源太森・八幡平・藤助森・茶臼岳・恵比須森・大黒森・屋棟岳・西森山・前森山
04:00起床 04:34村上旅館発 04:56安比高原ぶなの駅着 (上記「チェックポイント」を参照) 17:35安比高原ぶなの駅着 (🐸途中、セブンイレブン栗原金成片馬合店で仮眠を取ったり、コスモR4大衡SSでガソリンの給油をしたりして帰宅が遅くなる) 00:01自宅着
04:00起床 04:34村上旅館発 04:56安比高原ぶなの駅着 (上記「チェックポイント」を参照) 17:35安比高原ぶなの駅着 (🐸途中、セブンイレブン栗原金成片馬合店で仮眠を取ったり、コスモR4大衡SSでガソリンの給油をしたりして帰宅が遅くなる) 00:01自宅着
6月頃に予定していた夏休みプランは、大門峠から霧ヶ峰、そして美ヶ原へと歩く「日本中央分水嶺」だった。 ところが、なかなか休みも取れず、近場で済ませようと考えたのが、「岩手山・八幡平・安比高原50kmトレイル」への再訪だった。 2019年夏以来、7年ぶり。 https://yamap.com/activities/4294766 今年7月、岩手山の入山規制が解除された。山頂から眺めた、どこまでもゆったりと連なる峰々を、もう一度歩いてみたい。 そして今回は、「火山」というものを意識して歩いてみようと思った。 あとは天候次第──。 梅雨明け後は晴天が続いていたのに、夏季休暇に入った途端に空模様が崩れ、台風15号までやって来た。 今回は見送りか。 そう思いながらも、出発地点や下山地点を変更したり、地質図を眺めたり、火山のことを調べたりしているうちに、あっという間にお盆の入り。 15、16日だけは何とか天気が良さそうだった。 ーーー 1日目 安比高原~八幡平~陵雲荘 夜明け前、相方に送ってもらい、松川温泉に車を1台デポして安比高原「ブナの駅」へ送ってもらった。 途中、道路をのんびり歩くクマと遭遇。 幸先の良いスタート……⁈ 6:00、霧のブナの駅を出発。牧野を抜け、ブナの森へ入る。 地質図を眺めれば、足元には火山岩層、丸森凝灰岩、大黒森集塊岩……。 名前だけを追っても、ここが幾度となく火山活動を繰り返してきた場所だということが分かる。 ただ、眼に映るのは、大好きなブナの森。 二次林の中に残された大きなブナには、セミの抜け殻やクマの爪痕があった。 やがて標高が上がり、オオシラビソの森へ。 背丈を越える笹ヤブを抜ける頃には、全身びしょ濡れになっていた。 縦走路は刈り払いされた静かな稜線だ。 屋棟岳、大黒森、恵比寿森を越え、茶臼山荘へ。 8:55、屋棟岳。 9:35、大黒森。 10:05、恵比寿森。 10:40、茶臼山荘。 茶臼岳へ向かい、10:55、山頂。 二等三角点「茶臼岳」と溶岩ドーム。 茶臼岳溶岩帯。 岩手山は雲の中だったが、眼下には熊沼、遠くにはなだらかな八幡平と、ひときわ飛び出した畚岳が目についた。 石に腰掛け、はるか遠い昔に想いを馳せてみるが、時空の幅に目眩すら覚える。 予定では大深山荘泊だった──。 しかし、ここで気が変わった。 「今日は八幡沼、陵雲荘で泊まろう」 黒谷地湿原を抜け、源太森へ。 12:25、安比岳・安比高原分岐。 その先に源太森の斜面が見えてくる。振り返れば、雲間に茶臼岳。 鬼ヶ城からは滝雲が雪崩れ込んでいた。 12:40、源太森「源太森溶岩」。 八幡平は一つの火山ではなく、長い年月の中で場所を変えながら活動した、いくつもの火山体からなる「火山群」だ。改めて地質図を眺めて再確認した。 源太森からは、眼下に広がる八幡沼へと。 八幡沼も、その火山活動の中で刻まれた火口の一つ。 今は静かな水面だが、約22mもの深さがあるという。 突然、木道傍の笹が、 「バラバラバラバラ」 と音を立てた。雨だった……。 湖沼群の真ん中でアンブレラを差し、陵雲荘へ駆け込んだ。 そして、雨の止むのを待ち、水を汲みに八幡平ビジターセンターへと向かった。 