活動データ
タイム
08:00
距離
17.8km
のぼり
1842m
くだり
1847m
活動詳細
すべて見る桂小場登山口から将棊頭山と茶臼山のピストンです 長野県内は何処も山日和な予報 あれこれ行き先に悩み中央アルプスへ 今期はあまり登っていない中央アルプス 木曽駒ヶ岳ではなく将棊頭山と茶臼山を選択です 将棊頭山 標高2,730m 伊那谷から見上げると将棋の駒の頭の山容 新田次郎著書「聖職の碑」の山です 茶臼山 標高2,652.8m 三等三角点「茶臼山」 塩尻市の最高峰 一級河川奈良井川の源頭の山です 登山口までの県道伊那駒ヶ岳線(林道)は冬期閉鎖中 4月6日までは小黒川キャンプ場までです 登山口の約1.5㎞手前にゲート 車はゲート前の路肩に駐車可能 10台以上置けそうな広さがあります 残念ながらトイレはありません 近くにコンビニもありません 夜明け頃にゲート前に到着 先客3台で駐車場は余裕 明るくなってからの歩き出しです ここまでの道に積雪凍結はありませんでした 気温は-3℃ 風もなく氷点下とは思えない陽気 空も青く良い天気になりそうです☀️ 舗装路を15分程歩いて登山口へ 冬靴での舗装路歩きがこのルート一番の難所かも💧 登山口前には広い駐車スペース 東屋と登山届ポストがあります シーズン中には仮設トイレも設置されたはず 林道を更に進むと信大ルートへ 5年位前の記憶ですがかなり荒れた道でした 登山道は良く整備された歩きやすい道 ぶどう清水までは日陰に薄く積雪凍結があるくらい 注意して歩けば大丈夫です ぶどう清水は枯れていました ちりめん坂をだらだらと登り野田場へ 薄い雪道になりますが大したことなし 雪道を歩き慣れない方は軽アイゼンがあると安心 野田場の水場は活きていました 野田場の先は完全に雪道 積雪は踏み抜くと踝位から脛位に 踏み跡多数なのでラッセルなし とても歩きやすかったです 馬返し→白川分岐と順調に歩き大樽避難小屋へ 小屋をお借りして一休み☕ 小さな小屋ですがちゃんと手入れされていて快適そう トイレは屋外に携帯トイレブースがあります 携帯トイレは小屋の中で購入(二百円)可能 一度利用してみたい小屋です ここまでの間に先行ソロ男性3名とすれ違いました この日の行程でお会いした登山者はそれだけ 平日とはいえ静かな山歩きになりました 大樽避難小屋から先は胸突八丁の急登 積雪も増え希に踏み抜くと膝位に それでも雪質良くて歩きやすかったです ツボ足のままで登りました 胸突八丁を登り胸突ノ頭へ 木々の背が低くなり森林限界を越えます そして胸突ノ頭を南へ巻き稜線へ 木曽駒ヶ岳お出迎えの稜線です ここまでほぼ無風でしたが流石に風があります 冷たい西風の吹き曝し 完全冬山装備で将棊頭山へ向かいます 稜線上は積雪薄く踏み抜きなし クラストもなく普通に歩けます 景色を眺めつつ冬道を歩き将棊頭山を登頂しました 将棊頭山の山頂は遮る物のない360°の大展望 何処を眺めても素晴らしいです 私は将棊頭山から眺める木曽駒ヶ岳が一番好きです 風があるので長居せず茶臼山を目指します 木曽駒ヶ岳も惹かれますが茶臼山へ 多分最近歩かれていないだろう茶臼山 どうしてもマイナーな方に惹かれがちです(笑) 来た道を戻り胸突ノ頭へ 意外にも北へ向かう踏み跡が続いていました でも胸突ノ頭のピークを北へ下った場所まででした 茶臼山分岐点から先は樹林帯です 風も穏やかになりました 茶臼山へ向かう前に一休みしました🍎 茶臼山への踏み跡はなし 天気は快晴で昼近くなり雪も腐り気味 ツボ足だと踏み抜くのでワカンを履きました 茶臼山の手前には行者岩のピーク 標高2,658mで茶臼山より高いです 胸突ノ頭との鞍部から約80mの急登 積雪十分なので直登します 行者岩は巨大な花崗岩ゴロゴロのピーク 修験道開祖役小角の修行地だそうでいかにもな雰囲気 眺めも良いピークで訪れる価値十分です 行者岩から茶臼山は目と鼻の先 雪庇に気を付けて稜線を歩きます ちょっと下って登り返すと山頂です 茶臼山の山頂は将棊頭山同様に360°の大展望 木曽駒ヶ岳の険しい北壁の眺めが素晴らしいです そして北アルプスが少し近くに望めます 眺めは良いけど風が冷たいので長居せずに戻ります 往路で休憩した場所まで戻りお昼ご飯に ゆっくり休憩してから下山します 帰路は胸突ノ頭の北を巻き胸突八丁の尾根へ 踏み跡があったのでショートカットできるのかと 多少はショートカットできましたがダメなルートです 途中で雪崩れそうな斜面のトラバースが 雪崩れたら白川の谷へ埋まってしまいます 木に掴まりつつ通り抜けましたが戻るべきでした💧 正規のルートに合流してからは一気に下ります 野田場まで滑り下るように 雪は腐ってきましたがあまり踏み抜かずに済みました 野田場で一休み後は登山口まで一気下り 帰路では誰ともすれ違いませんでした 小黒川の清流で靴の汚れを落として駐車場へ帰還 無事に下山できました 駐車場の車は1台増えて計5台に この日の登山者は一桁だけ とても静かな山歩きでした 休日でも木曽駒ヶ岳ほどの賑わいはないですね(笑) 中央アルプスでも華やかな木曽駒ヶ岳とは雲泥の差の将棊頭山と茶臼山。 今期は新型コロナウイルスの影響か将棊頭山を目指す登山者が多いようですが、茶臼山は相変わらず地味な山です。 地味で目立たない茶臼山ですが、山頂からの眺めは素晴らしく、登山の目的地としても良い山だと思っています。 特に塩尻市民はこの山の存在をもっと知った方が良いと思う。 桂小場から登るなら将棊頭山からの木曽駒ヶ岳を目指したくなりますが、たまには行者岩と茶臼山もいかがでしょうか?
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