川俣尾根〜鹿鳴山 静寂の南八ヶ岳

2024.04.13(土) 日帰り

活動データ

タイム

13:10

距離

14.3km

のぼり

978m

くだり

977m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 10
休憩時間
1 時間 53
距離
14.3 km
のぼり / くだり
978 / 977 m
3 57
9 4

活動詳細

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昨年5月中旬、三ツ頭直下でハイマツ&シャクナゲの大藪漕ぎをした川俣尾根。残雪期の今、薮は雪で埋まっているであろうことを期待して、よかさんと再びチャレンジしてきました。 今回もう一つの大きな目的としては、その時下降路で歩く予定だった南東の支尾根を下ること(昨年は藪漕ぎに苦戦して時間切れとなり、帰りは天女山への一般ルートで下山)。 私にとっては登りも下りもほぼバリエーションルートという初めての体験で、登山者には誰にも会わず、南八ヶ岳の静寂と山深さにどっぷりとつかる山行になりました。  早朝5時から行動開始。5月はクモイコザクラをはじめとして花盛りの地獄谷を、渡渉を繰り返しながら進みます。 春の花はまだ見られないかなと諦めていましたが、前日たまたま麦草ヒュッテのInstagramでウスギオウレンが咲いていることを知り、ダメ元で探しながら歩いていたら運良く発見することができました! 出合小屋の先、3つの沢の出合の標識から川俣尾根に取りつきます。取り付きの岩は脆く前回も今回も落石を起こしかけたので、登られる際は十分に注意してください。 樹林帯の急登では徐々に雪が見え始め、腰まで踏み抜くなどはなかったのですが、膝くらいまで埋まることもあり、残雪に苦労して時間がかかってしまいました。 1850mの出合小屋から2時間半かけて、ようやく2300m地点・尾根のジャンクションに到達。 ダケカンバの木立から深い谷を隔てて、権現岳バッドレスの岩壁やキレット縦走路が間近に迫り、その迫力に圧倒されました。 権現岳の表情もいつも見るのとは全く違い、南八ッの新たな一面を知ったような気がして、深いところから悦びが湧き上がってきました。 しかし、この時点で時刻は12時近く。前回は10時すぎにこのピークに到着していました。渡渉と残雪により、思ったよりも時間がかかってしまったようです。 下りで歩く未知の尾根のことを考えても、これ以上進むのは時間的に厳しいと判断。展望を得るために少し先まで進んで、引き返しました。 下山はいよいよ、川俣尾根から南東方向、八ヶ岳牧場に伸びる支尾根を進みます。 川俣尾根ではピンクテープを僅かに見かけましたが、この尾根はほとんど人が入っていないよう。しかし、明瞭な獣道があり、鹿のフンがまるで絨毯のようにぎっしりと落ちていました。 緩やかなアップダウンを繰り返しながら2101m、2032m、1960mと3つのピークを踏んでいきます。 ひたすら樹林の尾根かなと思っていましたが、ところどころ熊笹の草原が現れて展望がひらけ、巨大な三ツ頭や双耳峰のような権現岳、ピラミタルな赤岳など、今まで見たことのない南八ヶ岳の展望がこの尾根からも得られました。 2032mピークには「鹿鳴山(しかなきやま)」という味わい深い山頂標識があったのも嬉しいことでした🦌 1960mピークを過ぎると、尾根が広くなり不明瞭となります。よかさんが後ろでGPSを確認し、方向を指示しながら進みますが、尾根を歩いていると思ったのに途中で消えて、ふと見ると今度は左に現れたり…。 途中、険しい岩尾根を降りなければならない箇所もあり、時刻は15時をまわっていたので、冷や汗が出ました。 それでも、よかさんの冷静なルーファイと下降のアドバイスにより無事に通過。  目指すは八ヶ岳牧場の横断歩道ですが、渡渉が厄介な地獄谷に降りてしまわないよう、細心の注意を払いました。 17時前になんとか八ヶ岳牧場に出ると、夕刻に照らされた南八ヶ岳が神々しくも優しい表情をしていて、まるで旧知の友のように感じました。 美濃戸の西面の活気もいいけれど、あぁ…私はやっぱり南八ッの東面の静けさが好きだと、改めて思いました。 汗みどろで必死に歩いた一日でしたが、時間が経つに連れて、密度の濃い深い山行だったなぁと、徐々に心に沁み入るような感覚を味わっています。 同時に、渡渉、残雪歩行とピッケルの活用、ルートファインディング、野生動物への対応、日没が迫る中いかに冷静に心を保つか…今回は総合的な山力が試される山行で、まだまだよかさんについていくばかりでしたが、大変良い経験をさせていただきました。 今後ソロで山を歩く時も、この山行で学んだことを大いに生かしていきたいと思います。 今回がおそらく積雪期最後の山行。心に残る、とても充実した冬山シーズンとなったように思います。 よかさん、ありがとうございました! ※ルートの拙い説明もかねて、長い日記となってしまいました🙇‍♀️

