BOSCO〜ヨモギ平〜三ノ塔〜大倉⛄️⛄️⛄️

2024.03.09(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 26
休憩時間
14
距離
15.6 km
のぼり / くだり
1256 / 1288 m
14
1 4
57
1 54

活動詳細

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ヤビツ峠行きのバスに並んでると不穏な話が耳に入ってきた。 「ヤビツまで行かないみたいだ」 私は耳を疑ったがとっさにカナチュウのホームページにアクセスし確認した。 (蓑毛〜ヤビツ峠区間運休) 計画を変更せざるを得なかった。 私には本来2つの計画があり、ヤビツ峠に着いてからおっとり刀で山行を決めるつもりでいたのだ。 1つは大山まで登りその後鶴巻温泉まで長く尾根を下っていくルート。 2つめがBOSCOキャンプ場からヨモギ平を目指し三ノ塔、二ノ塔、そしてヤビツ峠に戻ってくるルート。 しかし蓑毛から歩くとなると鶴巻温泉まで20kmをゆうに超えてしまう。明るいうちに帰るつもりでいたのでそちらは諦めた。 ただ、2つめの計画もヤビツ峠まで戻ってきたとてまた蓑毛に降りなければならず、表尾根登山口〜ヤビツ峠間の路面の凍結も気になる。 そこで私は思い切って三ノ塔から大倉に下りることにした。 蓑毛からヤビツ峠までは難なく登れたものの、ヤビツ峠〜BOSCO間の凍結にはあまりにチビチビとしか進めないため閉口した。 BOSCOキャンプ場に入ってゆくと積もった雪の上にはせいぜい獣くらいの足跡しかなく、ヨモギ平まで自分がトレースを付けて歩くことを思うとワクワクした。 (途中何度かデタラメに歩いてしまったので、登りのトレースはあまり信用しないことをオススメします😂) 地図を片手に気付いた時にはヨモギ平まで登りきっていた。 広くなだらかな頂上は新緑の頃にはさぞかし美しく気持ちが良いのでしょう。私は頭の中でその場所に吹く春の風を思い浮かべながら暖かくなってからまたココに来たいと感じていた。 運が良いことに三ノ塔からヨモギ平まで降りてきたハイカーさん達と出会い、奇遇にもBOSCOに下りると言うので情報を交換しあった。餞別にエネルギー飲料まで頂きとても嬉しい気持ちがした。 彼らと別れたあと、次に目指す三ノ塔がヨモギ平から見えた。肌感で200メートルくらいの急登があると感じた。それより少し心配だったのは事前に調べておいたものよりヨモギ平の積雪が深かったこと。このあと夏靴で来たことをちゃんと後悔します🫨 三ノ塔までトレースを頼りに登っていくと、深いところで30㌢近い積雪。 目印にはなるが逆向きのトレースは登りづらく自らトレースを付けなければならないため通気性バツグンのxero shoes mesatrail2はみるみるうちに雪だるまに。足指がもげるんじゃないかというほど冷たかったが、むさしの山荘謹製つま先ダウンを仕込んでいなかったらもっと冷たかったに違いない。 途中で姿を見せたモノレールに沿いながら1時間ほどモソモソと雪を掻き分けて上がっていくと江ノ島を望める場所に出た。美しい景色は私の足の冷たさを少しの間忘れさせた。 さらに低木を掻き分けながら登っていくと三ノ塔から烏尾山を繋ぐ鞍部に下るところに出た。 奥の方には裾に近付くまで白く染めた富士山が腰掛けていて、私はいま息を上げながら登ってきたことをすっかり忘れてしばらく見惚れていた。 三ノ塔の休憩所はとても賑わっていた。私は端の方に空いてる席を見つけると腰掛けて足の雪だるまを綺麗に払い、持ってきたリンゴを食べた。 土曜にもかかわらず大倉までの道のりもほとんどハイカーはおらず、降り立った大倉は春の暖かさだった。

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