活動データ
タイム
11:20
距離
30.7km
のぼり
2329m
くだり
2337m
活動詳細
すべて見るちょいアブノーマル道と言われる東赤石山~二ッ岳までの縦走路 気になっておりましたが、どんな道なのか歩いてみたくて、四国へやって来ました。 10月8日(金) 18時:地元(内緒)を出発。 21時:来島海峡SAで、購入しておいたお弁当を開く。 23時半:赤石山系、二ッ岳登山口へ自転車(チャリ)をデポ。 東赤石登山口には、適当な駐車スペースが見つからず,トイレもなかったので、日浦登山口まで移動。 ・・・・・回想(回想ってボケ防止になるようです) ここへ初めて来た時も、こんな夜中だったな~ 子供の運動会の後片付けが終わり、急いで四国へ向かったんだ。 台風が通過する荒れた天候でしたが、この日しか休みが取れなかったのだ。 翌朝、別子銅山の遺跡に興味津々、あちこち眺めているうちに銅山越えまで4時間も要した。 常識的には、そのまま下山すべきだったかもしれないが、その日を無駄にしたくなくて、強風の中を東赤石まで急いだ。 東赤石山頂では立っていられないくらい強風だった。 東赤石の下りが大変長くて驚いた。 ・・・・・回想終わり あの頃に比べれば、今は恵まれていると思う。 忙しい一週間をクリアしたので、自分の時間もほしい。 10月9日(土) 0時:日浦登山口に駐車 車外に出ると、満天の星。 しばらく道路に寝転がって、広い空を眺めていた。 早速、持って来たスマホ用三脚で星空を撮影しました。 5時半:起床。 6時:10台ぐらいしか停められない駐車場が一杯になった。 東赤石山登山口まで移動しようとも考えましたが、せっかく駐車できたし、ここでいいやん。 東から登っても長い登りだし、こっちからでも大して変わりないだろう。 ちょっと長めの道のりになるが、とにかく行ってみよう。 銅山越えまで、遺跡が残る谷を登って行った。 山の反対側の東平(トウナル)からも登った事がありますが、東洋のマチュピチュと呼ばれる遺跡や鉄道跡が残っております。 銅山越えから西赤石山へと登って行くと、周囲の山々が見えて来た。 ここからだと、一日毎に ~笹ヶ峰,~瓶ヶ森,~石鎚山 と進めば、石鎚山まで3日か~。 そのうち、テントを担いで縦走してみたい。 さらに進んで行くと、名物の岩稜地帯に差し掛かった。 この岩場、何度歩いても迷うんだよな。 いきなり目の前が断崖絶壁だったり、岩伝いを這いつくばっているうちに身動き出来なくなったり。 岩場をヨチヨチしながらも、10時半に東赤石山へ着きました。 まあ、ここまでは普通に歩けるノーマルな道、本日のテーマはこの先なのだ。 東赤石山を過ぎると、やはり、道が不明瞭になってきた。 踏み跡のような筋が幾重にも着いており、どれが本物か見分けがつかない。 しかし、よく見れば正しい道が一本通っております。 事前の調査では、岩場が連なる危険で険しい道だと聞いておりましたが、それほどでもありません。 予想してたような転落して怪我しそうなほど危ないカ所はありませんでした。 その代わり他の要素で縦走には時間が掛かりました。 道を見失っては立ち止まり、辺りを見回したり、堅くなった地面を探しながら、少しずつの前進です。 岩の上を越えたかと思えば、今度は岩の真横を通っていたり、一旦下へ降りて登り返すルートであったり、 変化に富む素敵な道だと感じました。 私が知る登山道の中では、修行僧が訓練を重ねた「大峯奥駈道」に似た雰囲気を持った道です。 見た目が藪なので一般登山者には嫌われがちでしょうけど、苦心して通された道だと実感しました。 雪の重みで押さえつけられた低木が横に伸びており、私の腰を掴んでは連れ戻そうとします。 まあ、普通に歩けないのを工夫しながら進むのが楽しいんですけどね。 身のこなしと推進力が要求される道です。^^) 二ッ岳に近づいた頃、水が残りわずかな事に気がついた。 全部で2L持っていたが、全部飲み干す事など滅多にないだけに、水の管理を忘れていた。 喉が渇いたが、ここで飲んでしまうのはまずい。 縦走路終点付近、峨蔵越のすぐそばに水場がある筈ですが、信用して良いものか。 思い返せば、東赤石小屋に水場があったけど、その時は考えもしなかった。 とにかく喉が渇かないように、力を使わないように歩き、峨蔵越の水場まで来た。 水源をのぞき込んだが、3秒に1滴の間隔でしずくが落ちているだけ。 こんなんじゃ~コップ一杯溜まるのに夜中まで掛かってしまいます。 ここで最後に残ったミルクティーを飲み干し、カラカラになっていた喉をうるおいした。 そのまま、山を下って行くと、水の音が聞こえてきた。 「ウホウホウホ 水の為なら、どんな谷底へでも、滝壺へでも飛び込んでやる~」 うまい具合に道端に水源があった。 水が流れる穴の奥へ手を入れ、すくってゴクゴク飲んだ。 「うっめ~。フ~ 生き返った」 北アルプスなどの縦走路では、水量を管理するのがだ、里山を甘く見ていた。 水の大切さを改めて思い知った私は、水源に向かい深々とお礼。 もう、本日の旅は終わったような気分でしたが、そうだ、まだ帰りのチャリが残っている。 登山口にデポしたチャリに乗り換え、舗装道路を、渋い顔をしてこぎ出した。 ちょうど薄暗くなった頃、無事に駐車場まで戻って来ました。 車に乗ると、新居浜市内まで降りて、スーパーで買い物。 道の駅「マイントピア別子」まで戻り、温泉に入った。 やっぱり、山と温泉はセットですわ。ホホホホ。 そのまま車泊しました。 次の日記へつづく
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