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 金曜夕方、あずさの車窓から📷
金曜夕方、あずさの車窓から📷
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今回もよかさんのヒュッテにお世話になりました。
ヒュッテの蔵書には新たにルカさんが作成されたフォトブックが加わり、拝見できることを楽しみにしていました。
ルカさんのオラホの山や自然の美しい色彩、お子さん達との幸せな山の記録に、目頭が熱くなりました。ルカさんのみずみずしい感性とセンスの良さが感じられました。
そして、私も子ども達との山の時間を大切にしたいと思えました。ありがとうございます😊
今回もよかさんのヒュッテにお世話になりました。 ヒュッテの蔵書には新たにルカさんが作成されたフォトブックが加わり、拝見できることを楽しみにしていました。 ルカさんのオラホの山や自然の美しい色彩、お子さん達との幸せな山の記録に、目頭が熱くなりました。ルカさんのみずみずしい感性とセンスの良さが感じられました。 そして、私も子ども達との山の時間を大切にしたいと思えました。ありがとうございます😊
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして、ルカさん・よかさんを通じて、北八ッ彷徨の山口耀久さんが今年1月に亡くなられたことを知りました。98歳だったそうです。
ご冥福をお祈りするとともに、昨年秋、3人で北八ッ彷徨をやることができ、本当に良かったと思いました。山口さんの存在を確かに感じた山行でした。
来月、追悼登山を北八ッでやりましょうと話し合っています。
そして、ルカさん・よかさんを通じて、北八ッ彷徨の山口耀久さんが今年1月に亡くなられたことを知りました。98歳だったそうです。 ご冥福をお祈りするとともに、昨年秋、3人で北八ッ彷徨をやることができ、本当に良かったと思いました。山口さんの存在を確かに感じた山行でした。 来月、追悼登山を北八ッでやりましょうと話し合っています。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 翌朝、5時に美し森駐車場を出発です。
ずいぶん日が長くなりました。
(よかさん撮影)
翌朝、5時に美し森駐車場を出発です。 ずいぶん日が長くなりました。 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 美しい日の出。長い1日のはじまりですね
(よかさん撮影)
美しい日の出。長い1日のはじまりですね (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 開けた場所から、南八ヶ岳のモルゲンロードを拝みます
開けた場所から、南八ヶ岳のモルゲンロードを拝みます
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 春らしい柔らかな南アルプスも素晴らしかった
春らしい柔らかな南アルプスも素晴らしかった
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 昨年歩いた時、前方に子鹿が飛び込んできて、その勢いで首を折り、苦しんでいる場面に出会いました。約10ヶ月ぶりに訪れたその場所には、子鹿と思われる骨がありました。
やはり助からなかったのですね。
ひとつの小さな命が確かに存在し、そしてこの場で天に召されていったことを想いました。
昨年歩いた時、前方に子鹿が飛び込んできて、その勢いで首を折り、苦しんでいる場面に出会いました。約10ヶ月ぶりに訪れたその場所には、子鹿と思われる骨がありました。 やはり助からなかったのですね。 ひとつの小さな命が確かに存在し、そしてこの場で天に召されていったことを想いました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 空は雲ひとつないブルー。
地獄谷に近づくに連れ、空気はひんやりとしてしてきましたが、春の柔らかさも感じられて嬉しい
空は雲ひとつないブルー。 地獄谷に近づくに連れ、空気はひんやりとしてしてきましたが、春の柔らかさも感じられて嬉しい
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 地獄谷の入り口にある、赤い目をした鹿の頭蓋骨と標識。掛けてあった木が折れていました。
よかさんが持参されていた銅線で、丈夫な木に掛け直そうと奮闘中。
地獄谷の入り口にある、赤い目をした鹿の頭蓋骨と標識。掛けてあった木が折れていました。 よかさんが持参されていた銅線で、丈夫な木に掛け直そうと奮闘中。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) これで分かりやすくなりました!
