野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳(長野,富山)
2026.05.30 (土)2 日間
■ 概要
七倉山荘から高瀬ダムを経由し、北アルプス三大急登のひとつ「ブナ立尾根」を登って野口五郎岳をピストン。
残雪期の裏銀座を歩きながら、夕景・朝焼け・稜線の大展望を楽しんだ2日間です。
■ YAMAP計画情報
・コースタイム:17時間7分
・距離:28.8km
・累積標高:+3,885m/-3,885m
■ この山を選んだ理由
・2日とも快晴予報
・夕景や朝焼けなど、自然が見せる一瞬の景色に期待
・野口五郎岳からの大展望を見たかった
・残雪期の裏銀座を歩いてみたかった
・この工程なら山頂付近でゆっくり過ごせそうだった
■ コース状況・注意点
・七倉山荘から高瀬ダムまで約5.5kmの道路歩き
・ブナ立尾根は北アルプス三大急登のひとつとされる急登が続く
・ブナ立尾根には標識番号が設置されており、12から始まり0が烏帽子小屋。現在地の把握がしやすい
・標高2,200m付近から残雪あり
・雪渓と夏道を交互に歩く区間が続く
・上部は雪渓主体となり、かなりの急斜面になる
・下山時はクライムダウン気味に慎重に通過した
・烏帽子小屋から野口五郎岳の間も雪渓横断が数回ある
・三ッ岳の巻き道は問題なく通過可能
・三ッ岳通過後の巻き道は雪渓が急傾斜となっていたため、今回は稜線沿いを通過した
・野口五郎岳周辺はほぼ夏道
・残雪状況によってルート状況や難易度は大きく変わるため、最新情報の確認をおすすめします
■ 七倉山荘前駐車場
https://maps.app.goo.gl/jmfDF5mju8ZUH6CRA
※無料(約50台)
※トイレあり
※夏山シーズンは混雑するが、開山前のため余裕あり
■ 振り返り
週末の予報を見ると、2日とも快晴予報。
これは行くしかないと思い、以前から気になっていた野口五郎岳へ向かいました。
七倉は裏銀座の玄関口。
夏には多くの登山者で賑わう場所ですが、この時期はまだ静かで落ち着いた雰囲気でした。
心配だったのは残雪状況です。
今年は雪が少ない傾向だったため、前年同時期の記録だけでなく、その年の積雪量や気温推移も参考にしながら装備を準備しました。
スタートしてまず待っているのが高瀬ダムまでの道路歩き。
約5.5kmとはいえ、2日分の装備と水を背負って歩くとなかなか堪えます。
そして始まるブナ立尾根。
北アルプス三大急登は伊達ではありませんでした。
ひたすら続く急登に体力を削られながら高度を上げていきます。
標高2,200mを超えたあたりから残雪が現れ、雪渓と夏道を交互に歩くようになります。
最後は雪の壁のような急斜面。
慎重にルートを選びながら登りました。
烏帽子小屋へ到着すると、それまで見えなかった西側の展望が一気に開けます。
目の前には赤牛岳、薬師岳。
ここまで登れば一安心かと思いましたが、その先にも雪渓横断が数回あり、気の抜けない状況が続きました。
先行者のトレースに助けられながら、通行が難しい夏道を避けて稜線沿いを進みます。
野口五郎小屋へ到着し、重い荷物を降ろしたらまずは一回目の野口五郎岳山頂へ。
目の前には大天井岳へ続く表銀座の稜線。
その奥には富士山。
反対側には水晶岳から赤牛岳へ続く裏銀座の雄大な稜線。
さらに遠くには槍ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、南アルプス、中央アルプス。
北側へ目を向けると立山連峰、鹿島槍ヶ岳、白馬三山まで見渡せる最高の展望でした。
山頂で景色を楽しんでいると、先行していた方に追いつく。
お礼を伝えると、なんと約3年半ぶりの再会でした。
まさかこんな場所で再会できるとは思わず、とても嬉しい時間となりました。
夕食を済ませて少し休憩した後、日の入りに合わせて二回目の山頂へ。
赤く染まる山々を眺めながら、静かな時間を過ごしました。
そして翌朝。
日の出に合わせて三回目の山頂へ向かいます。
予報より少し雲は多かったものの、朝の光が山々を照らし始める景色はやはり特別でした。
今回は山頂を踏むことよりも、野口五郎岳という場所でゆっくり時間を過ごすことが目的でした。
夕方、夜、そして朝。
時間によって表情を変える北アルプスの景色を眺めながら過ごした二日間は、とても贅沢な時間でした。
残雪でゼブラ模様になった裏銀座の稜線。
そして何度見ても飽きることのない自然のSHOW。
三度山頂に立ちながら、その景色を存分に楽しむことができました。
素敵な二日間をありがとうございました。
※残雪期は年によって状況が大きく異なります。
※入山される方は最新情報をご確認ください。