活動データ
タイム
10:42
距離
17.7km
のぼり
1802m
くだり
1590m
活動詳細
すべて見る夏のこの時期は弊社休業につき5連休。再び名古屋から岩手へ飛んだ。 目指すはもちろん、以前撤退した岩手山。 飛行機を取ったのは数ヶ月も前なので この連休の天気がどうなるかなんて予想もしてなかったが、 関東以南が梅雨前線に飲まれる中で幸運にも東北の天気は上々。 とはいえ東北も梅雨が開けているわけではないので雨は覚悟の上だ。 盛岡の宿を早朝に出発。始発のいわて銀河鉄道線はややこしいので注意… 滝沢駅からは前日に予約しておいた滝沢交通のタクシー。 馬返し登山口までちょうど4000円…高いとは思うが翌日の行程を考えると致し方なし。 (後で知った話だがドライバーはどうも社長さんだったらしい) 3月に無意味に歩いた演習場横の3kmを軽快にタクシーで走り抜け登山口へ。 前日は満車だったみたいだが3連休最終日のこの日は空いていた。 あの日一人で雪遊びをしていた東屋で準備を整え、いざ出発。 あと調子に乗って薪を一本運んでいくことに(やめときゃよかった) 雪がなければ道に悩むこともなし。 雪がなくとも見覚えのある景色を懐かしみながら(たった4ヶ月前だが)高度を上げていった。 タクシーに載っているときから上はガスで見えなかったが、道中も晴れる気配はなし。 それでも暑い。 最大標高2000m想定の格好で登り始めるのは厚着すぎた早々に反省。 ピーカンだったら駄目だったかもしれん… 水は8合目避難小屋で補給できるので心配していなかったが消費は想定より多かった。 新道と旧道の分岐、なんとなく道の良さそうな新道の方へ行ったがひたすら樹林帯だった。 晴れていたら旧道の方が岩場で多少道が悪くとも景色はよかったろう。 樹林帯を抜けると視界は開けたが下界は全く見えず。 8合目の避難小屋へ到着するとガスがかかりつつも山頂が見えた。 ここでコーヒーや手ぬぐいを買ったりしばし休憩し、水を補充。 9合目避難小屋前の広場にメインザックをデポ。サブザックで山頂へ向かった。 と、ここで「あとから追いかける」と突然連絡してきたフォロワーに追いつかれた。 2時間ビハインドで捕まってしまうとは、さすがのトレランナー… 一緒に山頂を目指し、お鉢巡りをすることに。 残念ながら山頂周辺はガスに覆われて周囲の風景を見ることはできなかったが、 火口や鬼ヶ城方向はちょくちょく見通すことができた。 お鉢巡りをしている間も晴れたり曇ったり。 再び9合目避難小屋へ戻り、休憩してフォロワーと分かれた。 そう、自分は馬返しへのピストンではないのである。 だからレンタカーを借りなかった。 目指すは鬼ヶ城コースからの松川温泉。 馬返しからの登りと比べれば長く緩やかな下り…とはいかねえ。 ロックなコースなので細かく上下に揺さぶられる。 高度感のある岩場がちょくちょくあるが風も穏やかだし濡れてもいないので危険はなし。 しかし外輪を回るこのルートこそ晴れてほしかった… さぞきれいな景色を堪能できて疲れも気にならなかったろう。 なんとなくこのガスに包まれたこの草木と岩場の風景は戸隠山に似ている気がした。 下ってくると結構なヤブ道である。おかげで思うようにスピードが上がらない。 景色もアレだし黒倉山はスルーしようかと思ったが、ここで気づいた。 …昼食を食べる場所がない。 いや、どこで食べることもできるが、自分は今一人である。 ヤブに囲まれた中でカレーメシでも食べてみろ、 どこから熊が出てくるか分かったもんじゃない。 あまり腹が減ってないからと9合目で食べなかったことを悔やみながら、 もう下り切るまで我慢するかと思ったところで黒倉山が見えた。 …めっちゃ開けとるやん! とりあえず熊が接近してきたら気づくことはできそうだと思い、予定通り黒倉山へ。 山頂の崖には燕がたくさんいた。ここも晴れていたら最高だったろう。 姥倉山への広くなだらかな鞍部を見下ろしながら飯を食べ終え、あとはひたすら下った。 特に見るべきものもない、長い長い樹林帯。披露も限界が近かった。 今回のこの17kmという距離は、日帰りでは初挑戦である。1500m以上の標高差もまた然り。 普段は15kmを超えると一泊を考えるのに。 ようやく辿り着いた下山口、そこにあるのはは温泉宿松川荘。 歩く速度自体は早くとも休憩を多めに取ったが故に、到着したのはほぼ予定通り。 山奥の硫黄濃度の濃い温泉は最高だった… しかし自己記録を更新した疲れからか、夕食を食べきることができず。 気がつくと10時間ぐっすりと眠っていた… (DAY2へ続く)
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