この赤い目の頭蓋骨と標識が、地獄谷の象徴ですし、ゾクゾクする気持ちを高めてくれます。
よかさん、ありがとうございます✨
これで分かりやすくなりました! この赤い目の頭蓋骨と標識が、地獄谷の象徴ですし、ゾクゾクする気持ちを高めてくれます。 よかさん、ありがとうございます✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 地獄谷の両側は、水の滴る大岩壁。
苔も生き生きしていて、クモイコザクラをはじめとした花の宝庫です
地獄谷の両側は、水の滴る大岩壁。 苔も生き生きしていて、クモイコザクラをはじめとした花の宝庫です
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳から旭岳にかけて、残雪のキレット縦走路が素晴らしかった。
昨年5月はあそこを歩きたいと強い憧れの気持ちで眺めていたけれど、今はあの縦走路を確かに歩いたんだなと、感慨深い思いで眺めていました。
権現岳から旭岳にかけて、残雪のキレット縦走路が素晴らしかった。 昨年5月はあそこを歩きたいと強い憧れの気持ちで眺めていたけれど、今はあの縦走路を確かに歩いたんだなと、感慨深い思いで眺めていました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 圧巻の大岩壁。
登山者はもちろん私たちだけ。
とても静かです
圧巻の大岩壁。 登山者はもちろん私たちだけ。 とても静かです
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 渡渉を何度繰り返したことか。
水量が多めで、苦戦しました💦
渡渉を何度繰り返したことか。 水量が多めで、苦戦しました💦
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) あれは赤岳の大天狗ですね!
あれは赤岳の大天狗ですね!
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 渡渉箇所にはところどころ石が積んでありました
渡渉箇所にはところどころ石が積んでありました
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) よかさんがこのように石を置いて、ステップを作ってくださいました。ありがとうございます
よかさんがこのように石を置いて、ステップを作ってくださいました。ありがとうございます
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) かわいこちゃん達も忘れずに📷
かわいこちゃん達も忘れずに📷
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 徐々に残雪が現れてきました。
雪の照り返しで暑い😵
徐々に残雪が現れてきました。 雪の照り返しで暑い😵
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 大天狗と赤岳の本峰でしょうか。
赤岳も見る角度によって違った表情を見せてくれますね
大天狗と赤岳の本峰でしょうか。 赤岳も見る角度によって違った表情を見せてくれますね
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ちいさな雪の中庭🌿
ちいさな雪の中庭🌿
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今回は地獄谷でウスギオウレン(薄黄黄蓮)に出会うことができました✨
今回は地獄谷でウスギオウレン(薄黄黄蓮)に出会うことができました✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 似た花にセリバオウレン(芹葉黄蓮)がありますが、ウスギオウレンの場合は花が黄色で、顎片がこのようにねじれているのが特徴だそうです。
(よかさん撮影)
似た花にセリバオウレン(芹葉黄蓮)がありますが、ウスギオウレンの場合は花が黄色で、顎片がこのようにねじれているのが特徴だそうです。 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 昨年5月は、三ツ頭山頂直下で出会いましたが、今回は地獄谷で✨
希少なお花ですので、撮影地はブラインド🙇‍♀️
とても嬉しい春の出会いでした😊
昨年5月は、三ツ頭山頂直下で出会いましたが、今回は地獄谷で✨ 希少なお花ですので、撮影地はブラインド🙇‍♀️ とても嬉しい春の出会いでした😊
