王様は甘くない。甲斐駒ヶ岳へ北沢峠から。

2023.08.21(月) 日帰り

活動データ

タイム

09:47

距離

9.8km

のぼり

1171m

くだり

1120m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 47
休憩時間
3 時間 5
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1171 / 1120 m
33
1 18
15
49
33
15
40
20
19
7

活動詳細

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前日の仙丈ヶ岳に続き、この日は甲斐駒ヶ岳へ。南アルプスの超カッコいい山である。 しかしその道のりはキツかった。 仙丈小屋から先の岩ゴロゴロゾーンがムカつく。岩の上を渡っていくような道は大嫌いなのだ。だいたい岩ゴロゴロで埋め尽くされている登山道を登山「道」と呼ぶのが土台無理があるのだ。自分はやはり「土の道」が好きだ。 岩ゴロゴロゾーンをようやく抜け土を求める自分の目の前にようやく土の道が現れた。場所は仙水峠から先。しかしここからは延々と続く急登。 北沢峠ルートならなんとかなるんじゃねーかと思っていた自分の目の前に次々と現れる難関。急登のあとは岩場を抜け、その先山頂まではズルズルのザレ場…。これがまた終わらないのだ。 王様は甘くない。 ヘロヘロになりながら、それでも一歩一歩足を前へ進めていく。 そしてようやく甲斐駒の山頂へ。 宇多田ヒカルも見上げていたあの頂きへ遂に辿り着いた。 山頂は雲が多く、眺望はよく分からなかったが、登山を始めた頃から憧れていた甲斐駒の頂に、遂に立ったのだ。 ひとつの到達点。 甲斐駒の山頂でお昼寝タイムをキメる。なんて贅沢なお昼寝だろう! 下山はそのままピストンで。 しかし前日の仙丈ヶ岳と同じく、下山し始めてすぐに雷鳴が響き始めた。辺りはどんどん暗くなり始め、冷たい空気が汗ばんだ肌をなめ始める。ヤバい…。駒津峰に着く頃には雷鳴がすぐ近くで聞こえ始める。 幸いそれ以上雷雲は発達することなく、無事に長衛小屋へ。 身体全体を覆う激しい倦怠感が、この2日間の山行の充実感、達成感を物語っていた。 しかし1週間もすれば心はまた山を求めているのだろう。 おしまい。 ■天候 登山口…晴れ14℃微風 山頂時…くもり時々晴れ18℃微風 下山途中に雷。 ■ウェア 上半身…アイスブレーカーメリノT半袖、山頂時のみ山と道バンブーシャツ長袖着用。 下半身…山と道DW5ポケットショーツ ■飲料…3.75㍑(うち1.45㍑消費、プラス食事時230ml消費) ※2日間の山行を通じて、エマージェンシーを考えてもそれぞれ1㍑は減らせたと思う。 ■登山道概況 仙水小屋の先は岩ゴロゴロゾーン。仙水峠の先は駒津峰までCT1時間半で500㍍アップの急登。駒津峰から先は岩場。難しくはないが鎖場あり。甲斐駒までの最終アタックは直登コースではなく巻き道を選択。が、ザレた急登が続き登りも下りも楽ではない。トイレは仙水小屋にあるが利用は緊急時のみとのこと。

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