那須、初夏の風に吹かれて。三本槍岳

最近かなり重くつらい出来事があって、今週も山スルーしようとおもってた。ただ山を始めたきっかけが人間関係で悩んでいたことのストレス解消だったので、重い気持ちを奮い立たせて那須に向かった。 那須は何回もいってるが、三本槍はまだだったのでそちらへ。 天気もよく、少し暑いが絶好の山日和だ。 いつもの鳥居をくぐると汗が吹き出してくる。ただ谷沿いの道まででると、那須特有の心地よい風が首元を駆け抜けていく。峠の避難小屋を超えて、荒々しい朝日岳の岩場をぬけると、穏やかな清水平が出迎えてくれて、様々な蕾がもう今にも咲きたそうにうずうずしている。最後の登りを越えると三本槍に到着しパノラマが広がり、遠くにまだ雪をまとった山々が見える。 那須はやはり心地よい。 すべての苦しみを解消することはできないが、歩いていると少しずつ、肩の荷がおりてココロが軽くなったきがする。 山と同じで、つらい時も苦しい時も楽しい時もある。ただ一歩ずつでも踏み出さないと何も変わらない。 那須岳はそう教えてくれた。