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 地獄谷の標識から2時間半近くかかって、ようやく出合小屋に到着。渡渉に苦戦して時間がかかりました。
地獄谷の標識から2時間半近くかかって、ようやく出合小屋に到着。渡渉に苦戦して時間がかかりました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) こちらに登山届のポストがあります。
小屋は高根山岳会が管理をしているそう
こちらに登山届のポストがあります。 小屋は高根山岳会が管理をしているそう
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 小屋の中。左奥には神棚があります。
ドアの鍵がシンプルに掛けやすくなっていました
小屋の中。左奥には神棚があります。 ドアの鍵がシンプルに掛けやすくなっていました
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 3つの沢の出合となる標識から、いよいよ川俣尾根に取り付きます
3つの沢の出合となる標識から、いよいよ川俣尾根に取り付きます
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 焼きそばパンで気合いを注入!
焼きそばパンで気合いを注入!
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ここが取り付きの斜面。前回は落石を起こしかけたため、まずよかさんが登り、登り終わるまでは私は安全な場所で待機としました。
ここが取り付きの斜面。前回は落石を起こしかけたため、まずよかさんが登り、登り終わるまでは私は安全な場所で待機としました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして私の登り。登り切った後、背後を見下ろした写真です。
登り終える際、頭より大きな石を掴みましたが、その石が動いて私の手の上に乗りました😨そして小さな石をいくつか落としてしまった💦
大きな石も手でかろうじて支えている状態で、恐ろしかったです。
ちゃんと石の状態を確認する、石を掴むのではなく押すという持ち方をしないといけないですね。
私の不注意でしたが、ここは必ず落石を起こすと思っておいた方が良いです。
そして私の登り。登り切った後、背後を見下ろした写真です。 登り終える際、頭より大きな石を掴みましたが、その石が動いて私の手の上に乗りました😨そして小さな石をいくつか落としてしまった💦 大きな石も手でかろうじて支えている状態で、恐ろしかったです。 ちゃんと石の状態を確認する、石を掴むのではなく押すという持ち方をしないといけないですね。 私の不注意でしたが、ここは必ず落石を起こすと思っておいた方が良いです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今日はAllバリエーションの行程なので、気合を入れるためにバンダナを巻いてよかさんスタイル。
(よかさん撮影)
今日はAllバリエーションの行程なので、気合を入れるためにバンダナを巻いてよかさんスタイル。 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) だいぶ登ってきましたが、目指す2300mの尾根のジャンクションは、背後の牛首山と同じ標高。
まだまだ登ります💦
だいぶ登ってきましたが、目指す2300mの尾根のジャンクションは、背後の牛首山と同じ標高。 まだまだ登ります💦
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 残雪はズボッと埋まって想像以上に時間がかかります。木の根元は凍っていて滑りやすく、これはこれで厄介💦
でも私はよかさんの後ろでかなり楽をさせてもらいました🙇‍♀️
残雪はズボッと埋まって想像以上に時間がかかります。木の根元は凍っていて滑りやすく、これはこれで厄介💦 でも私はよかさんの後ろでかなり楽をさせてもらいました🙇‍♀️
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) よかさんがずっとトップでラッセルされていて申し訳なく…
途中で私がトップを変わりましたが、標高差50m登るのも大変だし遅いしへろへろに…
情けない。。
よかさんがずっとトップでラッセルされていて申し訳なく… 途中で私がトップを変わりましたが、標高差50m登るのも大変だし遅いしへろへろに… 情けない。。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 出合小屋から2時間半、やっと2300m地点です。木立からの山々がすごい!
