雪倉岳BC

2021.04.03(土) 日帰り

活動データ

タイム

14:16

距離

22.3km

のぼり

1882m

くだり

2682m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 16
休憩時間
3 時間 18
距離
22.3 km
のぼり / くだり
1882 / 2682 m

活動詳細

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午前5時に白馬蓮華温泉ロッジ(標高1463m)を出発。天狗の庭の北側斜面をトラバースし、スノーブリッジになっている瀬戸川の渡渉地点(標高1383m)に到着するまで1時間20分。渡渉地点一帯は雪に覆われており底が割れているような箇所は見当たらなかった。 渡渉地点の目の前にある谷筋(雪倉の滝のある谷筋ではないほう)へ取り付いて登山開始。渡渉地点から標高2610mの雪倉岳山頂までの標高差は1230m。今回は渡渉地点からアイゼンを装着し板を担いで登ることにした。標高1600m付近で小さな尾根筋を乗り越した。標高1820m付近に出合があり左側の谷筋へ。標高2200m付近まで谷筋を詰めた後、雪倉岳山頂の東側の広大な斜面を登って標高2610mの雪倉岳に登頂。登頂は11時。快晴で心地よい風が吹く程度の最高の登山日和だった。所要時間はジャスト6時間。休憩を何度か入れたので健脚の人なら蓮華温泉から雪倉岳山頂まで5時間で十分に到達可能だと思う。 私達とほぼ同時刻に渡渉地点を出発した別パーティーはシールで登っていて、私達より10分ほど早く登頂していたが、アイゼンでの歩行に支障がない雪面状況ならシールでも担ぎでもそれほど差はないのではないかと感じた。アイゼンの着脱を素早くできるなら、直線的に登れるところはシール、斜度が立ってきたら担ぎにするのが効率的かもしれない。もちろんシール登行にも技術レベルがあるので、これはシール登行レベルの高くない私のような人向けの話になります。 山頂で白馬岳や遠く剱岳の展望を暫し楽しんでから滑走準備してドロップ。山頂から標高2250mあたりまでは極上のザラメ雪を堪能できた。標高2000mから下はストップスノーではなかったもののモサモサの重たい雪となった。標高1850m付近を滑走中、人に被害が出ない程度(表層2cm程度)の表層雪崩を誘発した。標高1800m付近では私達が登りで通過した後に右岸側の急斜面で表層雪崩が発生したようでデブリが出来ていた。 14時に蓮華温泉に帰着。14時30分に木地屋に向け下山開始。蓮華温泉をこの時間に出発する時点で下山は夜になることがほぼ確実だった。暗闇の中ヘッドライトで山中を滑走するのは避けたかったので、明るいうちになんとか白池まで到達したかった。17時過ぎにようやく栂平の登り返し区間を通過。風が冷たくなりはじめたのでハードシェルを着用。上空には雲が広がってきていたが、ウド川の右岸沿いのトラバース区間を通過して樹林帯を滑り降り、なんとか明るいうちに白池付近まで降りてくることができた。白池付近の緩斜面まで降りてきたところで薄暗くなってきたので18時20分にヘッドライトを点灯。暗くなってからの滑走は嫌だったが、白池から木地屋の区間は林道上を滑走するだけの区間なのでそこまで心配はなく、落ちている大きな枝に注意しながら滑走した。19時12分、完全に暗闇に包まれた木地屋に下山。雪倉岳に登るなら蓮華温泉2泊が無難だと思いました。

