活動データ
タイム
08:43
距離
13.5km
のぼり
1528m
くだり
1530m
活動詳細
すべて見る北陸に美しくそびえる、霊峰白山! 初めて訪れる機会をいただきました。 標高2700mを越える本格登山は、20代の時の奥穂高、木曽御岳以来なんです。 関西の山々の縦走や、古道歩きの景色を見慣れている私にとっては、本当に抑えきれない興奮で…! どんな景色が待ってるんだろう?とワクワクで、今回山友さんに連れて行ってもらい、深夜大阪を出発しました(*^^*)。 お天気は曇り空。 朝5時過ぎに市ノ瀬の駐車場に着くと、駐車場は満車寸前。 バスを待つ列に並ぶこと数分。もう長いこと、こういった人気の山に来たことが無いので、「こんなに各地からたくさんの登山者が集まるんだ…!」とその人気ぶりに驚いてしまいました。 市ノ瀬から別当出合まで約20分間のバス乗車。 補助席に揺られ、白山案内のガイドテープを聞いていたらあっという間、別当出合のケルン前で記念撮影してから、ほんとにこんな高山を今から歩けるんだ!という嬉しさいっぱいで、出発しました(*^^*)。 レポでお花がいっぱいの写真を見ていたので、登りは『観光新道』のルートを選んで。これが結果的に大正解でした(*^^*)♪ お天気がよく、眩しいくらいの日差しのもと、彩り豊かな、最高の花畑の登山道を満喫できました! 下山には、砂防新道をえらび、ひたすら、打ち付ける雨と風のなかで急いで走り降りたので、絶景の花畑の景色は往路で見ておいて良かった~と思いました。 観光新道ルートは、想像以上に素晴らしい高山植物のお花畑…! 花の百名山に選ばれているこの白山。 オレンジがまぶしいニッコウキスゲの群落がすごかったです! いろんな種類の高山植物が目を楽しませてくれ、疲れて目線をあげると、そんな花の癒しがあちこちに…。 お花にはめっぽう疎い私でも感動しきりで…。自宅で、いっぱい花の名前をしらべました(*^^*)♪ 尾根沿いの稜線にでてから、東に別山、西に白山釈迦岳を見ながら、花畑のプロムナードを歩く道は、もう景色が最高で…!汗もかきますが、停まると涼しい。結果的に飲んだのは1.5L。 お花の撮影で、足がとまってばかりでした(*^^*)。 実はこの白山では思いがけない楽しい出会いが二つ!あったんです。(*^^*)。 一つ目は、観光新道と、砂防新道の分岐の黒ボコ岩、そこで記念撮影をしてたら、「ともさんですか?」と名前を呼んでくれた笑顔の女性が! 返事をすると、なんと山友もんちゃんつながりのフォロワーさん『沢子』さんで、私のことを写真でみて覚えててくださってたとのことで! 声をかけてくれたことが嬉しくて、楽しいお話の時間を過ごせました。 彼女とは、のちの室堂でも再びお会いできて、嬉しいご縁に感謝でした(*^^*) そこから登りつめ、広々とした湿原のような弥陀ヶ原までくると、木道が一直線に伸びていて素晴らしい景観。 目の前には、白山の主峰、御前峰の姿も…。 別当出合から約四時間、ようやく白山室堂に到着しました! そこでトイレを借りてから、休憩なしで一気に御前峰へ。ここでもたくさんの登山者で、その背中をみながら登って行きます。 それまで見えていた青空を雲が多い、すっかりガスも垂れ込めてしまいましたが、立ち止まると涼しい気温が爽やかで。「お願い!ガスよ、晴れて~!(>_<)」、と祈りながら、いざ山頂へと…。 そして最高峰の御前峰(ごぜんがみね)(標高2702m)に到着! 全国に20000社もの神社があるという白山神社の総本社、その白山比咩神社奥宮の社殿がここなのですね。 熊野本宮大社参拝の余韻もまだ消えやらぬまま、この神の山も訪れることができた幸せ…。 こころ静かに参拝させていただきました。 独特の火山地形をみながら、くだっていくと、ずっと憧れていたヒスイのような美しい色の池、『翠ヶ池』が眼下にみえてきて。 雪解けの蒼い水。これこそ地球の色…! こんなに美しい色があるんだろうか…と。 透明感あふれる海にいったときも唯一無二の美しさを感じ、ここでも、比類なき水の美しさ、そこからの感動を感じて…。 一期一会の、景色から目に飛び込んでくる自然界の美のちからは、「感動」という形で、ダイレクトに心を響かせてくれるものですね。 ゆっくり景色を満喫しすぎたのと、ガスもでてるので、大汝峰はあきらめて、そのまま火山が作った御池の周回へ。 万年雪といわれる千蛇ヶ池の雪原の横を、トレラン靴の、無いエッジを、まるでスキーのように効かせて何とかブレーキにして滑り歩き、雪を楽しみながら、ふたたび白山室堂へ。 ぐるりと御前峰を巻くようにして降りてきました。 白山室堂前にある、登りのとき通った、白山奥宮の木の鳥居。 そこを見上げてから、ふたたびくぐりぬけると、そこで待ってたのが、まさかの二つ目の驚くべき出会いで~! 鳥居の前に、ふと、見たことのある顔が! 思わず、「あ”~~!」っと、大声をだしてしまいました。 そこには、R.T.T(六甲ときめき探検隊)の有名人、ヒデブーさんが‼ いつも面白くて、いつ仕事をされてるのか?と思えるほどのラン・レポを頻度高く載せておられるので、コメントのやりとりこそあるものの、互いに会ったことも無いのに、お顔はしっかり覚えていて~(笑)。 あまりの私の驚きに、向うも同様に驚いてくださって、この鳥居のまえの超!偶然に、びっくりで~。 いつか偶然お会いするなら、ホームとされてる六甲かな、なんて思ってたので、こんなことあり~?!と、楽しい撮影タイムを過ごさせてもらいました(*^^*) そこから、ぽつぽつ…と、ついに来たか…という本ぶりの雨。 室堂ビジターセンターの軒先でお昼ご飯をささっと済ませ、すこし小降りになったのを見計らって、レインをきて、午後1時、一気に下山開始。 途中、少し小降りになったと思ったら、またぽつぽつ。下山ラッシュということもあり登山者の背中が多め。 降りしきる雨で、足元は、流れる筋が小川になるところも。 ドロドロ、グジョグジョも、涼しい気温に助けられ、休憩はなしでほぼ駈け下りるようにして、1時間50分ほどで別当出合の鳥居まで、無事にたどり着きました。 すぐにバスにのれて、市ノ瀬の駐車場へ。 近くの白峰温泉総湯に着く頃は、雷と土砂降り…m(>_<)m まさかの天候急変でした。 午前中が素晴らしい快晴だっただけに、意外に早くやってきた悪天候。 ほんとこの梅雨時期、山の天気は難しいです。 勝山市で、地元の新鮮な海鮮丼とドジョウの天婦羅に舌鼓をうち、軽い夕食をとり、帰路へ。 眩しい快晴の花畑から、青い翡翠色の池、風雨という厳しい自然の姿も見せてくれた霊峰白山。 そしてこんな遠方での奇遇な出会い。 そんなドラマチックな山時間をくれた、霊峰白山に…! そして素晴らしい景色を見せてくれた山友さんに、心から感謝です。
活動の装備
- オリンパス(OLYMPUS)TG-6
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