恵比須森・茶臼岳・八幡平
八幡平・源太森・安比岳
(秋田, 岩手)
2026年03月12日(木)
日帰り
中13日、今回は以前登った秋田側からではなく、岩手側からの八幡平に挑戦。結果は、天候には恵まれたものの、ルート選択ミスと最悪のモナカ雪で苦戦、予想以上に時間がかかり、とても満足とはいかなかった。しかし、復活した樹氷とすばらしい展望に出会えて、まずまずの山行となった。
〇駐車場から茶臼岳
前日、道の駅西根で車中泊、967mの広い駐車場に先行者はなく、一番乗り。6:34には出発できた。雪はクラスト面にうっすら新雪が乗り、シールの効きは問題ない。予報通り風があるが気になるほどでもない。無数のスキートレースの中から、茶臼岳に向かう消えかけのトレースを見つけ、忠実に登る。
コースは、旧スキー場の20度の中級者向けゲレンデ斜面を登る。恵比須森に向けての登りは快調で、稜線からはまばらな樹林帯を進む。8:33 山頂手前から岩手山が見えた、裏側なので左下がりの片富士で、右に続く外輪山の鬼ヶ城もすばらしい。少し進むと恵比須森1496mの山頂に到着。山頂からは、茶臼岳が朝日に白く輝きとてもきれいだ。
シールのまま標高差40mの緩い斜面を下ると、8:52 鞍部で古いツァー標識61を見つけた。古のツァーに心が躍る。ここから、樹林帯の緩やかな尾根を140m登ると茶臼岳に到着する。9:21 茶臼山荘を通過、そのまま登ると、頂上直下でスキーで進むのは困難になった。スキーはここまで、スキーとザックをここにデポ、9:34空身で1577mの山頂に立った。
山頂からの眺望は、岩手山、右に続く鬼ヶ上の尾根、姥倉岳、犬倉岳、奥に笊森、秋田駒ヶ岳、手前に源太ヶ岳、険阻森、畚岳、八幡平と続く。目標の八幡平はあいにく雲でぼんやり。感激の大展望だ。高校時代にほとんど登ったが、最近登った山を含めると全部登っている。感慨深い。
〇茶臼岳から八幡平
茶臼山荘まで下り、左に八幡平方向に進む。ノートレースだがGPSでダウンロード軌跡を確認しながら黒谷地湿原を目指して進む。コースは幅広のオープン斜面なので、軽快にシールで真っすぐ下る。途中、横切るオープン斜面があり、この辺り軌跡の帰りのコースなので10:05 写真で記録した。
黒谷地湿原は、平らな雪原で目印がなく方向がよくわからない。ここからのコースは、左にカーブして源太森まで登る。GPSで軌跡のルートと現在地を何度も確認しながら、登りやすい箇所を選び進む。10:50 シラビソが切れ、オープン斜面となった。振り返りで茶臼岳と岩手山を撮った。この先は、地形から、登りやすいシラビソとオープンの境目を登った。これが間違いだった。
ほぼ登り切り、平坦になったのでGPSで位置を確認すると、コースから200mほどずれている。
そこで、軌跡と八幡沼を参考に方向修正して進む。平らでシラビソが少なく目印がないので、何度もGPSで位置を確認する必要があった。11:41 雪原のシラビソの中に、よく見たら陵雲荘の屋根を発見。
もう大丈夫とこれを目印にして進み、11:59 陵雲荘に到着した。
陵雲荘からは、秋田の山岳会が竹竿をコース標識に設置しており、これがありがたい。竹竿をつたって、12:15 ようやく八幡平1613mに登頂した。山頂からは、新たに、うっすら森吉山が見えた。周りを見渡すと、どこまでも続く雪原と、点在する樹氷などに感激、the八幡平の素晴らしい展望を楽しんだ。
〇八幡平から恵比須森
予定の時間を過ぎていたので、山頂には長居せず、12:16下山開始。陵雲荘の樹氷風下で昼食をとり休憩。12:53 シールを付けたまま、登りのトレースをUターンする。八幡沼から源太森までは標高差35m、樹氷帯通過は、シールを付けたままが楽だろうとの選択だ。
源太森横断は、途中からショートカットで登りトレースと交差を選択。13:27 ピークでシールを外し、黒谷地湿原に向けてワクワク滑走を開始、少し滑走すると、登りのトレースと交差、このトレースを辿って斜滑降で下る。しかし、途中滑走面に氷が付き滑らなくなったので、スクレーパーで削り取りながらの滑走となった。
14:14 黒谷地に到着、ここでシールを再装着。この先のコースは、往路の恵比須森から茶臼山荘のトレースの交差を選択。できるだけ恵比須森よりが望ましいと考え、地図とGPSで確認しながら進むが、
なかなか真っすぐには進めない。ヒールアップしているので、結果的に僅かに登る軌跡になる。トレースと交差したので確認すると、思っているより山荘よりになってしまった。(ヒールアップなしが正しい?)
