外秩父七峰縦走ハイキング
堂平山・笠山(乳房山)・大霧山
(埼玉)
2025.07.12(土)
日帰り
2022年まで毎年4月に1日だけ開催され多い時は6千人を超える参加者が歩いたという外秩父七峰縦走ハイキング。
小川町駅を起点に官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山、登谷山を巡って寄居駅を終点とする距離42km、累積標高2,500m超のイベントだったが、コロナ禍での密集・密接の問題や環境破壊の懸念で環境省から入山規制の指導もあり、23年からは通年でアプリでデジタルスタンプを収集する方式に変えて時間制限を無くし、脚力に合わせて何回かに分けて回ってもOKになった。
これまで個別に官ノ倉山、笠山〜大霧山、皇鈴山&登谷山を登ったことはあるが、通しで踏破してみたいと思い今回チャレンジしてみた。
比企丘陵を歩くスリーデーマーチの50kmコースは累積標高が多い日でも600mくらいなので制限時間の11時間内で歩けるが、こちらは鎖場もあるアップダウンの連続で標準コースタイムは17時間を超えていて、大会の時の制限時間12時間では歳の割に健脚と言われる自分でもとても歩けないコースだ。
※過去の大会での完歩率は50%程度のようだ。
デジタルスタンプ方式になったので、昼の長いこの時期に雨や雷の予報が無い日を選んで時間を気にせずに歩くことにした。
前日まで続いたゲリラ雷雨も収まり、曇り空で暑さが和らぐという予報を見て早寝し、夜明け前にスタート地点の小川町駅に向かった。
空が明るくなる5時頃から歩いて17時頃に七峰のピークハントを終えれば、その先は途中で暗くなっても寄居駅までヘッドライトを点けて舗装路を下って行けば良いという算段だ。
そうは言っても標準コースタイムの0.8掛け(歩行速度1.25倍)くらいで歩かなければ夜中になってしまうコースだ。
予報通り前日までの猛暑から打って変わって陽射しもなく最高気温が平地でも30°Cに届かない涼しい1日になり雨にも合わずに歩くことができた。
雲と霧に覆われて展望はよくなかったが、展望は前に楽しんでいるし今日は完歩が目的なので曇り空がうれしい。
笠山までは設定ペースで歩けたが、堂平山に向かう途中から左膝にこれまで無かった違和感を感じるようになった。
平坦な道や上り坂ではなんともないが、下り坂で足を着くと痛みを感じる。
右足はなんともなく、左も深く曲げずに足を出せば多少ペースは落ちるもののいけそうだったので、途中のエスケープルートは選択せずに計画より1時間遅れで寄居駅にゴールした。
歩行時間、歩行距離、累積標高を見返すと、これまでの山行で最も過酷な1日でもう一度歩きたいとは思わないが、膝の違和感も数日後にはおさまり 年初の目標の一つが達成できて良かった。