光岳〜聖岳〜赤石岳〜悪沢岳を縦走【百名山三十九〜四十ニ座目】

2022.09.04(日) 5 DAYS

活動データ

タイム

39:15

距離

74.8km

のぼり

7562m

くだり

7366m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 19
休憩時間
1 時間 44
距離
20.6 km
のぼり / くだり
2759 / 1164 m
20
54
25
46
1 5
24
11
14
1 9
43
1 14
DAY 2
合計時間
9 時間 22
休憩時間
1 時間 2
距離
17.8 km
のぼり / くだり
1316 / 1563 m
10
2
3
8
12
39
1 1
1 3
7
7
15
11
1 54
30
57
DAY 3
合計時間
7 時間 21
休憩時間
26
距離
11.3 km
のぼり / くだり
1579 / 1383 m
1 4
36
8
1 13
19
34
25
20
31
1
DAY 4
合計時間
7 時間 28
休憩時間
36
距離
14.8 km
のぼり / くだり
1641 / 1508 m
1 12
13
6
20
22
55
4
19
24
DAY 5
合計時間
3 時間 43
休憩時間
0
距離
9.9 km
のぼり / くだり
248 / 1740 m

活動詳細

すべて見る

南アルプスの南部はどこも奥深く、登山口でさえ長い道のりだ。そのため今回は周回コースを立案。北からの縦走も考えたが、車どうする?ってなったのでボツ。塩見岳は単品で。日数が椹島からバスで帰りたいので、茶臼岳登山口がスタート地点。 一日目 畑薙ダム駐車場〜光小屋 夏期臨時駐車場は仮設トイレと水場があるので車中泊可能。夜の林道とダム沿いを歩き、茶臼岳登山口へ。めちゃ長くて揺れる吊り橋を渡ると登山道スタート。最初は登るのいうよりトラバース。足場がちゃんとあるが狭く、転けたら谷行き。林を拭けると今度は沢沿いを歩く。小さな橋を渡っていくと、再度林の中に行く階段が。そうこうしているうちにウソッコ沢小屋に到着。扉が何故か開かない…正面ではなく別の入口かな?トイレは一応ある程度、出したものはそのまま下に落ちる設計。小屋をすぎると急な階段の連続。尾根道を歩いていけば横窪沢小屋。今度はちゃんと扉が開いた。トイレや水場、テント場もある。この先も尾根伝いの道。そこそこの勾配の道を歩いて茶臼小屋に。気づけば雲の中。何故かスマホの電波が届いている。調子に乗ってスピードあげすぎてヘトヘト。水は無料、テント場もある小屋。大休憩後茶臼岳へ。山頂付近は岩稜帯。そのまま稜線を歩いていく。仁田岳は明日行きます。ダケカンバの森に入るけどなかなか良い雰囲気。易老岳あたりもシラビソの林で立ち枯れが美しい。太陽が当たりづらいのか全体的にドロドロ。三吉平を過ぎた登りはゴロゴロした岩。登りきれば庭園のような静高平に。幸い水場がある。木道を歩いた先に、ようやく光岳小屋に到着。さすがにスマホは圏外、かと思いきやギリギリのつながった。テント場は1張1,500円で、小屋のすぐ近くと、少し下った場所の2箇所。崩壊が進んでいる?ため石を使わずペグでしてくださいとのこと。また、先日コロナで休業したばかりなので、トイレの紙は捨てずにお持ち帰り。雨がぱらつくことはあったが、時折青空も覗いていた。 二日目 光小屋  朝起きると星がちらつき、富士山も顔を出している。光岳山頂に行くと林の中。光石も願望良いが、ガスが来ている。いつの間にか日の出も見えなくなっていた。昨日来た道を戻る。途中イザルガ岳や仁田岳に寄る。イザルガ岳は登りやすい道だが、仁田岳の方はハイマツが道まで出ており歩きづらく長く感じた。時々北側の山が見えるので、どうも光岳から茶臼岳の稜線までがガスっている模様。茶臼岳を過ぎて下降していくと、森林の中のお庭へ。上河内岳へ登って行く。