白峰三山縦走 3泊

2024.04.27(土) 4 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 33
休憩時間
48
距離
15.1 km
のぼり / くだり
2175 / 974 m
3 15
3 5
DAY 2
合計時間
16 時間 3
休憩時間
8 時間 23
距離
8.2 km
のぼり / くだり
1534 / 795 m
1 4
2 38
1 55
DAY 3
合計時間
11 時間 41
休憩時間
2 時間 26
距離
9.7 km
のぼり / くだり
741 / 1911 m
DAY 4
合計時間
2 時間 51
休憩時間
8
距離
6.9 km
のぼり / くだり
262 / 1093 m

活動詳細

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GPSが所々飛んでいるところがあります。ご容赦ください。 奈良田⇒あるき沢⇒池山小屋(1泊目)⇒北岳⇒間ノ岳⇒農鳥小屋(2泊目)⇒農鳥岳⇒奈良田 の2泊3日で予定を計画していた。 総重量はテントとカメラ込みで22kg強! 相方に食料を持って貰ってるのに重すぎる😱 水は途中補給しながらの予定だったので2.5L 相方は料理用も込みで4L 1日目 雨がやみ始めた頃に山行スタート ゲートを突破して、あるき沢までひたすら舗装路を歩く 舗装路はこのために持ってきたランシューで攻略 あるき沢からの登山道は等高線を垂直にぶった切る急登が続く 所々に倒木があり、跨いだりくぐったりして攻略 ピンクテープがしっかりある為迷うことなく進むことができた 池山避難小屋では、翌日に北岳アタックを控えた先客の方々で大盛況 小屋が満員+テントが数張で楽しく過ごすことができました。 YAMAP上の水場に水はなく、メモに書かれている地点まで道なき道を進むとあるらしい 水はまだ余裕があったので、北岳手前で雪を融かすことにした この日はよさげな場所にてテント泊、17時過ぎに北岳の方から韓国の2人組が下りてきた 我々とは逆ルートで白峰三山縦走をしているそう 2日目 2時過ぎに起きて、荷物撤収&少し開けている場所で星空を撮影、月が出ている割には結構よく撮れた! 城峰までは少し道に迷いながらも順調に進んだ そこから所々で雪が残る道が出てくるもまだアイゼンは着けずに進む ボーコン沢ノ頭ではすっかり日が出ていて、ド快晴のいい天気 湯を沸かして朝食を摂る 池山小屋で一緒だった方々も続々と合流してきた アイゼンは八本歯ノコル手前の雪がついた斜面から使用 斜度もそこまでなく雪も柔らかかったので先行した方の道をトレースしながら攻略 八本歯ノコルは基本的には雪は残っていないが数か所雪が残っていて少し怖いところもあった 北岳と縦走ルートの分岐にて荷物をデポ アイゼンピッケルカメラ水の装備で北岳アタック! 荷物がなくなり羽が生えたかのような体の軽さ しかし、北岳までの道のりは険しく雪トラバース道あり、正規ルートのわからないガレ場あり 北岳で小休憩をして分岐まで下山、ガレ場は下山の時の方が怖かった 分岐地点にて雪を融かして水を補給、 雪⇒水⇒煮沸 この工程に結構時間をとられた 水の状態まで融かせたら浄水器を通すでもよかったのかな 出発するときには既に13時過ぎに、、、 北岳下山中に見えていた北岳山荘目指して出発! この時はまだこの日のゴールを農鳥小屋に見据えていた しかし、15時手前に北岳山荘に着くころにはその元気は完全になくなっていたため北岳山荘の避難小屋に1泊することに 北岳山荘の避難小屋は二重扉がしっかりついていて、部屋の中に椅子あり机ありで快適に過ごすことができた 同じルートで縦走する予定の方と楽しく一晩を過ごした この時の翌日の水を作るためにひたすら雪を融かしていたら20時くらいになってしまった。 数枚、星空を写真に撮って就寝 3日目 下山を目標にスタート この日は初めから最後まで1日中アイゼンをつけた状態で移動 中白根山の手前にはトラバース道もあった 中白根山の山頂にてちょうど日の出を迎えることができ、絶景を堪能することができた。 休んでいなかったら見れなかった景色! そこから3,055mのピークの脇の岩場を通りながら進んでいく。 間ノ岳の直前にて50~60度の雪壁に行く手を阻まれた 他の回避ルートを探すもなく、この雪壁にアタックすることに まだ日が昇り切っていないこともあり雪も硬かった 雪山経験豊富な相方に先行してもらい一歩一歩着実に登っていった ピックの部分を雪壁に突き刺しながら登るダガーポジションをとらないと登れない急斜面だった この時、前爪があるアイゼンを持ってきてよかったと心の底から思った 今回の縦走を通じて、一番死の危険と隣合わせになった場面だった 場所は2024.04.29(月) 06:23の10分休憩を取っている直前です 雪の状態、登っている時間帯によっても難易度は変わると思うので一概には言えませんが十分注意してください そこからは雪道あり岩道ありで間ノ岳に到着 間ノ岳山頂は日が完全に昇っていてこれまた絶景だったが、風が強くほぼ滞在せずに通過 そこから、見えている農鳥小屋に向けてひたすら下山、道中は雪道1~2割程度であとは岩道をアイゼンで進んだ 農鳥小屋に着いたのは8時過ぎでYAMAP標準コースタイム3時間より+1時間かかってしまった。 