『天城山』 神秘的な自然が織り成す森

2024.01.16(火) 日帰り

活動データ

タイム

06:51

距離

8.4km

のぼり

704m

くだり

708m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 51
休憩時間
1 時間 23
距離
8.4 km
のぼり / くだり
704 / 708 m

活動詳細

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宿泊した湯ヶ島温泉から国士峠を越えて天城山ハイカー専用駐車場へ。 今日はここからの周回コース。 八丁池まで行きたいところだが我が家の脚力では難しい… 初めて来る天城山はどんなところかワクワク。 ハイカー専用のトイレは冬季閉鎖中と事前情報通り。 身支度を整えスタート。 天気は快晴で気温は氷点下1度。 毎週の奥多摩登山で慣れたせいかさほど寒くも感じない。 今日のウェアはミレーのドライナミックに山と道100%メリノプルオーバー、ライトアルファジャケットの3枚。 下はアルファタイツに5ポケットパンツ。 結果的には1度も脱ぎ着することなくほとんど汗もかかないベストなレイヤリングが出来た。 妻はStaticのヤクウールが暖かったおかげで登りでヒートアップしていた様子。 歩き始めて森を見ると明らかに見たことのない樹木が生い茂っている。 そして水が流れて登山道が荒れていたり、土が流されて木の根が露出して根こそぎ倒されているのが目についた。 これは一体どういうことだろう? 奥多摩の山や私の知っている範囲の東北やアルプスでは見たことのない光景。 名前の知らない木がたくさんある。 ぐにゃぐにゃと曲がった広葉樹が印象的だ。 天城山といえばヒメシャラやブナということを見たことがあるがそれ以外にも色々な種類の木がある感じで多様性に優れた森なのかも知れない。 そしてこれだけ登山道が削られたり木が倒れているのは雨が多いということか?と考えた。 後で調べたら伊豆は年間の降雨量が非常に多いと知った。 そして強風も吹き付ける。 そんな気候がこの独特な森を作っているんだろう。 途中でブナの森にも出会った。 白神山地に比べるとかなり人の手が入っているけどなんとなく共通点を感じる森だ。 これは新緑の季節にまた来なければと思う。 そんなことを考えながら万二郎岳手前に視界の開けた岩場を発見。 大室山や伊豆大島の大展望。 海に太陽が反射して眩しいくらいに輝いていた。 海抜0mから今いる1000m以上までを近距離で一気に見渡せるのがこの天城山の良さでもあると実感。 万二郎岳山頂からも南面の展望は抜群だった。 小休憩して少し下がると岩場から富士山を見ることが出来るらしい。 すぐにポイントを見つけることが出来た。 足場は不安定で切り立った岩場なので結構危険だ。 葉っぱが少なく空気の澄んだこの季節だからこそ見える景色か。 そのからアップダウンやあせびのトンネルを経て万三郎岳山頂で昼休憩。 この区間が今回は歩いていて1番楽しい区間だった。 それは天城山の豊かな森を感じることが出来たからかもしれない。 下山は北面をトラバースしながら。 こちらのルートは雨の影響が多く谷には苔が生い茂り倒された木が目立つ。 天城山の雨の影響を色濃く感じるルート。 そして爆風が吹き荒れていた。 雨で土が流されて岩が露出しているところが多く、妻はこういうところが苦手でなかなか足が進まない様子。 歩いては待っての繰り返し。 コースタイムや距離、累積標高を見るとそれほどキツいとは思わなかったが思った以上に時間がかかる山だった。 しかし独特な気候が作り出す特異な森の魅力にすっかり魅せられた山行でした。 また来たい!

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