残念ながら聖岳も雲に飲まれてしまった。上河内岳は肩でザックをデポし登頂。何故か晴れている。下っていくと、聖岳も雲が取れていた。南岳やガレ場を過ぎると再び森の中。嫌に長い森を抜けると分岐点。この辺スマホの電波圏内だ。下って聖平小屋に到着。テン場は2,000円で予約が必要。無料の水場は2箇所あり、小屋の水は冷たいが、テン場の水は太陽に当たっていたからかヌルい。テン場の位置は小屋前で、森の中のため展望はあまりない。トイレはなんと洋式の水洗式。 三日目 聖平小屋〜百間洞山の家 今日は風が強い予報なので、朝落ち着いているときに登りたい。ご来光は拝めなかったが、雲海が広がっていた。富士山も何とか頭が出ていたし、赤石岳や今日歩く稜線がはっきりと見えた。今日こんなに天気良かったんだ。聖岳より南はガスっています。ただ、山頂は強風だったので、奥聖岳に登って兎岳に向かう。一度森林限界下まで行くため、なかなかの急登。風も相まって慎重に行く。雲が覆って来たので兎岳避難小屋で休憩。トイレはないが、エマージェンシーシートや断熱マットがおいてある。天気が回復してきたら兎岳の山頂へ。その後も天気良く、小兎岳、中盛山と登っていく。大沢岳山頂はガレており、西側切れ落ちている。百間洞山の家までの下りは、途中浮石が多いガレ場があるため要注意。いろんな岩が浮いている。テント場に先に到着。川を下って百間洞山の家で受付。すれ違った人は一人だけ。12時過ぎでも天気良く、むしろ暑いくらい。テント場は指定だが、今日は貸し切り。このタイミングで来る人はいないよね。水場は小屋にあり無料。良さげな手ぬぐいは売り切れのため、最後のTシャツを購入。雲がでては消えての繰り返しだったが、夜から降り始める。 四日目 百間洞山の家〜千枚小屋 朝から小雨で、寝てる時圧がかかった場所は少し浸水していた。真っ白で展望ないので黙々と歩いていく。百間平の広場を過ぎていくと、岩の急斜面が続く。雨は大したことないけど、風があるせいで辛さ倍増。なだらかになってくると雲の中から避難小屋出現。改修工事中だけど営業中。寒いので赤石岳の山頂を踏んで早々に下っていく。稜線を通って小赤石岳を過ぎ、更に下降。歩きやすい道が続く。広場が見えてくると大聖寺平。荒川小屋に行くトラバース道を行き、森林限界下に入る。途中リボンをつけた雄鹿に出会い頭に遭遇。今日登山者がいること自体が意外だったのか。そのうち荒川小屋に到着。水場とテン場は少し下にある。大休憩後登っていくと鹿対策の柵がある植物地帯に入る。気分はジュラシックパーク。荒川岳の前岳に登り、中岳を通り過ぎていく。ここまでは近かったが、悪沢岳まで距離があり、岩場や急登を登っていく。中途半端に太陽が出て蒸し暑い。岩がゴロゴロしているところが山頂だった。下りも岩場を歩き、抜けると丸い山の丸山に。千枚岳へははしごもある岩場を歩く。山頂から少し下ると森林限界下に突入。森の中の千枚小屋に到着。初めての小屋泊だけど、ご飯は冷食だけかと思いきや割と豪華だった。雨で遅れてくる人もおり、賑やかな小屋を過ごす。 五日目 千枚小屋〜椹島ロッヂ 4時半に朝食、これも良い品揃え。5時前に出発するときは小雨程度。森の中をどんどん歩いていく。地面が土なので、柔らかくて足に良い。傾斜も緩やかで歩きやすい。林道を跨ぐ場所があり、そこを過ぎると緩やかな場所過ぎて道を間違えそうなくらい。見晴台と呼ばれる少し開けたところからは急登となる。下がっていけば橋にたどり着き、林道を通って椹島ロッヂに到着。バスの整理券もらってソフトクリーム食べて終わり。 四、五日目は天候に恵まれなかったが、二、三日目が予想以上に晴れ、多くの山を眺めるとこができて満足。ルート的に危ない箇所もなく、すんなりと歩くことができた。難点はやはり登山口である畑薙までの運転が核心部だった。

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