

    標高 1957 m

    天狗棚山(てんぐだなやま)は、山梨県甲州市と大月市の境に位置する標高1957mの山である。黒川鶏冠山から日本百名山・大菩薩嶺を経て、牛奥雁ヶ腹摺山・ハマイバ丸・滝子山へと続く大菩薩連嶺は、近年「甲州アルプス」と呼ばれ富士山を正面に縦走できることから人気がある。天狗棚山はこの稜線が牛ノ寝通りが合流する石丸峠の南に座しており、小金沢山へと続いている。詳細は小金沢山を参照。
 https://yamap.com/mountains/14781

  • 大蔵高丸

    標高 1778 m

    大蔵高丸(おおくらたかまる)は、山梨県大月市と甲州市の境にある山。標高は1781メートル。山梨百名山の一つ。 大菩薩嶺から南側へ続く尾根筋を小金沢山稜又は小金沢連嶺と呼び、その主峰となる小金沢山から、牛奥ノ雁ケ腹摺山、黒岳、白谷ノ丸、湯ノ沢峠と経て当山に至る。 山名は、甲州市側にある大蔵沢の上流にある高い山という意味で、丸(マル)は朝鮮語の峰を指すことばと言われる。 甲斐国志では甲斐の国の東の鎮めを「初鹿野山」としているが、この初鹿野山とは当山から南の大谷ヶ丸にかけての一帯のことだと言われる。 山頂は、南側のハマイバ(破魔射場)と共に富士山の眺望に優れる秀麗富嶽十二景の一つとして選ばれている。 登山口の湯ノ沢峠から当山の山頂、南側のハマイバにかけては花の美しいコースとして知られる。

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