14:30、再び陵雲荘。 着替えを済ませ、濡れたブーツを乾かしながらノンアルを飲む。 夕暮れの八幡平に陽が差し、ふわふわと漂うアキアカネ。その羽根がキラキラと輝くのに見惚れていた。 思いがけず、今夜は貸し切り。 静かな夜だった。 ーーー 2日目 八幡平~畚岳~大深岳~松川温泉 3時過ぎ、目が覚めた。 外へ出ると、月も風もなく、満天の星空。 八幡沼の水面が、チカチカ、チカチカと光っている。 ──あぁ、星だ!星影だ。 星が降るとは、こんなことか。 宮沢賢治も、こんな夜空を眺めていたのだろうか。 ふと、「銀河鉄道の夜」が浮かんだ。 4:00、コーヒーを飲み、支度をすませ4:55、陵雲荘を出発した。 「岩手山、おはよう!」 歩き始めると、空気が変わった。 御来光だ。 眩い光が八幡平を包む。 5:10、八幡平山頂。 北には雲海。東には北上山地の山々。遠く八甲田、岩木山、森吉山。 南には、岩手山とこれから歩く畚岳から源太ヶ岳までの峰々が眺められた。 ひと昔前まで「アスピーテ」と呼ばれた八幡平は、今では複数の火山体からなる火山群として捉えられている。 5:25、眼鏡沼。 ドラゴンアイで知られる火口沼も、今は静寂の中。 アスピーテラインを越え、樹海ラインを進み、5:55、裏岩手縦走コースへ入った。 畚岳分岐にザックをデポし、6:25頃、畚岳。 畚岳溶岩、溶岩ドームをもつ360度の大展望の山頂だ。 雲海から北部北上帯がこちらを眺めている。 約70万年前に誕生した岩手山(岩手火山)。 遠い古生代からの記憶を抱く北上山地と、若い岩手山。 その空間に、自分が立っている。 ──人間はちっぽけすぎる。 畚岳を下り、諸桧岳、前諸桧、嶮岨森へと。 7:25、諸桧岳。 8:05、前諸桧。 8:40、嶮岨森。 嶮岨森溶岩。 岩峰からの眺めは素晴らしく、関東森、曲崎山、大白森が近くに見える。 そして、この辺りから大深岳―曲崎山火山群。 9:20、大深山荘。7年前と変わらない、きれいな山荘。ここまで出会った登山者は、ソロのトレランの方ひとりだった。 山荘では登山道整備の方々と出会った。 「最近は、クマ騒動であまり人は来ないんですよ」 え?、入山規制だけではないのか。 なるほど……。 大深の清水で水を補給し、大深岳へ向かう。 10:55、大深岳。大深岳溶岩。 今回の八幡平火山群の旅は、ここまで。あとは源太ヶ岳を越えて松川温泉へと降るだけだ。 途中、立ち止まり、歩んできた峰々をスケッチした。 11:30、源太ヶ岳。大深岳溶岩。 山頂から振り返ると、今回歩いてきた峰々が一望できる。 「岩手山・八幡平・安比高原50kmトレイル」も、ほぼすべてが見渡せた。 今、眼に映る「現像」は描けても、「心像」をそのまま映し出すことはできない。 ただ、佇むしかなかった。 ちはやふる神世の前の幾年も うるわしきかな みちのくの山 源太ヶ岳を降り、大深山荘分岐から松川温泉へダケカンバの森を降った。 途中、水場で冷たい水をいただく。 ブナの原生林。丸森川に架かる橋を渡った。 サワヒヨドリと思って近づくと、アサギマダラが2匹飛び立った。 私の周りを2周して、また花へ戻っていった。 旅する蝶々──。 13:25、松川温泉登山口着。 松川荘で汗を流した。 青みがかったぬるめの湯と、白みがかった熱めの湯が、頭の先から脚の先まで、染みわたった。 湯を掬ぶ その手のひらに しあわせヲ 流るる時の 恵みこそあれ ーーー 追記 「いったいこゝをどういふわけで、国立公園候補地にみんなが運動せんですか」 『春と修羅』より。 そう嘆いていた、石っこ賢さん。 当初は「十和田国立公園」だけだったものが、昭和31年、現在の「十和田八幡平国立公園」に指定された。 没後23年。 賢さんの熱い想いが形となり、こうして現代へ引き継がれているのだろう。 今回は、山を歩くというより── 「火山を歩いた」。 そんな二日間だった。 