活動データ
タイム
06:21
距離
16.5km
のぼり
1312m
くだり
1312m
活動詳細
すべて見る孤高のアルピニスト・はやぶさ半さんにご一緒いただき、阿寺山地の南端・奥三界岳に登ってきました。はやぶさ半さんは、山歴40年余、もともとアルパインクライミングバリバリの方。ブランク後、ずいぶん大人しくなったという近年でも赤石岳日帰り単独行とか厳冬期の阿弥陀南陵バリルートとかやっちゃう人です。ド素人の自分とは力量の差があり過ぎなのですが、ガチの上級者の方との山行チャンスはなかなかないので、甘えさせていただきました…。何しろIDから違います。【はやぶさ=猛禽類】と【rooster(オンドリ)=家禽】ですから…(^-^;)。 ■龍神伝説の地 奥三界岳は岐阜県と長野県の県境にあり、岐阜側の中津川・夕森公園から木曽川の支流・川上川に沿って登山道が伸びています。川上川には白い龍が棲むという竜神の滝をはじめ、龍にまつわる3つの滝と龍神神社があります。滝壺の色は神秘的な青やエメラルドグリーンで、とても神秘的です。 ■崩壊すすむ山の斜面 行程の半分近くが林道ですが、山の斜面から絶えず落石があり、林道は岩が散乱しています。特に昇竜の滝以降は、林道全体が崩落した岩で完全に埋まっており、林道歩きではなく険しい岩場を越えていく感じ。林道の端は谷へと切れ落ちているので、滑落にも注意が必要です。 ■中央アルプスの眺望、残雪、高山植物の湿地帯 林道終点からの急登を越えるとクマザサが広がる稜線に辿り着き、中央アルプスや恵那山の眺望が素晴らしい。さらに涸れ沢を登り詰めた先の樹林帯には残雪が残り、高山植物が生息する湿地帯を抜け、頂上へ。頂上には櫓が立ち、御嶽山を間近に望むことができました。 自分の「素人のなんちゃって登山」を脱却したい一心で道中、半さんを質問攻めにしてしまい何だか申し訳なかったのですが、本当にためになりました。半さんは装備の軽量化や身体能力の向上・維持など、理詰めの部分を徹底されています。登山ブームで、過重装備に走ったり、技術もないのに難しい山に登りたがる、自分のような初心者には学ぶところが大でありました。でも、その上で「物怖じせずに登ったらいい」とも。登りたい気持ちが大事、ということも再確認でき、自分にとって非常に価値ある楽しい時間でありました(^。^) 半さんは赴任地の信州から駆けつけていただき、下山後はご自宅のある福島までクルマで帰られました。山を離れてなおの鉄人ぶりに驚愕するとともに、感謝、感謝であります。半さん、ありがとうございました(^。^)
メンバー
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