今まで見たことのない表情で、権現岳と分かるのに時間がかかりました。
出合小屋から2時間半、やっと2300m地点です。木立からの山々がすごい! 今まで見たことのない表情で、権現岳と分かるのに時間がかかりました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) うわぁ〜キレット縦走路だ!
深く切れ落ちた権現沢を隔てた、キレット縦走路の東面は大迫力でした。
木々があるのが残念ですが、私が行ける範囲でこれだけ近くでキレットを眺められる場所は、なかなかないですね。
うわぁ〜キレット縦走路だ! 深く切れ落ちた権現沢を隔てた、キレット縦走路の東面は大迫力でした。 木々があるのが残念ですが、私が行ける範囲でこれだけ近くでキレットを眺められる場所は、なかなかないですね。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳が木々に遮られない場所まで降りて、撮影タイム📷
権現岳が木々に遮られない場所まで降りて、撮影タイム📷
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 右の尖りは権現岳東稜(バッドレス)というのだそう。なんて厳しく美しい岩壁なんだろう…
右の尖りは権現岳東稜(バッドレス)というのだそう。なんて厳しく美しい岩壁なんだろう…
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 晴天の空を突き刺すような迫力の峰。
孤高の美しさ
晴天の空を突き刺すような迫力の峰。 孤高の美しさ
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 前回はガスっていたので大展望に感動しきり。
眺めを楽しんだ後は、行動食休憩☕️
前回はガスっていたので大展望に感動しきり。 眺めを楽しんだ後は、行動食休憩☕️
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳を眺められるよかさん。
個人的お気に入りの一枚です😊
赤岳を眺められるよかさん。 個人的お気に入りの一枚です😊
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 痩せ尾根を少し進むと、富士山の展望も得られました🗻
痩せ尾根を少し進むと、富士山の展望も得られました🗻
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この盛り上がりは、下降路で歩く南東の支尾根。その先の八ヶ岳牧場に伸びています🐂🐄
この盛り上がりは、下降路で歩く南東の支尾根。その先の八ヶ岳牧場に伸びています🐂🐄
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 金峰山に抱かれた飯盛山も見えました☺️
金峰山に抱かれた飯盛山も見えました☺️
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ頭は無理でも、前回印象的だったダケカンバと石碑のある広場までせめて行きたくて痩せ尾根を少し進みましたが、時間的に断念。
引き返すことにします。
三ツ頭は無理でも、前回印象的だったダケカンバと石碑のある広場までせめて行きたくて痩せ尾根を少し進みましたが、時間的に断念。 引き返すことにします。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 痩せ尾根は東側が切れ落ちており、斜面はテカテカ。
この感じだと滑落停止はできなさそうですね〜できるかな、とよかさん。怖すぎる😭
痩せ尾根は東側が切れ落ちており、斜面はテカテカ。 この感じだと滑落停止はできなさそうですね〜できるかな、とよかさん。怖すぎる😭
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 2300mジャンクションに戻り、いよいよ未知の尾根へ向かいます。
(よかさん撮影)
2300mジャンクションに戻り、いよいよ未知の尾根へ向かいます。 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 急斜面をズボズボしながら降ります。
歩き方のコツがあり、かかとから足に体重をかけて、踏み抜くことをある程度想定しながら足を動かします。なかなか慣れませんが、意識したら少し歩きやすくなりました。
急斜面をズボズボしながら降ります。 歩き方のコツがあり、かかとから足に体重をかけて、踏み抜くことをある程度想定しながら足を動かします。なかなか慣れませんが、意識したら少し歩きやすくなりました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) まるで登山道のような獣道が続きます。
