祖母傾完全縦走周回

2024.09.15(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
15 時間 48
休憩時間
1 時間 27
距離
37.7 km
のぼり / くだり
3732 / 3730 m
4
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43
26
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活動詳細

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祖母・傾・大崩山系のグレーディングで最難関の祖母傾縦走路、推奨は二泊三日だけどテント持ってないし距離的に日帰りも不可能じゃないしで前々から狙ってた限界突破コース ここ最近、限界突破が目覚ましい山友にトレーニング代わりということで誘われたので、この機会に初チャレンジしてみた スタートは健男社という神社、この登山口以外はルート上通らないので最短にするならここ以外には無し、回る方向は東でも西でもいいけど今回はメジャー?な西回り、祖母山始まり傾終わりの回り方で 予報では台風の影響で天気が悪そうな週末ではあったけど、昼からは晴れる予報(てんくら)だったので雨の上がった日の出後にスタートにした しかしながら下山は日没後になること間違いなしなので、普通であればもっと早くに出発して日没前に下山したいところ、傾山から真っ暗の中で下山するのはかなり危険なので遅くなる時は要注意 実際今回は日没後、しかも天気予報は外れて雨の中で傾山からの下山だったので、滑る枯沢下りやら増水の渡渉などかなりやばい状況で最後まで気を抜けなかった スタートは6時半、健男社の横にある登山口から入る、登山口の横に住んでる人には危ないから気をつけてと声をかけて貰ったけど、まさしくその通りでした 登山口は草が生い茂って藪漕ぎ状態、短パンだったので足は傷だらけ、いきなり祖母の洗礼を浴びる 山に入るといつもの里山風景、尾根のてっぺんまで一気に急登を登る、尾根から先は障子岩を経由して祖母山を目指す、尾根からは縦走路が一望出来る、はずだけどまだ天気は良くならず真っ白な風景しか見えず この祖母まで続く尾根、とにかく長くて延々とアップダウンの繰り返し、まだ一つも山頂踏んで無いのに2,3登ったぐらいにもうすでにお腹いっぱい そんなこんなで祖母山九合目小屋についた頃には天気はさらに悪化し雨が降り始める、小屋には先客もいて静岡から来られてる方達も、残念ながら今日は景色見られないけどまた来て下さい 水場で補給して祖母山頂へ、人も少なく静かな山頂、周りは真っ白、まぁ今日は景色目的では無いので良しとする、ここまで登山口から10kmでだいたい1/4、まだまだ長い長い 祖母からは障子岳、古祖母とメジャーな縦走路、ただこのルートは岩場ありハシゴ、縄場あり危険箇所多いので雨の日は滑りやすく特に要注意 ガッツリ降って稜線へ、登り返して障子岳ほ通り抜ける、また降って登って古祖母へ到着、だんだん雨が強くなってきた、お腹も空いたのでちょいと補給して後半戦へ備える ここから傾山までの縦走路へ移る、ここは一回通ったことがあるのでなんとなく覚えてる、本谷山と笠松山の2山を超えていく上、15km近いかなり長い道 古祖母を降って雨の降る森を早歩きで進む、険しくは無いけど地味に脚にくるアップダウン、濡れた草で靴の中も水浸し、日も照ってないのでなかなか乾かないし全身濡れてるので風が吹くとだいぶ涼しい、もう秋の雰囲気を感じる 本谷超えて笠松超えて、延々と変わらない景色に飽き始めた頃、九折越へ到着、小屋は誰もいないけど少し雨宿り 残る傾山、登りはあっという間、雨で滑る岩場をガッツリ登って大荒れの傾山頂へ到着、真っ白な山頂はいつもの絶景も全く無し、時間は18時半なので日は暮れて少しずつ暗くなってきた 長い縦走路もあとは降るだけ、しかしここからがまた長い、真っ暗な中で雨に濡れた岩場を慎重に降らないといけないので、ナイトハイクするならコースタイムより長めにみとかないと危険 降りも雨なので三坊主ルートは使わない、晴れた時に取っておこう、雨も強く水が流れる斜面で滑ってドロドロになりながらもピンクテープを探しながら確実に進む 三ッ尾からは枯沢を上がったり下がったりしながらあっち行ったりこっち行ったり、明るいとまだ分かりやすいのかも知れないけど暗いと全然ルートが分からない、テープ見失ったらマップで方向を確認、これをずっと繰り返して少しずつ進む、もし外れてそのまま行くと帰って来れなくなるかも 精神的にも疲れた状態にこの道はものすごいハードなので、逆回りでもいい気がするけどそこは時間を考えてアレンジを 三ッ尾からの降りも終盤に差し掛かった頃、渡渉スポットが出てきた、川は雨で増水、石も沈んでいて濡れずに渡るのは無理ぽい、足を突っ込んで渡る、すでに濡れてるけどやっぱ川は冷たい 渡渉ポイントをいくつか超えてようやく九折登山口まで帰還、滑りまくったけど大きな怪我も無し、ただ雨の日にはもうこのルート使わない 登山口には洗い場もあったので靴を洗う、時に初めて気づくがヒルがいっぱい、どこそこ水に突っ込んでるからどこで付いたかはわからないけど雨の日はどこにでも出る山域なんかなと思う、ゲイター付けてたらだいぶマシだったので出来るなら付けておきたい 最後はロードを走ってスタート地点へ戻ってきた、朝もだけど夜も誰もいない、縦走以外ではあんまり使われない登山口なんかな 今回の縦走周回はルートに険しい場所もあって、さらに距離も獲得標高もそこそこあるからスタート時間はよく考えた方がいいと思う、ナイト+枯沢+降りは遭難もあり得るレベルなのでおすすめはしない、最後に体力と気力を1番使った気がする、経験はものすごい身になったけど、それ以外はペース配分、補給をしっかり、出来れば一泊以上で計画しましょう。

メンバー

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