活動データ
タイム
05:10
距離
6.8km
のぼり
755m
くだり
755m
活動詳細
すべて見る一回前の亥年、2007年の秋に登った不老堂と割山(ミズキノ)のレポートです。鈴鹿山脈中南部に位置する山ですが、どちらも決してよく登られる山ではありません。しかし、その姿は意外にも永源寺付近から形のいい鋭鋒として望むことができます。杠葉尾の集落で分かれる愛知川本流(茶屋川)、八風谷と神崎川に囲まれた山域にあり、割山は別名ミズキノ(水木野)、不老堂は大谷山ともいうそうです。不老堂の標高は、1/25000地形図上に標高点のある845m。割山は三角点が898.7mを示していますので、これが標高と思われがちです。しかし、三角点の西に、そこより30m以上高い最高点があり、ここは標高点もなく、等高線から推定してほぼ930m。これを割山の標高としています。この山行は最後の方に落とし穴が。下りで道が怪しくなって、谷に下ってしまい、難儀をしました。危険な目にも遭いました。「迷っても谷に下ってはいけない!」を、体感した山行でした。 山行記録:日時-2007年10月20日、天候-晴れ。11:00 池田キャンプ場近くに駐車し、尾根の突端①に取りつく。11:50 植林帯を抜け二次林へ③、12:25 不老堂山頂⑤着。昼食後、12:35 山頂発、13:15 鞍部⑥、13:50 割山・最高点⑦、14:05 同・三角点着。休憩後、14:15 山頂発、北への尾根で下り始め、14:30 ポイント⑨、14:55 ポイント⑩、15:25 八風谷出合⑪、16:10 駐車地①着。 秋の晴れた日、これまで登る機会のなかった不老堂と割山に初めて行ってみました。永源寺から入ってきた国道421号線は、まだ現在のように工事が完了しておらず、神崎川を渡って急に細くなりました。そのあたりに「池田キャンプ場」があります。その駐車場①から、不老堂の尾根に取り付きました。最初は植林帯を登ります。傾斜はほどほどで、なかなか登りやすい尾根です。やがて南東向きが、東南東にかわるころ、植林帯を抜けて二次林帯へ入ります。イワカガミが出てくると真東からやや北に振る尾根となり、間もなく不老堂・山頂⑤です。狭い山頂で眺望もなく、おにぎりを食べてすぐ出発。最初は緩い、やがて急な下りとなって最初の鞍部を迎えます。すぐにまた登りとなるので、割山にとりついたかと錯覚しましたが、再び下りとなり、第2の鞍部⑥に達します。この部分は、南北から見るとよくわかります。下の、旭山付近から見た写真でも、このコブがよくわかります。第2の鞍部からは御在所がよく見えました。ここからいよいよ割山の急登が始まります。稜線が少し南に振りだしたら、本格的な急登の始まり。やがてシャクナゲが現れると急登も終わり、割山の最高点⑦に到着です。ここも眺望はありませんが、少し東へ下ると、北がよく見えます。さて、三角点⑧に着いてから、下りルートを考えました。割山からは北東、北西への尾根、少し戻ってから北西に出る長い尾根の3本が北に出ています。いずれも利用できるようですが、少し迷ったのちに、北東への尾根で下ってみることにしました。最初は赤いテープがしっかりと付いていたからです。⑨あたりまでは、テープも踏み跡もあり、迷わず下れましたが、傾斜が緩んでから、左方向にテープに導かれて尾根を離れ、その後谷に沿って下りましたが、⑩あたりで踏み跡も消えました。鹿が大声を出しながら谷周辺を走っていました。一瞬谷に下りましたが、案の定つるりと滑って冷や汗をかきました。そこからは、谷底に下りず離れず、なんとか下って行きました。やがてしっかりとした踏み跡が右から現れ、それに乗っかって尾根を越えると、八風谷の堰堤の脇⑪に出ました。あとで思えば、テープに迷うことなく、尾根を下っておけばよかったのかな?と思います。さて、国道421号線は、このころ石榑のトンネル工事に伴う大工事を神崎橋~八風橋間で行っていました。駐車地①迄は45分ほど。
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