「西赤石山~二ッ岳」縦走

2021.10.09(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 20
休憩時間
1 時間 14
距離
30.7 km
のぼり / くだり
2329 / 2337 m
2
58
9
31
20
20
39
8
37
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41
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30
51

活動詳細

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ちょいアブノーマル道と言われる東赤石山~二ッ岳までの縦走路 気になっておりましたが、どんな道なのか歩いてみたくて、四国へやって来ました。 10月8日(金) 18時:地元(内緒)を出発。 21時:来島海峡SAで、購入しておいたお弁当を開く。 23時半:赤石山系、二ッ岳登山口へ自転車(チャリ)をデポ。 東赤石登山口には、適当な駐車スペースが見つからず,トイレもなかったので、日浦登山口まで移動。 ・・・・・回想(回想ってボケ防止になるようです) ここへ初めて来た時も、こんな夜中だったな~ 子供の運動会の後片付けが終わり、急いで四国へ向かったんだ。 台風が通過する荒れた天候でしたが、この日しか休みが取れなかったのだ。 翌朝、別子銅山の遺跡に興味津々、あちこち眺めているうちに銅山越えまで4時間も要した。 常識的には、そのまま下山すべきだったかもしれないが、その日を無駄にしたくなくて、強風の中を東赤石まで急いだ。 東赤石山頂では立っていられないくらい強風だった。 東赤石の下りが大変長くて驚いた。 ・・・・・回想終わり あの頃に比べれば、今は恵まれていると思う。 忙しい一週間をクリアしたので、自分の時間もほしい。 10月9日(土) 0時:日浦登山口に駐車 車外に出ると、満天の星。 しばらく道路に寝転がって、広い空を眺めていた。 早速、持って来たスマホ用三脚で星空を撮影しました。 5時半:起床。 6時:10台ぐらいしか停められない駐車場が一杯になった。 東赤石山登山口まで移動しようとも考えましたが、せっかく駐車できたし、ここでいいやん。 東から登っても長い登りだし、こっちからでも大して変わりないだろう。 ちょっと長めの道のりになるが、とにかく行ってみよう。 銅山越えまで、遺跡が残る谷を登って行った。 山の反対側の東平(トウナル)からも登った事がありますが、東洋のマチュピチュと呼ばれる遺跡や鉄道跡が残っております。 銅山越えから西赤石山へと登って行くと、周囲の山々が見えて来た。 ここからだと、一日毎に ~笹ヶ峰,~瓶ヶ森,~石鎚山 と進めば、石鎚山まで3日か~。 そのうち、テントを担いで縦走してみたい。 さらに進んで行くと、名物の岩稜地帯に差し掛かった。 この岩場、何度歩いても迷うんだよな。 いきなり目の前が断崖絶壁だったり、岩伝いを這いつくばっているうちに身動き出来なくなったり。 岩場をヨチヨチしながらも、10時半に東赤石山へ着きました。 まあ、ここまでは普通に歩けるノーマルな道、本日のテーマはこの先なのだ。 東赤石山を過ぎると、やはり、道が不明瞭になってきた。 踏み跡のような筋が幾重にも着いており、どれが本物か見分けがつかない。 しかし、よく見れば正しい道が一本通っております。 事前の調査では、岩場が連なる危険で険しい道だと聞いておりましたが、それほどでもありません。 予想してたような転落して怪我しそうなほど危ないカ所はありませんでした。 その代わり他の要素で縦走には時間が掛かりました。 道を見失っては立ち止まり、辺りを見回したり、堅くなった地面を探しながら、少しずつの前進です。 岩の上を越えたかと思えば、今度は岩の真横を通っていたり、一旦下へ降りて登り返すルートであったり、 変化に富む素敵な道だと感じました。 私が知る登山道の中では、修行僧が訓練を重ねた「大峯奥駈道」に似た雰囲気を持った道です。 見た目が藪なので一般登山者には嫌われがちでしょうけど、苦心して通された道だと実感しました。 雪の重みで押さえつけられた低木が横に伸びており、私の腰を掴んでは連れ戻そうとします。 まあ、普通に歩けないのを工夫しながら進むのが楽しいんですけどね。 身のこなしと推進力が要求される道です。^^) 二ッ岳に近づいた頃、水が残りわずかな事に気がついた。 全部で2L持っていたが、全部飲み干す事など滅多にないだけに、水の管理を忘れていた。 喉が渇いたが、ここで飲んでしまうのはまずい。 縦走路終点付近、峨蔵越のすぐそばに水場がある筈ですが、信用して良いものか。 思い返せば、東赤石小屋に水場があったけど、その時は考えもしなかった。 とにかく喉が渇かないように、力を使わないように歩き、峨蔵越の水場まで来た。 水源をのぞき込んだが、3秒に1滴の間隔でしずくが落ちているだけ。 こんなんじゃ~コップ一杯溜まるのに夜中まで掛かってしまいます。 ここで最後に残ったミルクティーを飲み干し、カラカラになっていた喉をうるおいした。 そのまま、山を下って行くと、水の音が聞こえてきた。 「ウホウホウホ 水の為なら、どんな谷底へでも、滝壺へでも飛び込んでやる~」 うまい具合に道端に水源があった。 水が流れる穴の奥へ手を入れ、すくってゴクゴク飲んだ。 「うっめ~。フ~ 生き返った」 北アルプスなどの縦走路では、水量を管理するのがだ、里山を甘く見ていた。 水の大切さを改めて思い知った私は、水源に向かい深々とお礼。 もう、本日の旅は終わったような気分でしたが、そうだ、まだ帰りのチャリが残っている。 登山口にデポしたチャリに乗り換え、舗装道路を、渋い顔をしてこぎ出した。 ちょうど薄暗くなった頃、無事に駐車場まで戻って来ました。 車に乗ると、新居浜市内まで降りて、スーパーで買い物。 道の駅「マイントピア別子」まで戻り、温泉に入った。 やっぱり、山と温泉はセットですわ。ホホホホ。 そのまま車泊しました。 次の日記へつづく

