八幡平・源太森・安比岳

出典: Wikipedia

八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群である。標高1,614 m。岩手県、秋田県にほぼ等面積で広がる。広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。山域は1956年に十和田八幡平国立公園に指定されている。

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掲載されている山

八幡平, 源太森, 安比岳, 茶臼岳, 藤助森, 山毛森, 八幡沼, 大沼, 大湯沼

  • 八幡平

    標高 1613 m

    岩手県と秋田県の県境に位置する、その名のとおりのなだらかな山。古代の噴火の影響で火口湖や小さなピークが点在し、夏の花の時期は何とも美しい景観を見せる。県境の登山口から山頂までの標高差はわずか70mほどで、歩行時間は約30分。日本百名山のなかで最も楽に山頂に立てる山のひとつだ。平らな山であり、針葉樹に包まれていることもあって展望はそうそう期待できないが、八幡平三大展望地と呼ばれる山頂東側の源太森、茶臼岳、南側の畚岳(もっこだけ)からは近接する岩手山などの大きな眺めが広がる。また、近年話題となっているのが、山頂近くにある鏡池の雪解け時のみに見られる「八幡平ドラゴンアイ」だ。池水と残雪がつくる巨大な目の玉を見られる時期は5月中旬~6月中旬。

  • 茶臼岳(ちゃうすだけ)は、岩手県八幡平市に位置する標高1578mの山である。日本百名山・八幡平から、八幡沼を経て安比高原スキー場の最上部である前森山へ向かう稜線上にあり、八幡平や安比岳など周囲の山と比してもよく目立つ円錐形の山容が特徴的である。西側山麓に広がる黒谷地湿原は、アオモリトドマツの森の中に突如現れる広大な湿原と池塘群。夏にはワタスゲやニッコウキスゲなどの高山植物が咲き乱れ、秋には草紅葉が金色に輝く名所で、木道が整備されている。八幡平アスピーテライン・茶臼口バス停から、山頂直下にある茶臼山荘を経由して、約1時間で山頂に立てるアクセスの良さも魅力である。詳細は八幡平を参照。 https://yamap.com/mountains/37

  • 畚岳

    標高 1577 m

  • 諸檜岳

    標高 1511 m

    諸桧岳(もろびだけ)とは、岩手県八幡平市と秋田県仙北市との県境にある山である。 標高は1,516m。畚岳と嶮岨森をつなぐ登山道である裏岩手縦走路が山頂を通過している。また、諸桧岳の東麓の標高1,200m付近には秋田県道・岩手県道318号八幡平公園線(八幡平樹海ライン)が南北に走る。諸桧岳山頂の標識は、諸桧岳最高点から北西約300mの登山道が直角に曲がっている点に設置されている。 諸桧岳の「諸桧」とは、アオモリトドマツ(オオシラビソ)の方言である。諸桧岳山麓は笹藪の中にアオモリトドマツが数多く茂っている。アオモリトドマツは青森県が分布の北限であるが、この八幡平地区が群生密度が日本一と言われている。標高が低い場所では樹高30mを越える巨木になることもあるが、諸桧岳の山頂付近では風雪にさらされ大きくなれない。 山頂は平坦になっており、一面ハイマツが茂っている。斜面は広く、石沼(いしぬま)という沼をはさんで、1,481mの前諸桧岳がある。石沼には多数の石があり、気候により沼の水量は大きく変化し、ほとんど干上がることもある。石沼は干上がることもあるせいか、植物はあまり生えていないが、この付近にある他の小さな沼にはミツガシワなどの植物が生えている。また、前諸桧岳の南西にも大きなめがね沼という名の沼がある。 1862年(文久2年)の久保田藩の山役記録では諸桧岳を「諸桧臺障子倉(もろびだいしょうじくら)」と記している。久保田藩では「諸桧臺」とは八幡平を意味していた。現在の南八幡平縦走路は当時の山守役が藩境を巡視した山道にあたる。 水沢競馬場では諸桧岳レースが4月と6月に開催されている。

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