山頂でウォーターサーバー発見
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山
(東京, 埼玉, 山梨)
2025.12.06(土)
日帰り
「居酒屋へ行く途中に山がある」
は仮に私が映画を撮ったらその題名にしたいほどだ。邦画名作の名高い「桐島、部活やめるってよ」と双璧を成す題名になりそうだが、映画を撮る予定もなく、本題名からストーリーなど思いつくわけでもないのでここに記すだけでソッとしておこう。
さて今回は鷹ノ巣山。YAMAP軌跡にはアップしていないのだが、約1年半前の6月に踏破済みなのだが
「二郎系ラーメンをたまには食べたいよね」
という精神的にも肉体的もМっ気マシマシの私の無類なる悪癖により鷹ノ巣山を選択。
水根バス停スタート。登る前に体重軽くするぞ計画を発動させるが水根駐車場のトイレは冬季凍結事情により使用禁止。しかしながら水根バス停から徒歩5分もかからないバス進行方向先の箇所に御前山登頂時にお世話になったトイレがそこに。これは水根バス停から鷹ノ巣山へ出発する方々はメモであろう。してさて出発。我々の出発を応援するかのように猿軍団に遭遇。そんなことより先へ。しっかし人がいない。
「みんなここに鷹ノ巣山あるの知らんのかな?」
くらい人がいない。結果、登山前に出会った猿の数のほうが多かった。東京で6番目に高い山で上位5座は雲取山界隈なのでアクセスが難しい中、下山が徒歩で奥多摩駅まで歩けるこの山を皆は何とぞ思う。
前半はずっと沢沿いで川の流れの音を聴きながら実にゆったりと登る。落葉が多すぎで実に足元をケアしながらゆっくりと。実に面白みはないのだが、川のせせらぎを聴きながら、ただただ一点、足元に注意しながら、瞑想できる。
川沿い登りが終わりここからゴリッと急登へ。筋肉番付の反り立つ壁なのか?はたまた筋肉番付のモンスターボックス24段か?もはやこれは年末が近いのでSASUKEではないのか?
とりあえずよじ登り先へ。鷹ノ巣山は山頂が木々が少なくハゲており、近づきながら山頂を確認できるがなかなか近づかないのが嫌いよりの好きだ。しかしこの山頂、山頂到達部が開けておりみんな横並びで山頂到達ができる。これは山頂到達瞬間を皆で分かち合える素晴らしいイベントであると考えている。山頂部も人が少なく5名程度。
早速の昼食ということでカップ麺を取り出す。しかしながら私の山専ボトルは先日の八経ヶ岳で壊れてしまいカップラーメンのみの持参。事前に同行者のTKCに山専ボトル持参を依頼しておりお湯をもらう。別の同行者Gパンもお湯を欲しておりTKCのお湯を紹介。して私はTKCに「ご自身はカップ麺を食べないのですか?」と質問。するとTKCは
「僕ねー、カップ麺持ってくるの忘れたんすよー」
とのこと。さするにこのTKC、私とGパンと4時間近く山を登ってお湯を持参し私とGパンに提供。ご自身はカップ麺を忘れたので、
ただただお湯を持ってきただけ。
まるで歩くウォーターサーバーやん。
という750gの重荷を人のために持ってきただけという「ピザを人数分と思って切り分けたけど自分の分だけ足りない人」または「焼肉を焼いてくれて人に取り分けてくれたけど自分の分は無い人」ではないか。
鷹ノ巣山から奥多摩駅の下りは1年半前も経験したがきついの何の。Gパンが先導するが思いのほかペースが速く、ただただお湯を持ってきただけの人は遅れたりつまずいたりと多難。
しかしながら無事に奥多摩駅到着。今宵の宴開催場所は立川駅と決めたのだが、立川駅に至るまでの乗車時間、ずっと座れたのだが宴までに体力回復させるために眠りにつくのだが、完全に眠る前にこのように思うのであった。
お湯だけ持ってきて自分のカップ麺を忘れた友よ、
この歩くウォーターサーバーとは
まだしばらくは友人関係を続けよう。