225:22
51.0 km
5083 m
厳冬期裏銀座
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)
2026年02月03日(火)〜12日(木) 日帰り
gpsログ取ってません。 春休みの一発目長期ではいる場所を考えていたが、今回の相方と自分では冬期登攀含む山は無理ということで歩き主体となる山域を考えた。 二週間で南アルプス全山縦走が最初に浮かんだのだが、今季は寡雪で南岸低気圧がそこまでヒットしていないから雪が少ないだろうということで没に。 計画が決まらぬまま出発1週間前となり、知人が年末に裏銀座の一部を利用した長期縦走をしていたことを思い出した。まあ、ロープ出さなくてよさそうだし頑張れば行けそうだと思ってしまった。魅力を感じ始めてしまったからには行くしかない(?)のでいつも通り粗末で稚拙な計画を立てた。 葛温泉冬季ゲートからブナ立尾根を登り、野口五郎岳〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜槍ヶ岳〜中崎尾根〜新穂高温泉。これを最長11日で抜けようという考えだ。 夏に北アルプス全山縦走で一応下見をしたという言い訳を自分にしながら、冬の裏銀座のコンディションなどほぼ調べないままに計画書を出発2日前に(!?)書き上げた。 突発的すぎた上に雪山テント泊は3回くらいしてない自分に、会の方から承認が下りないのではないかとビクビクしてたが、何故かあっさりと許可された。 急いで必要な装備、食料を買い漁り、ペミカンを作り上げたら持ち合わせた夢を全てマカルーに装填してとりあえず出発進行!!!前進あるのみだぞ! ↓日記をサボりすぎた上に帰ってきてから他の山にも行ってしまった結果、記憶の鮮度が落ちてあんまり書くことなかったから短く。 【2/2 Day0】 信濃大町5:00着の高速バスに乗り込んで出発。 普通に不安すぎてあんまり寝られない。 解像度低すぎて寒そう…ぐらいしか考えてなかった。 【2/3 Day1 快晴】 葛温泉冬季ゲート〜高瀬ダム〜ブナ立尾根取り付き〜1800m地点 トレースなくてブナ立から急登のラッセルで辛い! たまに空身でトレースつけたりした。 整地して幕営。 【2/4 Day2 快晴】 1800m地点〜烏帽子小屋〜少し先まで 急登を再び詰めて稜線に乗る。 景色良い。少し先の吹き溜まりに人生初の雪洞を掘った。入口デカすぎて普通に寒かった。 【2/5 Day3 快晴→曇り】 〜野口五郎岳〜水晶小屋 ダラダラしすぎて8時発。 稜線上は風が強い。長すぎてお湯も行動食も切れて最後の方はハンガーノックと脱水が酷かった。 ヘッデン行動で水晶小屋18:30くらい着。 風が強すぎるため穴掘ってテントを張る。体が動かなくて2時間かかった。 相方は気持ち悪くてゲボしてた。大丈夫か? 明日の悪天は水晶岳ピストンだけして停滞予定。 2時くらいに寝た。 【2/6 Day4 吹雪】 〜水晶岳〜水晶小屋〜鷲羽山〜三俣山荘 7時くらいに寝返りを打とうとして起きたらなんか明るい。外を見ると雲の切れ間が。天気予報を見ると8日に特大寒波が当たって−30度の風速30m予報。耐えられなさそうだから2/6,7の2日で双六山荘避難小屋まで行くことを決めた。 すぐに天気は悪化しホワイトアウトとなったものの、空身で11時発水晶岳ピストン。13時発で三俣山荘へ。 最後には疲労と踏み抜き地獄でハイハイしながらなんとか山荘着。 顔面凍りついた。 【2/7 Day5 吹雪】 〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六山荘避難小屋 7時発。終わってるホワイトアウトで3m先が見えなかったりするが、切れ間をみて先に進んだ。三俣蓮華岳到達後は本当に何も見えない。上下左右も何もわからん。 数回gpsを使って現在地を確かめながら避難小屋へ。 顔面凍った。 【2/8 Day6 吹雪】 停滞。本読んだ。 【2/9 Day7 天気不明】 寝坊停滞←!? 【2/10 Day8 快晴】 〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘 待ちに待ったドピーカンを迎えて、西鎌尾根を駆け上がる。風強すぎて吹き飛ばされかけた。アイスバーンがひどい場所もあって面倒くさい。槍ヶ岳山荘着後、槍ヶ岳ピストン。 【2/11 Day9 ドカ雪】 停滞 【2/12 Day10 快晴】 〜中崎尾根〜槍平小屋〜新穂高温泉 前日のドカ雪によって中崎尾根は乾雪雪崩が怖すぎた。雪崩を起こさないように、ぶち抜かないようにルートを考えて丁寧に降りる。時間とかコンディションとか考えて、中崎尾根の核心を下ったら飛騨沢に下降して腰ラッセルしながら槍平小屋へ。 その後も白出沢付近までトレースがなく、深いラッセルにイライラしながら道を間違え、グダグダしながら新穂高温泉へ。乗りたかったバスに乗れてよかった。 【総括】 自分たちだけで考えた10日間の計画を無事完走できてよかった。 自分にとっては2回目の冬山シーズンで、まだ冬山テント泊なんてまともにしたのは2回くらいしかない状態だった。 そんな中で想定通り雪洞泊、悪天停滞、ホワイトアウトの対応などこれから必要になるであろう技術の練習をすることができた。 これは相方と自分が時には文句を言い合いながらも、お互いのために全力を尽くすことが出来たからだろう。 相方は4月で大学卒業となってしまうため、これから長期山行へ一緒に入れる機会は減ってしまう。 思えば剱定着から年末の大日岳、今回の裏銀座とどれも忘れ難い、深い山行だった。 ここまで自分のわがままにまみれた山行を共にしてくれた事には感謝してもしきれない。本当にありがとう。 冬季アルパインに打ち込む予定のシーズンだったけど、一回くらいこういうのやるのも大切だし良いとしよう。 縦走は一件落着として、アイスとかミックスとか頑張っていきたいね!!
