活動データ
タイム
21:04
距離
36.0km
のぼり
2370m
くだり
2300m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る台風接近で天気予報と睨めっこ、日曜日の天候が少し良さそうなので、北穂高岳から涸沢岳に挑戦。 金曜日の夜行バスで上高地に5:00過ぎに到着。毎度お決まりの雨模様。 荷物の整理と朝飯を食べ、すごし遅れて6:20頃上高地をスタート。 テン泊と二泊三日の食材&お着替えで、重い荷物でゆっくり進む。 長い長い林道を横尾山荘まで進み、本谷橋に9:50頃到着。しばし休憩し、涸沢カールに向かう。 前回、カンカン照りでグロッキーになり、カールまで四苦八苦して登ったけど、今日は曇っていて、少しは楽に行けた。 本谷橋から約2:00で涸沢カールに12:00到着。テントサイトはまだ疎。何処に張ろうか迷ってしまう。 テントを張り、荷物を整理していて大ショック。ね、寝袋がない!😭 9月で寒いかと思うけど。朝早く出るからなんとかなるか。気を取り直して昼飯でご飯を炊き、カレーライス。最近ご飯がうまく炊ける。ビールを2缶凍らして持ってきたが、まだ冷たかった。 夕食はお決まりのポトフ。食事を終え、2:00起き3:00出発のため、持ってきた服を全部着て就寝。 2:15に起きて食事をして、トイレを済ませて3:15頃出発。涸沢小屋を過ぎて北穂登山道に取り付いて間も無く、行ったのに、まだトイレに行きたくなり、小屋に引き返してトイレへ。結局、3:30出発の30分遅れ。 北穂登山道は最初は石の階段が続き、結構、快調に登れる。途中からいくつか岩場になるが、ボールを持っても登れた。途中のスラブだけはポールをベルトに挟み登った。ここは登るのはいいけど降るのはやだな。鎖が欲しい。スラブを越えるとトラバースと登りを繰り返して、長いトラバースに出る。まだ、暗いので、何処歩いているのかサッパリ分からない。 長いトラバースを過ぎると長い鎖場となる。ここでポールを収納して、長い鎖場を上がると、長いハシゴとなりここを登るとジグザグに岩場を登っていく。 北穂高南峰と北峰の分岐の下で明るくなり、テント場に出る。テント場とお!北穂高山荘から結構遠いぞ。水場ないしトイレも大変そうだ。 結構明るくなったので、山頂での日の出を諦め、淡々と山頂目指すが、ギリで間に合う。5:20頃山頂に着いた瞬間、山頂にいた人からラッキーですね。ギリセーフと言われるぐらいグッドタイミングだった。まさか、1:45程で登れると思っていなかった。🤗 今年は好天に恵まれ、笠ヶ岳・間ノ岳・北穂高岳と曇りの予報を覆し、ご来光を拝むことができた。感謝感謝。 北穂高岳山頂の360°の大ボノラマ。穂高連峰・槍連峰は当然だが、八ヶ岳・富士山・南アルプス・鹿島槍ヶ岳、白馬岳を含む北アルプス北部・表銀座・裏銀座をはっきりと見渡せた。感激ものです。🤣 山頂で至福の時を過ごして、5:50頃に奥壁バンド・最低コル・涸沢槍から涸沢岳に向かう岩陵帯に挑む。流石に難所の岩陵帯のために三人程道を譲った。一人は白人の単独の方でヘルメットもなく、スタスタと軽やかに進み、あっという間に見えなくなった。スゲーと感心しながらも、私はマイペースで慎重に進む。最低コルまでは鎖もなかったと思うが、岩に張り付きながら降りるところあり、ここは鎖が欲しい。 途中の平なところで気が抜けたのか、靴が岩に引っかかり、転倒。左手の親指の付け根辺りが広範囲で内出血。落ちなくてよかった。 途中、『わっ』という声と涸沢カール側に落石の音。滑落と緊張したが、浮石で足を滑らしただけのようだった。よかった。 最低コル手前で奥壁バンドに到着。滑落多発地帯の文字にビビりながらも、約10分かからずで通過。最低コルに7:50頃到着。最低コルまでは厳しい岩陵帯だが、マークが多く、「もう無理‼️」っと言うことはなく進める。 暫し休憩して、涸沢槍を目指す。ここからは鎖の連続。特に、涸沢槍手前の鎖の長いこと。今までで登りの鎖では一番長いかも。やっと槍を越えたら、最後の壁。何処登るの! ずーっと鎖が続き、最後の鎖に到着。真っ直ぐ登るが、杭も打ってあり、辛うじて足場もあるので苦も無く登れた。登るのは大したことはないと思ったが、降りるのは高度感もありビビるだろう。 鎖の直登を登ると後はほぼ平坦になり涸沢岳山頂に7:20頃到着。約1:45かかる。 涸沢岳山頂で3,000mの眺望を楽しんだ後、穂高山荘におり、ザイデングラードを降りる。ここを降りるは3度目で慣れているけど、ザイデンで滑落したら目も当てられないので、ゆっくり、楽しみながら下山し、涸沢カールに9:30頃到着。予定より1:30早く降りた。 テントを畳んでいると先程通った北穂高岳・涸沢岳間でヘリがホバーリング。カールにいた人たちで滑落かと注目していたが、その後ゆっくりと奥穂高に異動したのでパトロールだったみたい。撤営後、ヒュッテでコーラを買い、軽く食事して、11:00過ぎにヒュッテを出発。ヒュッテから北穂高を望むと、登山ルートがはっきり見えた。まずは、涸沢小屋からほぼ真っすぐに登り、左にトラバース後に、また真っすぐ登ると左に長くトラバース。そこから鎖と梯子で岩稜帯を越え、その後は、ジグザグに分岐点まで上がるってな感じ。 ヒュッテからは重いリュックを担いで只管下山。本谷橋と横尾山荘・徳沢園で休憩。徳沢園では我慢できずソフトクリームを購入。生き返る。 徳沢園を15:00頃出発して、小梨平キャンプ場に16:15分頃到着。テントを張り、風呂に入る。生き返る。翌朝7:00頃テントサイトを出発して、7:30のバスで平湯温泉・高山経由で名古屋に12:30頃帰る。 穂高連峰・槍連峰の中で唯一登ったことがない北穂高岳に登頂でき、ほぼ快晴で360°のパノラマを楽しめ、北穂高岳~涸沢岳間の難所も行けて、楽しい山行だった。あとは、大キレットとジャンダルムだけか・・・・・・ ジャンは無理だと思うが、今回で不帰の嶮・八峰キレット・大キレットに行く自信ができたので、来年は行く計画をしよう。 【費用】バス(名古屋~上高地)8,000円 涸沢カールテント2,500円・コーラ500円・ソフトクリーム500円・小梨平テント&風呂2,000円・ビール2缶580円・バス(上高地~平津温泉~高山~名古屋)5,160円 合計 19,240円
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