東赤石山・西赤石山・物住頭 0時頃、日浦登山口に到着。
0時頃、日浦登山口に到着。
東赤石山・西赤石山・物住頭 おはようございます。
おはようございます。
東赤石山・西赤石山・物住頭 ダイヤモンド水で顔を洗ったら、眼鏡をかけたままだった。
ダイヤモンド水で顔を洗ったら、眼鏡をかけたままだった。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「蘭塔婆山」に立ち寄る。鉱山の犠牲者に黙とう。
「蘭塔婆山」に立ち寄る。鉱山の犠牲者に黙とう。
東赤石山・西赤石山・物住頭 リンドウに、つい立ち止まる。
リンドウに、つい立ち止まる。
東赤石山・西赤石山・物住頭 何度見ても芸術品だと思う。
何度見ても芸術品だと思う。
東赤石山・西赤石山・物住頭 振り返えれば笹ヶ峰。(山名間違ってたらご指摘下さい)
振り返えれば笹ヶ峰。(山名間違ってたらご指摘下さい)
東赤石山・西赤石山・物住頭 心地よい木漏れ日
心地よい木漏れ日
東赤石山・西赤石山・物住頭 「西赤石山」山頂
「西赤石山」山頂
東赤石山・西赤石山・物住頭 春に歩いた平家平の山並み
春に歩いた平家平の山並み
東赤石山・西赤石山・物住頭 岩の上で休憩
岩の上で休憩
東赤石山・西赤石山・物住頭 尖った山は、物住頭?
尖った山は、物住頭?
東赤石山・西赤石山・物住頭 岩稜地帯に入ってきた。どうしても私の影が写ってしまうので仕方なくポーズ。
岩稜地帯に入ってきた。どうしても私の影が写ってしまうので仕方なくポーズ。
東赤石山・西赤石山・物住頭 瀬戸内海が見えました。
瀬戸内海が見えました。
東赤石山・西赤石山・物住頭 ヘルメットを装着しました。
ヘルメットを装着しました。
東赤石山・西赤石山・物住頭 リンドウ好き^^)
リンドウ好き^^)
東赤石山・西赤石山・物住頭 この辺りは赤石山系名物の岩稜地帯です。
この辺りは赤石山系名物の岩稜地帯です。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「八巻山」山頂
「八巻山」山頂
東赤石山・西赤石山・物住頭 次に向かう東赤石山、さらに続く縦走路。
次に向かう東赤石山、さらに続く縦走路。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「東赤石山」山頂 リンドウが綺麗
「東赤石山」山頂 リンドウが綺麗
東赤石山・西赤石山・物住頭 リンドウ^^)
リンドウ^^)
東赤石山・西赤石山・物住頭 「権現山」へ
「権現山」へ
東赤石山・西赤石山・物住頭 歩いて来た山々とススキ
歩いて来た山々とススキ
東赤石山・西赤石山・物住頭 鉄塔の下で休憩
鉄塔の下で休憩
東赤石山・西赤石山・物住頭 向かう「黒岳」,右が「エビラ山」かな
向かう「黒岳」,右が「エビラ山」かな
東赤石山・西赤石山・物住頭 可愛らしい苔。
可愛らしい苔。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「黒岳」山頂
「黒岳」山頂
東赤石山・西赤石山・物住頭 「エビラ山」へ向かってGo
「エビラ山」へ向かってGo
