3度目の冬季仙丈ヶ岳・小仙丈ヶ岳
仙丈ヶ岳・伊那荒倉岳
(長野, 山梨)
2026年04月07日(火)〜08日(水)
2日間
・雪は基本的にザラメ雪。気温が上がるとすぐに濡れる。
・地蔵尾根を抜け山頂までの尾根上のハイマツ帯の雪面に10個ほど亀裂が散見された。トレースを信じすぎないほうが良いと思う。
・藪沢・馬ノ背方面に残雪期行く奴は居ないと思うが雪崩跡、スラブ、シワが散見された。
登山口までは伊那タクシー利用
1日目
・曇り、山頂の天気予報は風速20-25m
樹林帯なので問題ないが、木がメッチャ鳴る
松峰小屋・地蔵岳まではSALOMONの軽登山靴。そこからは冬靴とアイゼンに履き替え登る。かなり凍結しており、蹴り込みながら登る。テン泊適地を探し2422m地点まで上がるが、腰あたりの積雪にたまにハマる。
その辺りからは腿腰の積雪と、ピンピンの氷の繰り返し。
2日目
前夜天気予報が変わり、夜朝0度前後から-15度前後に。天候は雲一つない快晴。4-5時以降風速15mから徐々に下がる。
・テン泊地2422mから1時間半ほどかけて尾根に上がる。途中で夜が明ける。急登でとてもしんどい。低温のため雪は昨日と打って変わってガリガリになり12本爪のフラットフッティングとキックステップの直登、刃を食い込ませながらのトラバースで足がキツイ。休憩時も雪が硬すぎてポケットを作るのは困難。
・仙丈ヶ岳までの尾根は体感10ー15m以上の風の中、耐風姿勢を取りながら休み休みジグザグと直登を繰り返す。ハイマツ帯に小クレバスが散見された。
・仙丈小屋ー山頂分岐にスノーバーでザックをデポし登頂。天気はいい。
・仙丈カールもガリガリで滑ったら止まらない。小屋までアイピンでジグザグに降りる。
・小屋ちょい上の岩場に雷鳥がいた。小屋は雨戸が開いていたりトイレのドアが明けっ放しなど酷いもん。今年は中に入らなかった。
・小仙丈ヶ岳へ。尾根は去年より積雪があるが、ガリガリと日が当たって溶け出した部分の繰り返しで怖い。向かいからソロが来て笑った。結局ロープを出すことはなく登頂。地獄の下りへ。メンバーによってはロープを出していたと思う。
・北沢峠までの下りは樹林帯にはいるまではガリガリ。滑ったらサヨウナラ。脚力の衰えた自分には一番キツい。樹林帯は表面のクラストした腰までの雪でたまに踏み抜いて嵌る。しかし尾根が細くワカンは無理だった。
北沢峠ー仙流荘
・峠から太平山荘は登山道を通る。少し凍結しているがつぼ足でOK。
・太平山荘からは南アルプススーパー林道で下山を目指すことに。全面アスファルト、時たま落石がゴロゴロしているので車は無理だろう。ただ路面に雪はなくただひたすら歩く。
・電波(docomo)は歌宿から30分ほどで通じるように。
・全員身体が悲鳴をあげる中、15時から21時半まで林道を休み休み歩く。途中からヘッドライト。自分はSALOMONに履き替えたが他は冬靴で足指から血が出るやつも。後半は全身の筋肉痛を無視して歩き下山。
部を引退して(させられて)ほぼ1年ぶりの冬山登山。
・3年前に自分が作ったコの字の合宿計画。
冬の仙丈ヶ岳は地蔵尾根ピストンが鉄板。ウチの体力なら1日で行けるだろう。(しかし小仙丈ヶ岳の尾根に行き、何とか行程を2泊3日に伸ばす&甲斐駒の拡張性を持たせるためだけにコの字で上山下山に2日使う激キモルートを考案した)
3年前は2月に雨に降られ泣きの撤退。
2年前は悪天候の隙間を突き、3日の行程を4日で(余裕があって楽しかった)
今年はなんと3日の計画を2日で完遂。何よりメンバーに恵まれた。
・風邪が治りきっていないとはいえ自分のトレーニング不足を思い知る合宿であった。現役当時は特に感じていなかった脚力の衰え。90Lのザックを背負い上り下りをするともうきつい。脚が上がらない。何より自分の思っているように動かない身体と現役当時偉そうに色々言っていた後輩に気遣われながら歩く自分に感じる情けなさったら。月1でも歩荷トレしとくんだったと思うものの時既に遅し。平地ならまだ負ける気はしないが冬山を舐めるなと自分に言いたい。
・3度目。常に先の情景が浮かぶためワクワクドキドキはあまりない。アドレナリンもあまり出ない、、