しかし、かかった時間やルートの難易度を考えると2日目は北岳山荘で休んで正解だったといえる 2日目にここまで来ようとしていたら+1時間では済まない道のりだったと思う 農鳥小屋は完全に雪に埋もれていたテン場と思われる場所も雪がついていた。 そこで少し休憩を取り、農鳥岳に向けて出発 何か所か雪トラバースや雪面の直登をこなしながら進んでいき西農鳥岳直前で本日2回目の最難関ポイントに阻まれた 夏の正規ルートは雪に覆われており、急斜面のトラバースでミスったら奈落行きだったので断念した 回避ルートとして、ロープなしでできるロッククライミングを荷物を持って攻略した いろいろな山を経験している相方曰く、ロープなしで登れる最難関クラスの難易度らしい 途中、浮石じゃないことをしっかり確認してから掴んで体重をかけた岩が浮石だったときは肝をひやした そのポイントを超えて少し下ると夏正規ルートに合流した、合流箇所ではこちらの道に×の印があった、 確かに少しルートっぽい獣道になっていた、おそらく他の厳冬期、残雪期登山者もこちらの道を通っているからだろう そこからは危険な個所はなく農鳥岳に到着、到着は昼手前であったが、数々の難所があり疲れ切っていた 広河内岳分岐(鐘があるところ)までは雪山ならではのスキー場のような斜面をケツで滑って楽しめた ひたすら下山をしていき標高が低く、樹林帯に入ってくると雪が残った急登ルートをひたすら下山する行程 雪のおかげで膝への負担が少ないが、埋もれたりバランスを崩しそうになったりと体力はメチャメチャ持っていかれた そのせいで北岳山荘で作った雪融かし水もどんどん消費してなくなってしまった。相方に分けて貰い大門沢小屋まではつないだ 樹林帯を超えると、雪解け水でできただろう沢の源流の脇をひたすら下った、何度か靴がびしょびしょになりながら沢越えもした 大門沢小屋に着いた時には16時前になっていてもう3時間強(YAMAP標準コースタイム)かけて下山する元気は残っていなかったため そこの小屋で一泊することに、大門沢小屋は湧き水、トイレ、避難小屋の設備がしっかりしていて快適に過ごすことができた。 しかし、我々が持ってきていたジェットボイルは雪を融かすのに使いきっていたため、 大門沢小屋から西農鳥岳をピストンしていた方からお湯を頂いて夕食を食べた。 そして、ゆっくり休憩をしていると19時過ぎに北岳山荘でご一緒していた方も到着した 少し到着が遅かったので心配をしていたがあの数々の難所を突破することができたみたいで良かった 聞くところによると西農鳥岳直前のポイントは夏道にかかった雪の急斜面をトラバースしたみたい あの斜面、落ちた先が奈落なことを考えるとものすごいし恐ろしい 時間がかかったのは農鳥小屋付近で少し昼寝をしていたからだそうで、恐らくその原因は北岳山荘で20時過ぎまで我々に 付き合わせてしまったからだろう ごめんなさい 4日目 忘れ物チェックをして出発したが、応急処置キットとサングラスを大門沢小屋に忘れたことを 下山してから気づきました。応急処置キットはいろいろ入っていたのでやっちまった。 小雨でのスタート、ザックカバー&レインウェアを着たがすぐに雨はやんだ 天気予報では強烈な雨予報だったので晴男なのかもしれない 道は普通の夏ルートと変わらずだったためアイゼンの必要は全くなかった。 途中倒木が何か所かあり、跨いだりくぐったり回避したりして攻略した。 小雨が降ったおかげかで新緑の広葉樹がとてもいい香りで気分よく下山することができた 最後まで来ると工事で道が少し変わっていたり、結構揺れる吊り橋を渡ったりでいろいろあったが、 完全な人工物なので何ら怖いことはなかった 出発した時のゲートが目に入った時にはようやく帰ってきたという安堵感に包まれた。 追加で1泊したこともあり午前中だったので温泉&ステーキを決めて家路についた。 大門沢小屋にてお湯を提供してくださった方、ありがとうございました。 お陰様で3日目夜に温かいご飯を食べることができました。 スタートからゴールまで一緒のルート&日程の方、ご一緒できて楽しかったです。 いろいろな経験などのお話とても興味深かったです。 また、同じ日程で同じルートを攻略している人がいるというのはとても心強かったです。 ありがとうございました。また、近畿圏の山で再開した時はよろしくお願いします! 相方、何から何までありがとう。互いに20kg強の荷物は初だったけど、 1日目、2日目の夕食&調理用の水、ガスをすべて持ってくれてありがとう。 雪山初心者だったので装備やルートは頼りっぱなしだったし、体力的にずっと限界だったけど支えてくれてありがとう 1人じゃ絶対に乗り越えられなかった縦走だった。

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