鹿さん達のメインルートかしら🦌
(よかさん撮影)
まるで登山道のような獣道が続きます。 鹿さん達のメインルートかしら🦌 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 開けた場所からは、巨大な三ツ頭が展望できました。三ツ頭は小淵沢から見ても立派ですが、横から眺めても素晴らしいのですね
開けた場所からは、巨大な三ツ頭が展望できました。三ツ頭は小淵沢から見ても立派ですが、横から眺めても素晴らしいのですね
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 振り返ると権現岳✨
振り返ると権現岳✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 「こんな権現岳は初めて見ます」とよかさんがおっしゃっていて、私も嬉しくなりました。
「こんな権現岳は初めて見ます」とよかさんがおっしゃっていて、私も嬉しくなりました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ頭へ伸びる手前と奥のスカイラインは何の尾根だろう…とよかさんと地図で確認。
天女山一般ルートは前三ツ頭にのびているので違うだろうねと。やはり名もない尾根のようです。
ただ、登るとすると谷を詰めていかなくてはならなかったり、クライミング要素が必要だったりとなかなか大変ですね💦
でも山登りをこんなふうに自由に考えられるっていいなぁ。
三ツ頭へ伸びる手前と奥のスカイラインは何の尾根だろう…とよかさんと地図で確認。 天女山一般ルートは前三ツ頭にのびているので違うだろうねと。やはり名もない尾根のようです。 ただ、登るとすると谷を詰めていかなくてはならなかったり、クライミング要素が必要だったりとなかなか大変ですね💦 でも山登りをこんなふうに自由に考えられるっていいなぁ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 太陽と少しだけ彩雲🌈
太陽と少しだけ彩雲🌈
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 反対側は真教寺尾根の扇山〜牛首山の吊尾根が見事でした。
反対側は真教寺尾根の扇山〜牛首山の吊尾根が見事でした。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) もちろん赤岳も✨
もちろん赤岳も✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 八ヶ岳の盟主の名に恥じない、堂々たる姿です
八ヶ岳の盟主の名に恥じない、堂々たる姿です
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 緩やかに下ってコルに出て、また緩やかに登ると、若いダケカンバと熊笹の広場に出ました。
ここが2101mのピークのようです
緩やかに下ってコルに出て、また緩やかに登ると、若いダケカンバと熊笹の広場に出ました。 ここが2101mのピークのようです
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 春の風が爽やかで、心地よくて。
なんて静かで穏やかな場所だろう…
春の風が爽やかで、心地よくて。 なんて静かで穏やかな場所だろう…
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 春風に、さわさわと熊笹の優しい歌が聴こえた。
なんとなく、北八ッの夕日ノ丘を想いました。
このピークに私が名前をつけて良いのなら、
「春風ノ丘」にしようかしら😊
(よかさん撮影)
春風に、さわさわと熊笹の優しい歌が聴こえた。 なんとなく、北八ッの夕日ノ丘を想いました。 このピークに私が名前をつけて良いのなら、 「春風ノ丘」にしようかしら😊 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 熊笹越しには権現岳ものぞめます✨
熊笹越しには権現岳ものぞめます✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 南アルプスも見えてきました。
北岳が立派だなぁ
南アルプスも見えてきました。 北岳が立派だなぁ
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 再び樹林帯へ。
鹿の糞はたくさんあるけれど、角が落ちていないですね〜と探していたら、あった!

