仙丈ヶ岳☀️想いを信じて厳冬期の地蔵尾根
仙丈ヶ岳・伊那荒倉岳
(長野, 山梨)
2025.01.18(土)
2 DAYS
仙丈ヶ岳の地蔵尾根🏔️
1年前の3月、ラッセル地獄に苦しみ撤退した地蔵尾根(↓)、自分の不甲斐無さが悔しかった。
https://yamap.com/activities/30175457
本日は昨年と同じメンバーで再チャレンジ。
1年前は南アルプスの女王、仙丈ヶ岳への謁見は叶わなかった、さぁ昨年の忘れ物を取りに行こう、1年越しの“想い”を信じて。
day1 柏木P→仙丈小屋→仙丈ヶ岳
AM5時、17kgのザックを担いでヘッデン登山開始、先行は日帰り2名。うち1名は先週鳳凰小屋でお話しした伊豆の方😳AM3時出発、日帰り、お強い。
絶天のこの日、入山者の少なさに驚いたが、先週からの先人達のおかげで十分なトレースあり、感謝しかない。松峰小屋分岐前の登りで12本アイゼンを装着、9:30に松峰小屋分岐を華麗にスルーし、目指すは仙丈小屋。
昨年の撤退ポイント、標高2500mを通過。
ここまで順調、トレースが続いている。
ザックは肩に食い込み冬靴も重いが、気の知れた仲間を励まし、励まされながら(笑わされながら)森林限界が近づく。九十九折りの夏道をショートカットするように直登トレースが続く、キツい。
何かおかしい、この辺りで急にエネルギー切れ、月〜水は体調が悪く何も食べられなかった、その後もお粥ばかりでグリコーゲンが足りてない。
心拍も上がらない(上げられない)、頭も回らず思い返せば高山病の症状も出ていたんだろう。
歯を食いしばり、ヒーヒー泣きながら無心、亀ペースで絶天の稜線に向けて雪深い急登へ。
稜線に出た、THE DAY☀️
仙丈ヶ岳がついにその姿を現した。
風も穏やか、トレースも山頂まで続いている、絶好の天気だが、“想い”とは裏腹に体は動かない。
登山開始から10時間、名峰に励まされ、仲間に励まされ、仙丈小屋に辿り着いた。迷惑をかけて申し訳なかったが仲間がいてくれてよかった。
16時過ぎに小屋を出発、仙丈ヶ岳へ🏔️
南アルプスの女王が徐々にピンク色に染まり、雲一つない薄明の空に峰々が浮かび上がる。
先週の鳳凰山に続きトワイライト。
周囲には我々3人しかいない、言葉が出ない。
このメンバー以外で来ることなど考えられなかった、一年越しの“想い”が通じた瞬間だった。
仙丈小屋に戻って3人で祝杯🍻
今週初めて飲んだビール、暖かい鍋が体に沁み渡った。甲府のソロの方も加わり、山談義を肴に夜は更けていった💤
day2 仙丈小屋→柏木P
のんびり起床、外では風がうねっている🌀
小屋の扉を開けてちょこっとモルゲンを堪能☀️
9時に下山開始、絶景稜線を下り樹林帯へ。
長い長い地蔵尾根、樹林帯をひたすら下る。ソロだと精神崩壊するところ、仲間のおかげで昨年のリベンジを完遂することができた。
このメンバーだからこそ達成できた。
山の出会い、人との出会いに感謝、ありがとう。
辛いことがあっても“想い”を抱き続け、登山を続けていれば良いことがある、そんな一日だった。
これだから登山はやめられない。
また山に登ろう。
🅿️柏木登山口 無料,📶あり(au),🚾あり
駐車場まで雪無し、凍結無し
📝仙丈小屋(冬季避難小屋)
宿泊代金無料 、20名は宿泊可能(〜30名?)
床はコンクリート、底冷えヤバい🥶
🚾冬季トイレは使用不可⚠️
風雪吹き込み扉も閉まらない
💧水場無し、📶あり(au)
写真にもコメント載せております。
だいたいくだらないので読み飛ばし推奨です。
ウェア、ギアのリストは最後の写真に記載。