雪倉岳・朝日岳・風吹岳 4時に起床。昨晩宿から頂いていた弁当を食べてから準備開始。
4時に起床。昨晩宿から頂いていた弁当を食べてから準備開始。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 出発。今日は木地屋まで一気に下山してしまうので、出来れば13時には蓮華温泉に帰着したい。
出発。今日は木地屋まで一気に下山してしまうので、出来れば13時には蓮華温泉に帰着したい。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 天狗の庭の北側斜面をシール装着でトラバースして行く。今日は雪がそれほど硬くなかったから全く問題なかった。
天狗の庭の北側斜面をシール装着でトラバースして行く。今日は雪がそれほど硬くなかったから全く問題なかった。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 五輪山。
五輪山。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 天狗の庭の北側斜面のトラバースはここまで。ここから瀬戸川のスノーブリッジ地点まで標高差80~90mほど滑走。
天狗の庭の北側斜面のトラバースはここまで。ここから瀬戸川のスノーブリッジ地点まで標高差80~90mほど滑走。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 眼前にはこれから登る雪倉岳。写真中央に見える顕著な谷筋を登っていく。
眼前にはこれから登る雪倉岳。写真中央に見える顕著な谷筋を登っていく。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 瀬戸川のスノーブリッジを通過。底が割れているような場所は見当たらなかった。
瀬戸川のスノーブリッジを通過。底が割れているような場所は見当たらなかった。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 この谷を登っていく。ここから雪倉岳(標高2610m)の山頂までの標高差は約1200m。
この谷を登っていく。ここから雪倉岳(標高2610m)の山頂までの標高差は約1200m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1550m。結構斜度があるのでシール登行の苦手な人は担いだほうが楽かもしれない。
標高1550m。結構斜度があるのでシール登行の苦手な人は担いだほうが楽かもしれない。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1600m付近の尾根上から。ここで小さな尾根を乗り越し隣の谷筋に入る。
標高1600m付近の尾根上から。ここで小さな尾根を乗り越し隣の谷筋に入る。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1940m。標高1800mあたりからこのあたりまでが斜度があるのできつい。
標高1940m。標高1800mあたりからこのあたりまでが斜度があるのできつい。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2010m。標高2000mを越えると広大な斜面の登りになる。
標高2010m。標高2000mを越えると広大な斜面の登りになる。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2080m。
標高2080m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2210m。標高を稼げている気がしないが、気持ちよく登れる広大な斜面です。
標高2210m。標高を稼げている気がしないが、気持ちよく登れる広大な斜面です。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2210m地点から。
標高2210m地点から。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2220m。右方には昨日登った白馬乗鞍岳。
標高2220m。右方には昨日登った白馬乗鞍岳。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2390m。
標高2390m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2420m。
標高2420m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2440m。前方に先行パーティーが1組。この時点で登っているのは先行のパーティーと私達だけでした。
標高2440m。前方に先行パーティーが1組。この時点で登っているのは先行のパーティーと私達だけでした。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2520m。北方には妙高の山々。
標高2520m。北方には妙高の山々。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2590m。稜線に出た。先行パーティーが立っている場所が雪倉岳山頂。あとわずか。
標高2590m。稜線に出た。先行パーティーが立っている場所が雪倉岳山頂。あとわずか。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳山頂。蓮華温泉からジャスト6時間。登りごたえありました!
雪倉岳山頂。蓮華温泉からジャスト6時間。登りごたえありました!
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳山頂にて。
雪倉岳山頂にて。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳山頂から。左の大きな山が白馬岳、その右のやや低く見えるのが杓子岳。
雪倉岳山頂から。左の大きな山が白馬岳、その右のやや低く見えるのが杓子岳。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳山頂から。剱岳も遠望できた。
雪倉岳山頂から。剱岳も遠望できた。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳山頂にて。滑走準備完了。白馬岳と杓子岳を背景に。
雪倉岳山頂にて。滑走準備完了。白馬岳と杓子岳を背景に。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 山頂をドロップ。
山頂をドロップ。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2590m。この広大な雪倉岳東側斜面を滑走します。
標高2590m。この広大な雪倉岳東側斜面を滑走します。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳東側斜面を滑走。雪質は極上のザラメ雪。最高でした。
雪倉岳東側斜面を滑走。雪質は極上のザラメ雪。最高でした。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳東側斜面を滑走。
雪倉岳東側斜面を滑走。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2440m。
標高2440m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2420m。