交差点を左に鞍部まで下る。そこから、恵比須森まで登る。15:35 山頂でシールを外し、二度目のワクワク滑降の開始。楽しい滑降になるはずだった。しかし雪質が変わり、最悪のモナカ雪の滑降となった。曲がれない、強くエッジを立てると急ブレーキがかかり転倒。斜滑降もスピード制御ができない。ボーゲンで緩斜面は滑降できるので、シュテムで回転、何とか下れるところもあるが、何度もスキーが引っかかり転倒。
16:26 20度の斜面を目の前に、スキーでは無理と判断し、ツボ足スキー引きずりで一歩ずつ下る。スキー靴の沈みは20cm程度だが一様ではない。転ばないようゆっくり慎重に下る。緩斜面になったのでまたスキーでの滑走を試みたが、やっぱり無理でまたツボ足で下る。時間だけが過ぎていく。
17:05 ようやく、道路わきのスキー装着地点まで下山。悔しい思いと、やっと終わった達成感で複雑な心境。ここで山行を終了にした。本日のスライドはゼロ、お疲れさまでした。
〇今回の反省
今回の反省は、①黒谷地から源太森の登りで、軌跡から外れたこと。オープン斜面の登りでGPSの確認をせず、トップまで登ってしまった。自分の判断の過信が誤りだった。
②黒谷地から恵比須森までの登りで、まっすぐ進めず大きく右にずれたこと。ヒールアップしていたため、知らずに登っていた。しっかり地図読みすれば、等高線トラバースが出来たはず。
③何度もGPSで位置確認したためか、スマホの電池の消耗が大きく、山行終了時点で僅か1%になっていた。GPS確認は、電池の消耗が大きい?消耗は、寒い中での写真撮影が原因かもしれない?
〇秋田ルートと岩手ルートの違い
2022.3に秋田側から八幡平に挑戦している。今回の岩手側からのルートと比較してみた。
①距離は、秋田ルート13.3km、岩手ルート17.4kmで岩手ルートの方が長く時間がかかる。
②面白さは、両者ともスキー場が起点、岩手ルートは恵比須森、茶臼岳に登るので岩手ルートの方が面白い。茶臼岳の眺望もすばらしい。
③ルートの難易度は、秋田ルートはコース標識の竹竿やピンテが沢山設置してある。岩手ルートは、コースの標識は全くない。したがってルートファインディングの技術が必要。また、岩手ルートはホワイトアウトの危険が大変大きく、岩手ルートの方が難易度上。
また、秋田ルートのスキー場は、ゲレンデ整備済みなので、モナカ雪にはならないだろう。岩手ルートは、旧スキー場なので、自然の雪、モナカ雪になると滑走不能もある。なお、岩手ルートはスマホGPSの電池消耗に注意。
④シールの着脱は、秋田ルートは蒸ノ湯、岩手ルートは黒谷地の再装着で同じ。
⑤今の時期、秋田ルートの記録がほとんどで、岩手ルートは見当たらない。したがって、岩手ルートの情報量は極端に少ない。