ーーー 追記 今回歩いた火山と、その上に刻まれた地形 今回の山行では、いくつもの火山体と、その火山活動によって生まれた地形の上を歩いた。 八幡平火山群 茶臼岳火山 * 火山岩屑 * 丸森凝灰岩(安山岩質凝灰岩) * 大黒森集塊岩(安山岩質集塊岩) * 大谷地熔岩(玄武岩) * 茶臼岳熔岩(安山岩) 八幡平火山 * 八幡平熔岩(安山岩) * 源太森熔岩・安比岳熔岩(安山岩) * 畚岳熔岩(安山岩) 大深岳火山 * 嶮岨森熔岩(安山岩) * 大深岳熔岩(安山岩) 火山活動の後に生まれた地形・堆積物 * 八幡沼・眼鏡沼・ガマ沼などの火口湖・火口跡 * 黒谷地湿原の沖積層 * 八幡沼周辺の湖沼群 岩手火山群 丸森火山 * 松川変質安山岩(安山岩) * 上倉外輪山熔岩(安山岩) * 丸森中央火口丘熔岩(安山岩) こうして並べてみると、二日間の山歩きは、単に峰をつないだ縦走ではなかった。 溶岩が流れ、火山が生まれ、侵食され、そこに水がたまり、湿原ができる。 そして今、その上を森や花々が覆っている。 ──火山は、噴火して終わりではない。 長い時間をかけて地形をつくり、その上に水を集め、森を育て、今の八幡平の風景を形づくっている。 今回歩いたのは、その長い時間のほんの一部分だった。 ※本文中の地質に関する記述は、主に昭和30年代に刊行された5万分の1地質図幅「八幡平」を参考にし、現在公開されている地質・火山資料等も併せて参照した。
八幡平の標高は、1,613mである。 なかなかの標高だ。 しかし、駐車場が1,523mの地点にある。 獲得標高が100mにも満たないということか…😅 なぜそんな山が、日本百名山なんだ? そこで、ウィキペディアで日本百名山の選定基準を確認してみた。 そもそも『日本百名山』は、文筆家で登山家だった深田久弥が実際に登頂した日本の各地の山のうち、自ら定めた基準で名峰100座を選び主題とした山岳随筆集および、そこで紹介された山々、とのことだった。 そうだったのか…😅 そして、選定基準は、以下の通りとなっていた。 日本の多くの山を踏破した本人の経験から、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500 m以上の山(筑波山など一部例外あり)という基準を設け、『日本百名山』を選定した。 なるほど、単に難易度で選定しているわけではないようだ🤔 それから、北海道では9座が選定され、他にウペペサンケ山、ニペソツ山、石狩岳、ペテガリ岳、芦別岳、駒ヶ岳、樽前山なども有力な候補としていたが、登頂していないことにより除外されたということだった。 そんな馬鹿な~😱 登頂してよ🤣 個人的には、ニペソツ山と石狩岳は、選ばれてもいいのではないかと思ってしまった😅 少し話が脱線してしまった。 しかし、せっかく東北まで来たのに、八幡平だけで終わってはもったいない😆 好都合なことに、八幡平は、登山道が東西南へと発達している。 少し先まで足を延ばしてみよう😚🎶 しかし、午前中に岩木山へ登ってきたばかり。 それから明日以降も、早池峰山、岩手山を控えている。 疲労を考慮して、自分の心と対話しながら、引き返すポイントを見極めよう😊 そんなことを考えながら、八幡平登山口へと向っていった🚙
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※年間の登頂者総数を100とした場合の各月の割合を%で表示
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8.7% | 5.8% | 4.35% | 2.9% | 4.35% | 7.25% | 21.74% | 11.6% | 13.05% | 20.29% | 0% | 0% |

山歩(さんぽ)とは、山や身のまわりの自然の中を気持ちよく歩くこと。今すぐ行ける山歩コースや、山歩した気分になれる映像コンテンツを更新中です。





