マルガヤ尾根から鍋割山へ

　今年初めの山「竜ヶ馬場」へ行った帰りに小丸尾根から見て、いつか登りたいと思っていた西隣の尾根「マルガヤ尾根」を登路に選び、鍋割山に登った。昨年春に大倉から西山林道を辿り、櫟山を越えて寄のロウバイを見に行ったときに発見した「三廻部林道最奥の表丹沢県民の森駐車場」を起点にした周回コースだ。 　西山林道が四十八瀬川を渡ったところから尾根に取り付きヤブっぽい急斜面を登ると明瞭な踏み跡に出た。尾根の取り付きをよく確認しなかったが調査のための踏み跡らしい。植林帯を過ぎると明るい雑木林となり標高928メートルのピークを経てさらに明るいブナ林を登る。木立の少ない明るく開けた尾根だ。やがて大丸小丸から鍋割山に続く主稜線に近づくと鍋割山南山稜の向こうに富士が現れた。この尾根を登ればあとは一般ルートを辿って鍋割山・栗ノ木洞・櫟山と辿るだけだ。 　眩しいほどの新緑と地面に散ったミツバツツジ、今が盛りのヤマザクラを愛でながら楽しい一日を過ごすことができた。