2人で喜んでいたら、前方から鹿にしてはドスの効いた野太い呻き声?が聴こえました…
「鹿ですかね?」「でもこんな低い声じゃないような…」「カモシカでしょうか」「そもそもカモシカって鳴くのかな…」「えっ…じゃあ…何だろう…😨」と言いながら、よかさんは手をたたき、私はホイッスルを鳴らしまくっていました😭🧸
再び樹林帯へ。 鹿の糞はたくさんあるけれど、角が落ちていないですね〜と探していたら、あった! 2人で喜んでいたら、前方から鹿にしてはドスの効いた野太い呻き声?が聴こえました… 「鹿ですかね?」「でもこんな低い声じゃないような…」「カモシカでしょうか」「そもそもカモシカって鳴くのかな…」「えっ…じゃあ…何だろう…😨」と言いながら、よかさんは手をたたき、私はホイッスルを鳴らしまくっていました😭🧸
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 音をさせながら恐る恐る進みます。
2032mのピークは細長かった。
ここがピークかな?と繰り返し、ようやく到着すると、なんと山頂標識がありました!
「ろくめい」と呼ばずに「しかなき」とルビをちゃんと振っているのがいいですね。
まさにその名の通り、鹿さんの山でした🦌
音をさせながら恐る恐る進みます。 2032mのピークは細長かった。 ここがピークかな?と繰り返し、ようやく到着すると、なんと山頂標識がありました! 「ろくめい」と呼ばずに「しかなき」とルビをちゃんと振っているのがいいですね。 まさにその名の通り、鹿さんの山でした🦌
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 鹿鳴山に着くまでに、鹿の角を二本見つけました!どちらも違うオスのよう。角の生え替わりはこの時季に多いようです。
よかさんのお土産となりました😊
鹿鳴山に着くまでに、鹿の角を二本見つけました!どちらも違うオスのよう。角の生え替わりはこの時季に多いようです。 よかさんのお土産となりました😊
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この辺りは等高線が広く、尾根がややわかりにくくなっています。GPSでこまめに方向を確認しながら進みます。
この辺りは等高線が広く、尾根がややわかりにくくなっています。GPSでこまめに方向を確認しながら進みます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 本日3つ目のピーク、1960m地点に到着です。
時刻は15時をまわり、やや急ぎます💦
しかし、ここからの尾根が分かりにくかった…
本日3つ目のピーク、1960m地点に到着です。 時刻は15時をまわり、やや急ぎます💦 しかし、ここからの尾根が分かりにくかった…
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) その後はルートファインディングに苦労しました💦この山行の核心部だった…
軌跡を見ても分かるように、1960mピークからは私がトップとなり、その際尾根からやや右に外れておりました。背後でよかさんがGPSを確認し、方向の修正指示を出しながら進みます。
再びよかさんがトップとなり、少し登り返して復帰するものの、今度は急斜面の険しい石尾根を降りることになり、難儀しました。よかさんがいらっしゃるので大丈夫だと思っていましたが、山中ビヴァークの心の準備も少ししながら下降していました。
写真はやっと岩尾根が終了し、なだらかな斜面に出てほっとしたところ。
その後はルートファインディングに苦労しました💦この山行の核心部だった… 軌跡を見ても分かるように、1960mピークからは私がトップとなり、その際尾根からやや右に外れておりました。背後でよかさんがGPSを確認し、方向の修正指示を出しながら進みます。 再びよかさんがトップとなり、少し登り返して復帰するものの、今度は急斜面の険しい石尾根を降りることになり、難儀しました。よかさんがいらっしゃるので大丈夫だと思っていましたが、山中ビヴァークの心の準備も少ししながら下降していました。 写真はやっと岩尾根が終了し、なだらかな斜面に出てほっとしたところ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この辺りも尾根が広く分かりにくかったです。
獣の匂いがするなと思いましたが、牛のような気もする…牧場が近いのだろうか🐂
この辺りも尾根が広く分かりにくかったです。 獣の匂いがするなと思いましたが、牛のような気もする…牧場が近いのだろうか🐂
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 時刻は16時。安全地帯までもう少し
(よかさん撮影)
時刻は16時。安全地帯までもう少し (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 熊笹を漕いで、開けた場所に出ました!
牧場?
熊笹を漕いで、開けた場所に出ました! 牧場?
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) なんだろうこの道は!
落葉松林の広い砂礫が気持ち良い。
行ったことないけれど、雲取山への石尾根ってこんな感じなのかな。
なんだろうこの道は! 落葉松林の広い砂礫が気持ち良い。 行ったことないけれど、雲取山への石尾根ってこんな感じなのかな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして振り返ると、圧巻の赤岳が!
