麦草岳・木曽前岳・木曽駒ヶ岳(西駒ヶ岳)・宝剣岳・中岳・将棊頭山・茶臼山

2020.08.16(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 23
休憩時間
49
距離
25.1 km
のぼり / くだり
2567 / 2570 m
1
3 16
46
19
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13
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活動詳細

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甲斐駒から中4日で今度は木曽駒に。 今期はコロナ禍のため山小屋やテント泊はやめ、日帰り山行だけにしようと決めた。ただ、日帰りと言っても一度にできるだけ多くの山を楽しみたい。 ということで、福島Aコースからスタートし、茶臼山コース(福島Bコース)で下りてくるルートととしてみた。長いように見える下山後の移動(B→A)は、調べてみると1時間弱だった。とは言っても、今回も20kmを超える長い道のりだ。 午前3時少し前に準備を整えていると、快晴の空にはたくさんの星が光ってきれいだった。 早速真っ暗な森の中に入る。一人で歩くのは心細いので、スマホで音楽を鳴らしながらただ黙々と歩いた。 歩き出して2時間以上が経過し、すっかり周りは明るくなった頃に6合目に到着。ここから道はトラバースしてBコースに合流するのだが、ここから麦草岳までは分かりやすい尾根が伸びている。どこかでここからダイレクトに麦草岳に登っている報告を見たような気がして、自分もこの尾根から山頂を目指そうと考えた。よく見るとやはり何となく踏み跡らしいのもある。 しかしこれが大きな失敗だった。進んでいくと途中で踏み跡はなくなり、ハイマツ地獄の中で身動きが取れなくなってしまった。既に相当なところまで来ているし、何とか先に向かいたいが背丈をゆうに超える濃い藪はとても簡単に入っていけるようなものではなかった。諦めて来た道を戻ろうと地形図を見ると、西側から延びる登山道らしい破線が現在地の少し先で合流することになっている。意を決して3歩進んで2歩下がる、悪戦苦闘しながら牛歩で先に進んだ。 地形図の破線は何とか生きていた(ルートらしい跡と朽ちかけた看板あり)。 一見、草に覆われてルートには見えないような道だが、よく見れば進む方向が分かるからそれだけでも助かる。さらに進むとかなり前に付けられたと思われる色褪せた赤布(テープ)もあった。 こうして何とか長い長い登りに耐えて麦草岳に到着。苦労したせいか山頂は地味に感じた。 せっかくここまで来たので、ここからは今は廃道になっている牙岩を経由する稜線の道を進んだ。これまでの道よりは随分歩きやすくなったものの、やはり既に一般道ではない。ところどころ崩壊が進んでいて危険箇所も多い。ただ、ネット上で危ないと言われていた牙岩のハシゴはアルミ製の新しいものに代えられていた。 その後、無事に木曽前岳に出て一般ルートに合流。 木曽駒登頂後、パスするつもりだった(きっと渋滞だろうと思って…)宝剣岳にも快晴に乗せられて登頂(やはりキャーキャー言って進まない女性がいて大渋滞でした)し、帰りに中岳山頂で初めての大休止。改めて素晴らしい天気と景色。ここ数年でここまで晴れたのは数えるほどしかない(決して雨男ではない)。ずっとその場で景色を楽しみたかったが、まだまだ先は長いため先を急ぐ。 中岳からはひたすら茶臼山へ向かって快適な稜線を歩く。途中、稜線から見る木曽駒、宝剣岳はとても素晴らしく、写真を撮る時間が増えてしまった。茶臼山からの樹林帯の下りは、これまで絶景を見ていたこともあって退屈でペースを上げて下りたかったが、さすがに脚が疲れてきていたのでゆっくりと下った。 今回も10時間、20kmを超える長い山行だったが、やはり快晴だと気分も違い、疲れ方も全然違った。 ちなみに、最期の渡渉(橋がない)は、ここのところ雨も降っていないので、あわよくばと思ったがやはり石に飛び移るのは無理だった(水量が思ったより多い)。 気持ちよく水に浸かったあと、しばらくしてBコース駐車場に到着、さらにそこから別荘地の中を約50分歩いて今回の山行を終えた。

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