甲武信岳〜三宝山〜十文字峠

信濃川(千曲川)源頭部を観るのと埼玉県最高峰の頂きを踏むのを目的にした山行計画でしたが、予想外に陰と陽の対極を味わった大変感慨深い山歩きになった。 毛木平から信濃川源流域沿いを詰めて水源地標まで歩き、そして最後急登で稜線まで上がるのだが、人気も無く川のせせらぎの音だけの静寂の中を緩やかに上がり段々凍結した部分も出現し、そのせせらぎの音も消え一層寂寥感が増してきた。 一方、甲武信から十文字峠までは主稜線からの支尾根にあたり三宝山、武信白岩山、大山とアップダウンがあり、中には岩場の稜線歩きも楽しめて躍動的でアスレチック感満載だ。 異なる情景を味わったこの周回コースは石楠花満開の頃は登山者もきっと多いのだろう。