石鎚山　紅葉の山頂を染める朝日

朝日に染まる紅葉を狙うべく、ヘッドランプの明かりを頼りに出発。 地平線が茜色に染まり始める頃、弥山山頂到着。 すでに頂上山荘に泊まっていたと思われる方々の三脚がずらり。 どうにか隙間を見つけて弥山山頂の祠の前に陣取り、日の出を待ちます。 日の出はAM6:00。 徐々に空は明るくなり、地平線の橙色と空の青が濃くなっていきます 石鎚山天狗岳の向こう、四国山地の山並みから金色の太陽が姿を現し、その光が届き始めると、黒く沈んでいた石鎚山北壁が真っ赤に染まります。 山肌を彩る紅葉と相まった、鮮やかな朱色。 石鎚神社山頂社では朝の参拝が始まり、修験者の方々が吹き鳴らすホラ貝の音と、宮司が奏上する祝詞が山頂に響きます。 神々しい朝日を受け、奈良時代から信仰を集めてきたと伝えられる霊峰の姿を垣間見た気がしました。