標高2420m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高2390m。
標高2390m。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1830m。ここで表層2cm程度の雪崩を誘発。気温が高く標高2000mより下の雪質はかなり重ため。
標高1830m。ここで表層2cm程度の雪崩を誘発。気温が高く標高2000mより下の雪質はかなり重ため。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1490m。かなり重たい雪で楽しくはなかった。
標高1490m。かなり重たい雪で楽しくはなかった。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 標高1390m。瀬戸川のスノーブリッジ地点まで降りてきた。標高差1200m以上の滑走はここで終了。ここまで標高差があるとボリュームがあって楽しかった。
標高1390m。瀬戸川のスノーブリッジ地点まで降りてきた。標高差1200m以上の滑走はここで終了。ここまで標高差があるとボリュームがあって楽しかった。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 瀬戸川のスノーブリッジ。
瀬戸川のスノーブリッジ。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 五輪山を振り返る。
五輪山を振り返る。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 蓮華温泉に帰着。14時ジャスト。計画より1時間遅れての蓮華温泉帰着。今日はこれから木地屋へ下山する予定なのですが、蓮華温泉から木地屋までは約11km。蓮華温泉から木地屋まではシールを使う登り返し区間が2区間あり、所要時間は4~5時間程度。つまり、この時間に蓮華温泉にいるということは明るいうちに下山するのは困難ということです。蓮華温泉~雪倉岳の往復を7時間以内で可能な人以外はここでもう1泊するのが無難だと思います。
蓮華温泉に帰着。14時ジャスト。計画より1時間遅れての蓮華温泉帰着。今日はこれから木地屋へ下山する予定なのですが、蓮華温泉から木地屋までは約11km。蓮華温泉から木地屋まではシールを使う登り返し区間が2区間あり、所要時間は4~5時間程度。つまり、この時間に蓮華温泉にいるということは明るいうちに下山するのは困難ということです。蓮華温泉~雪倉岳の往復を7時間以内で可能な人以外はここでもう1泊するのが無難だと思います。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 蓮華温泉を出発。この辺りで蓮華温泉へ向かう多くのスキーヤー&スノーボーダーとすれ違った。
蓮華温泉を出発。この辺りで蓮華温泉へ向かう多くのスキーヤー&スノーボーダーとすれ違った。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 ここからヤッホー平に向けて滑走します。道標が立っているので間違う心配はなし。
ここからヤッホー平に向けて滑走します。道標が立っているので間違う心配はなし。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 ヤッホー平への斜面。テープはこれでもかというほどたくさんあるので大丈夫。
ヤッホー平への斜面。テープはこれでもかというほどたくさんあるので大丈夫。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 シールでの登り返し区間。ヤッホー平から標高差約80mを登り返す。
シールでの登り返し区間。ヤッホー平から標高差約80mを登り返す。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳。
雪倉岳。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 雪倉岳を背景に。Yさんと。名残惜しい。
雪倉岳を背景に。Yさんと。名残惜しい。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 栂平まではしばらく林道上をシールでハイク。
栂平まではしばらく林道上をシールでハイク。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 栂平。正面の尾根筋へ登り返す。標高差は約150m。ここもテープがたくさんついているので迷う心配はない。
栂平。正面の尾根筋へ登り返す。標高差は約150m。ここもテープがたくさんついているので迷う心配はない。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 栂平から登り返す。尾根付近は融雪で登山道が出ていた。板を担いで歩く。
栂平から登り返す。尾根付近は融雪で登山道が出ていた。板を担いで歩く。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 栂平から登り返し尾根上に出てきた。時刻は17時過ぎ。本日は既に12時間行動している。
栂平から登り返し尾根上に出てきた。時刻は17時過ぎ。本日は既に12時間行動している。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 栂平から登り返した尾根上から。ここからは滑走して下り、ウド川の右岸沿いにトラバースしていく。このトラバース区間をなんとか明るいうちに通過したかったのだが、なんとかなりそうだ。
栂平から登り返した尾根上から。ここからは滑走して下り、ウド川の右岸沿いにトラバースしていく。このトラバース区間をなんとか明るいうちに通過したかったのだが、なんとかなりそうだ。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 ウド川右岸をトラバース。暗闇の中ヘッドライトでトラバースはしたくなかったので少し安心。
ウド川右岸をトラバース。暗闇の中ヘッドライトでトラバースはしたくなかったので少し安心。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 トラバース区間を通過するとウド川の右岸側の尾根筋の樹林帯を滑走。広くて滑りやすいが、このあたりも暗闇の中ヘッドライトで滑走したくなかったので、なんとか明るいうちに通過できて良かった。
トラバース区間を通過するとウド川の右岸側の尾根筋の樹林帯を滑走。広くて滑りやすいが、このあたりも暗闇の中ヘッドライトで滑走したくなかったので、なんとか明るいうちに通過できて良かった。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 白池から500mほど南の地点まで降りてきた。ここでヘッドライト点灯。
白池から500mほど南の地点まで降りてきた。ここでヘッドライト点灯。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 白池付近の樹林帯。ここを抜けると林道上を滑走して木地屋に下るだけ。
白池付近の樹林帯。ここを抜けると林道上を滑走して木地屋に下るだけ。
雪倉岳・朝日岳・風吹岳 木地屋の駐車地点へ下山完了。全員怪我無く下山出来て良かった。
木地屋の駐車地点へ下山完了。全員怪我無く下山出来て良かった。

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