冬季守門岳

2018.03.31(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 2
休憩時間
1 時間 18
距離
15.8 km
のぼり / くだり
1481 / 1503 m
51
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6
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活動詳細

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季節は進み春の陽気で満たされるこの頃。 まだ雪山を楽しみたい想いは車を北へと走らせる・・・ 残雪豊富な新潟の雪山へ足を踏み入れることにした。 狙いは三条市にある守門岳。 以前から稜線の雪庇が凄まじいと噂を聞いており興味があった山。 いつもは冬季百名山踏破を目指しているが 今回は特別に無雪期未踏峰である二百名山を登ることになる。 折角なので相方に過去2回雪山でミラクルエンカウントした 新潟在住の手塚さんを召喚! 準備万端で登山口へと向かった。 猿倉橋手前の除雪最終除雪区間からスタートを切り保久礼コースへ。 雪に埋もれた山小屋に驚きつつ樹林を抜けると一気に視界が開ける。 背後には白銀の越後三山と彼方に浮かぶ佐渡島の山々。 凄い場所にいるという感覚が味わえる独立峰ならではの景色だ! 4時間ほどで前衛峰の大岳山頂に到着。 ここで守門岳の全容が明らかに。 日本海から吹き付ける寒気が尾根を直撃し 翼のような大雪庇を作っていた。 そして北方面には飯豊連峰や微かに鳥海山まで見える圧巻の景色。 正直この景色だけでも大満足だけどもやはりピークは取らねば。 いざ最高峰の袴岳へ!ε=┌( °д°)┘ 大岳から稜線伝いに一度標高を落として 青雲岳を経由し1時間ほどで最高峰の袴岳踏破! 近づくと分かる雪庇の大きさ。 そして山頂から伸びる稜線の鋭さ。 雪が創り出す芸術に終始圧倒される縦走路だ。 袴岳に登る登山客はほとんどおらず 半分くらいはバックカントリー目的のようで 大岳から颯爽と滑り降りて行った。 滑るもよし、登るも良しの名峰というわけか。 山頂で喜びを分かち合ったあとルートを逆走。 これが地味にしんどい・・・( ´Д`) だが春の陽気と日差しは心地よく 季節の移ろいをしっかりと楽しめた山行になった。 次は厳冬期に来て最大サイズの雪庇も見てみたい。 その前に無雪期にもう一度登らないとな。 この景色がどう変わるのか楽しみにしたい! ★ルートレビュー★ 難易度:C 積雪量は多くワカンやスノーシューは必須となるものの 登山者も多いためトレースは良好で迷う箇所はありません。 大岳から袴岳の稜線区間は大きく雪庇が張り出しているため 距離を取って踏み抜かないよう注意する必要あり。 体力度:C 標高1537m 標高差1054m 平均斜度7.8°登り5:13(7.8km) 下り3:16(7.8km) 大岳から袴岳に一度登り返す工程が2回入るため 累計標高差は1500m程度と少々ハード。 ワカン&冬靴の重量も足かせとなり体力の消耗は激しめです。 展望:B 大岳に向かう稜線の途中で積雪量が樹林高を越え視界は良好に。 南は越後三山、浅草岳。西は日本海と佐渡島を構成する山脈。 北は粟ヶ岳、飯豊連峰、遠くに霞む鳥海山まで見渡すことができます。 総評:B 眺望の良さに加えてやはりこの山の見どころは 大岳から袴岳にかけての大雪庇。 春季でも稜線上の巨大なアーチを拝むことができます。 大岳が一番の雪庇ビュースポットなので ピークの袴岳を取らずにバックカントリーで滑り降りる人が多め。 登っても滑っても充実感のある山です。 ★ルートレビューリスト(冬季百名山)  https://wp.me/PcUql6-1aj ★Youtube https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw ★百名山登山記ブログ  http://furaiki.xsrv.jp/ ★Instagram  https://www.instagram.com/sugiharaittyou/?hl=ja ★facebook  https://www.facebook.com/profile.php?id=100005597318721

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