東赤石山・西赤石山・物住頭 また道に迷ってしまった。正解はかなり右でした。
また道に迷ってしまった。正解はかなり右でした。
東赤石山・西赤石山・物住頭 紅葉が始まりましたね。
紅葉が始まりましたね。
東赤石山・西赤石山・物住頭 尾根から少しズレている「エビラ山」
尾根から少しズレている「エビラ山」
東赤石山・西赤石山・物住頭 最後の山塊へ向かってGo
最後の山塊へ向かってGo
東赤石山・西赤石山・物住頭 東赤石山以降、小枝にピシピシやられるし
東赤石山以降、小枝にピシピシやられるし
東赤石山・西赤石山・物住頭 低木の枝に服が破れそうになるし、引き戻されるし
低木の枝に服が破れそうになるし、引き戻されるし
東赤石山・西赤石山・物住頭 道に合わせて体勢を変える。キャハハハハ楽しい。
道に合わせて体勢を変える。キャハハハハ楽しい。
東赤石山・西赤石山・物住頭 帰りはあの谷底をチャリで右へ戻るんですよ。
帰りはあの谷底をチャリで右へ戻るんですよ。
東赤石山・西赤石山・物住頭 ようやく見えた。あれが「二ッ岳」ですね。
ようやく見えた。あれが「二ッ岳」ですね。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「二ッ岳」山頂。喉が渇いたが、あと200mlしか残っていない。
「二ッ岳」山頂。喉が渇いたが、あと200mlしか残っていない。
東赤石山・西赤石山・物住頭 本日歩いてきた山々。
本日歩いてきた山々。
東赤石山・西赤石山・物住頭 「鯛の頭」と呼ばれる岩
「鯛の頭」と呼ばれる岩
東赤石山・西赤石山・物住頭 ガスが取れ、新居浜の町が見えた。
ガスが取れ、新居浜の町が見えた。
東赤石山・西赤石山・物住頭 水は重要だと改めて感じた。
水は重要だと改めて感じた。
東赤石山・西赤石山・物住頭 水場は枯れており、水滴か落ちるだけであった。
水場は枯れており、水滴か落ちるだけであった。
東赤石山・西赤石山・物住頭 ここまでよく我慢した。最後に残ったミルクティーを飲みきった。ヘルメットを帽子に交換。
ここまでよく我慢した。最後に残ったミルクティーを飲みきった。ヘルメットを帽子に交換。
東赤石山・西赤石山・物住頭 水の音が近づいて来た。あった~水場だ~。美味しかった。
水の音が近づいて来た。あった~水場だ~。美味しかった。
東赤石山・西赤石山・物住頭 二ッ岳登山口。昨夜23:30にデポしておいたチャリに乗り換えます。
二ッ岳登山口。昨夜23:30にデポしておいたチャリに乗り換えます。
東赤石山・西赤石山・物住頭 県道へ出ました。苦手なチャリをひたすらこぎます。
県道へ出ました。苦手なチャリをひたすらこぎます。
東赤石山・西赤石山・物住頭 到着。私の車だけでした。
到着。私の車だけでした。
東赤石山・西赤石山・物住頭 スーパーで食料を調達しました。
スーパーで食料を調達しました。
東赤石山・西赤石山・物住頭 道の駅「マイントピア別子」で車泊しました。最上階に温泉があります。
道の駅「マイントピア別子」で車泊しました。最上階に温泉があります。

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