そして振り返ると、圧巻の赤岳が!
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ピラミタルな牛首山も迫力がありますね
ピラミタルな牛首山も迫力がありますね
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして、17時前になんとか横断歩道に合流!
良かった〜😭
そして、17時前になんとか横断歩道に合流! 良かった〜😭
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 涼やかな夕刻の風と、神々しい権現岳と赤岳。
あなた方の懐で遊ばせてもらいました。
素敵な1日をありがとう。
涼やかな夕刻の風と、神々しい権現岳と赤岳。 あなた方の懐で遊ばせてもらいました。 素敵な1日をありがとう。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 風がいいなぁ
風がいいなぁ
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 柔らかな空に
木々のシルエットが切り絵のよう
柔らかな空に 木々のシルエットが切り絵のよう
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 行きは気づかなかった小さな水たまり。
覗いてみると木立が映ります。
今日という美しい春の1日を、山の静寂を、
逃げないように泉に閉じ込めて📷
明日のわたしに、またつなげていけるように。
行きは気づかなかった小さな水たまり。 覗いてみると木立が映ります。 今日という美しい春の1日を、山の静寂を、 逃げないように泉に閉じ込めて📷 明日のわたしに、またつなげていけるように。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 泉の中の枯葉も素敵でした✨
泉の中の枯葉も素敵でした✨
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 水辺にはクリンソウの葉があちこちに。
あの濃いピンクの可愛らしいお花の開花が待ち遠しいです💕
水辺にはクリンソウの葉があちこちに。 あの濃いピンクの可愛らしいお花の開花が待ち遠しいです💕
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) カラマツの新芽達も😊
(よかさん撮影)
カラマツの新芽達も😊 (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 美し森の駐車場に無事に戻ってきました!
満ち足りた表情をしている私。
密度の濃い、とても楽しい山になりました✨
(よかさん撮影)
美し森の駐車場に無事に戻ってきました! 満ち足りた表情をしている私。 密度の濃い、とても楽しい山になりました✨ (よかさん撮影)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 夕暮れの空は淡い春色
夕暮れの空は淡い春色
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 一応ピークを3つほど踏みましたが、YAMAPのチェックポイントには「出合小屋」しか表示されませんでした😂
よかさんと「日記を書く際、山行タイトルが一番悩ましいですね」などと話していました(笑)
一応ピークを3つほど踏みましたが、YAMAPのチェックポイントには「出合小屋」しか表示されませんでした😂 よかさんと「日記を書く際、山行タイトルが一番悩ましいですね」などと話していました(笑)
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) あずさ乗車前、小淵沢駅の丸政さんで天玉黄蕎麦を滑り込みでいただきました😋
あずさ乗車前、小淵沢駅の丸政さんで天玉黄蕎麦を滑り込みでいただきました😋
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして翌日は子達を連れて地元の水族館へ🐟
無事に新入学・進級を迎えました🌸
そして翌日は子達を連れて地元の水族館へ🐟 無事に新入学・進級を迎えました🌸
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 桜のようなグッピー?に日本酒🍶
粋な展示だなぁ😳
山行となんら関係ない写真ですみません😅
桜のようなグッピー?に日本酒🍶 粋な展示だなぁ😳 山行となんら関係ない写真ですみません😅
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 嬉しいことに、よかさんから自作の竹ペグをいただきました!
これで「雪山ソロテン泊」という来シーズンの冬山の目標がひとつ定まりました❄️

よかさん、今回も大変お世話になりました✨
ありがとうございました!
嬉しいことに、よかさんから自作の竹ペグをいただきました! これで「雪山ソロテン泊」という来シーズンの冬山の目標がひとつ定まりました❄️ よかさん、今回も大変お世話になりました✨ ありがとうございました!

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