活動データ
タイム
03:40
距離
4.4km
のぼり
517m
くだり
516m
活動詳細
すべて見る2006年春の鈴鹿最南部レポです。先日、久しぶりに那須ヶ原山登ってこの方面を見たので、過去のレポを探して、けっこう写真がきれいだったので、YAMAPにあげてみました。季節はずれでごめんなさい🙏 「三国」と名のつく山は滋賀県境に7山あります。当然、昔の近江の国と他の二国の三国境で、最初の写真に示す通り、近江とA:越前・美濃、B:美濃・伊勢、C:伊勢・伊賀、D:伊賀・山城、E:山城・丹波、F:丹波・若狭、G:越前・美濃、の国境です。A,B,C,Eは三国岳、Gは三国山、Dは三国塚、Fは三国峠と呼ばれていますが、Fは国土地理院地形図で三国岳と書かれているので、さらに混乱しますね。ややこしいことこの上なしです。このうち鈴鹿山脈にあるのが2つで、Bの三国岳は鈴鹿北部、御池岳の北側に鞍掛峠をはさんで位置する山で、もうひとつが最南部にあるCの三国岳です。 今回はこのCの三国岳を伊賀側から登ってみました。お昼過ぎ、奥余野公園に車をとめ、東海自然歩道を歩いてゾロ峠へ。そこから伊勢・伊賀国境の稜線を北上し、倉部山を経て三国岳。ここで西に向き、伊勢・近江国境、いまでも三重・滋賀県境の鈴鹿主稜線を西へ。忍者岳、加茂岳と呼ばれる小ピークを越えて、油日岳に至り、さらに県境稜線を南下して奥余野公園に戻るコースでした。 山行記録:日時-2006年5月21日、天候-晴れ。12:05 奥余野森林公園駐車場に駐車、登山開始、12:40 ゾロ峠到着、近くで昼食。 12:55 ゾロ峠発、13:10 倉部山、13:25 鳥不越峠、13:30 三国岳着、13:45 望油峠、13:55 忍者岳、14:15 加茂岳、14:25 油日岳着、休憩。14:35 油日岳発、14:45 三馬谷滝分岐、15:45 駐車場着。 鈴鹿最南部の山々では、那須ヶ原山、高畑山、油日岳は有名ですが、そのほかはあまり知られていない山が多く、三国岳や忍者岳もその一つです。もっとも、忍者岳、倉部山、加茂岳等は、地元の人たちが比較的最近つけた名前でしょう。鈴鹿のバイブルと思っている西内氏の本でもこのような名前は紹介されていません。 奥余野森林公園に車をとめ、まず東海自然歩道を歩いてゾロ峠へ。さすがによく整備された道です。ゾロ峠から伊勢・伊賀国境の稜線を北上します。この稜線は、時折やせ尾根になりますが、だいたい歩きやすい尾根です。右後方に、経塚山、仏ヶ平、錫丈ヶ岳などが望め、なかなか気持ちのいい道です。特にこの季節、倉部山周辺のヤマツツジの朱色が大変きれいでした。鳥不越峠から三国岳への登りは急ですが、固定ロープもあり安心です。三国岳山頂は眺望もなく、ただの三叉路です。右に行くと那須ヶ原山に向かいますが、今回は左へ。急降下で望油峠。ここに「鳥不越峠」の立て札があるのにはちょっと・・・。再び急峻な尾根を登ると平らになって分岐です。左に向かえばわずかで忍者岳の山頂。ここも眺望はありません。 この道を詰めると、三馬谷滝へ下ることもできます。少し引き返して分岐を左にとり、油日岳に向かいます。しばらくやせ尾根が続きます。特に東斜面があちこちで崩壊。おかげで、時折見える那須ヶ原山は、非常に雄大に見えます。加茂岳と呼ばれる小ピークを越えて、少し下ると、油日岳の表参道が右から突き上げてきます。その先はすぐ油日岳の山頂です。岳大明神にお参りしてから、山頂の脇にある、余野公園と書かれた道標を目印に、県境の稜線を下りました。いよいよ鈴鹿山脈の主稜(滋賀-三重県境)もここから先は峰らしい峰もなく、大地へと吸収されていくところです。今日は谷に下らずにこの稜線を詰めてみることにしました。三馬谷滝へ下る道を左に分け、さらにその先で右前方向に高間・みずべ公園と書かれた道標の分岐で左前方をとり、あくまでも県境稜線を下りました。稜線の藪がきつくなってきたところで、左へ無理やり下ってやれば、奥余野公園駐車場の道まで、そう遠くはありませんでした。藪を漕ぎたくない方は、三馬谷滝へ下る道を下られたほうが無難でしょう。
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