活動データ
タイム
08:12
距離
12.6km
のぼり
961m
くだり
964m
活動詳細
すべて見る今回は南海トラフ地震が八ヶ岳に刻んだ痕跡を見てきました。現在も移動する稲子岳、北八ヶ岳の苔の森に無数にある亀裂、天狗岳東面の崩落地などなど。「動かざること山の如し」というのは人間の儚い願いであることを目の当たりにしてしまいました😱 平安時代の仁和三年(887年)8月22日、五畿七道地震(南海-東海地震)で北八ヶ岳が強く揺すられ、大規模な山体崩壊が発生しました。 天狗岳東面からの岩屑なだれは千曲川を堰き止め巨大な天然ダム「古千曲湖」を作りました。「海」がつく地名はその名残です。そのダムが一年後、888年6月に決壊し、下流の佐久平、長野市あたりまで洪水被害を起こしたのです。 この災害を記した史料『扶桑略記』に「信濃国の六郡の城や住居を押し流し、牛馬男女流死するもの多く、死骸は丘をなした」と記載されています。日本人が経験した有史上、最大級の洪水被害です😅 いつか起こるプレート境界型の大地震。内陸だから津波の心配はないとか、震源地から遠いとか油断してはいけないことを山から教えていただきました🙏🏻
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。