能見坂峠(野見坂峠)(往路:車道、復路:徒歩道)

2022.02.20(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 48
休憩時間
0
距離
7.8 km
のぼり / くだり
510 / 531 m
2 49

活動詳細

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9:41浮島パーク駐車場~10:06県道22号横断~10:08擁壁に取りつく~10:15擁壁上部ステップ~10:59車道・峠(明28~昭3)~11:01徒歩道・峠(~明28)分岐~11:08徒歩道・峠(~明28)11:10~11:34擁壁上部ステップ(昼食)11:46~11:50県道22号横断~12:17未舗装路にでる~12:22農道・未舗装路分岐~12:29駐車場 能見坂トンネルのある旧県道は、登山や廃道マニアに知られていますが、それより古い道を探ってきました。 南伊勢町道方集落を起点に、①旧県道→②車道(明治28年~昭和3年)→③徒歩道(~明治28年)→④徒歩道(謎)の周回です(写真1枚目参照)。 道幅や傾斜などからの推測です。誤りがあれば、ご容赦ください。 道の印(マーク)については、②の峠手前にごく数個で他は皆無です。地図とルーファイ力は必須です。 きっかけは、2月5日の山行(https://yamap.com/activities/15548792)で、峠から南に伸びる古道を見つけたことです。12日と15日に追加現地踏査、さらに文献調査しました。 歩いた区間には、中ほどに現県道の切り通し・擁壁があります。それより下の徒歩道・車道が?でしたが、①旧県道のようです(明治33年発行の帝国陸地測量部の地図(明治25年測量)より)。従って私の歩いた④徒歩道は(謎)としておきました。 ※能見坂峠(資料より) ・名前の由来・・・能く野が見える坂道。 ・南海街道・・・県道以前の名前、同街道は熊野脇道と重複している区間も。 ・明治23年・・・県道整備竣工。荷車や荷馬車が通れる道に。 ・大正13年5月・・・バスが山田~吉津を運行開始 ・昭和3年7月・・・能見坂トンネル(旧県道)が開通。 ・一之瀬谷→道方・・・江戸時代は木炭を馬の背に結び付けて運んだ。 ・道方→一之瀬・・・塩や魚などを山田に運ばれた。峠道は大変賑わった。 ・行者像・・・旧街道の峠にあり旧暦4月7日のご命日には道方の人々が参った。現在は能見坂トンネルの南口に像が移設されている。 ・茶屋・・・中腹ほどに大本茶屋があり、その跡を示すように地蔵があった。現在は県道沿いに移設されている。 ※資料 ・南伊勢町史(昭和60.4) ・度会町史(昭63.3) ・ふるさとの古い峠−伊勢・志摩地方−(平成17年、大井) ・熊野脇街道:https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/kaidou/walking/index23.htm 今日歩いたのは、PDFのページ番号42~44。

釈迦岳・倭ノ姫山 カッコ内は資料から推定。
①旧県道22号線(明治時代~、現在は片側1車線舗装)
②車道(明23~昭3)
③徒歩道(~明23)
④徒歩道(謎)
カッコ内は資料から推定。 ①旧県道22号線(明治時代~、現在は片側1車線舗装) ②車道(明23~昭3) ③徒歩道(~明23) ④徒歩道(謎)
釈迦岳・倭ノ姫山 旧県道から峠方面。モコモコした照葉樹林。
県南部の低地のため、常緑広葉樹が多い。
旧県道から峠方面。モコモコした照葉樹林。 県南部の低地のため、常緑広葉樹が多い。
釈迦岳・倭ノ姫山 旧県道から現県道22号に。
県道挟んで古道をカットしてる切り通し擁壁。
旧県道から現県道22号に。 県道挟んで古道をカットしてる切り通し擁壁。
釈迦岳・倭ノ姫山 切通擁壁の取りつき。弱い谷(ヒノキ樹林)をあがる。
切通擁壁の取りつき。弱い谷(ヒノキ樹林)をあがる。
釈迦岳・倭ノ姫山 擁壁上部ステップ、最上段で無いのがミソ。ここを進んで②車道へ。
熊野灘(奥)と道方集落(中右)。
擁壁上部ステップ、最上段で無いのがミソ。ここを進んで②車道へ。 熊野灘(奥)と道方集落(中右)。
釈迦岳・倭ノ姫山 車道ってこともあり、道幅広く傾斜も緩い。
車道ってこともあり、道幅広く傾斜も緩い。
釈迦岳・倭ノ姫山 見晴ポイント。道上に石が積まれてました。
昔の人も見たのでしょう。
見晴ポイント。道上に石が積まれてました。 昔の人も見たのでしょう。
釈迦岳・倭ノ姫山 見晴ポイントから少しよじ登ると更に良い景色。
道から+5~10mです。
見晴ポイントから少しよじ登ると更に良い景色。 道から+5~10mです。
釈迦岳・倭ノ姫山 『野見坂の地層褶曲』を切り開いて作られた近代の道。
『野見坂の地層褶曲』を切り開いて作られた近代の道。
釈迦岳・倭ノ姫山 分かりにくいけど右から左に急カーブで登る。
分かりにくいけど右から左に急カーブで登る。
釈迦岳・倭ノ姫山 左から右に急カーブで登る。
左から右に急カーブで登る。
釈迦岳・倭ノ姫山 谷には大きな石垣で道床がつくられています。
谷には大きな石垣で道床がつくられています。
釈迦岳・倭ノ姫山 峠まではこのような石垣があるところも。
峠まではこのような石垣があるところも。
釈迦岳・倭ノ姫山 道に鎮座する大きなシイ・カシ類。
大人が2人抱えの太さ。
道に鎮座する大きなシイ・カシ類。 大人が2人抱えの太さ。
釈迦岳・倭ノ姫山 林班の境目(際目さいめ=林の境界)なのか、両側は二次天然林なのに道上に大きなヒノキが並ぶ。
林班の境目(際目さいめ=林の境界)なのか、両側は二次天然林なのに道上に大きなヒノキが並ぶ。
釈迦岳・倭ノ姫山 炭焼窯跡1。旧道化した後、炭焼が行われた証拠。
峠の間にもう一つで、その窯跡2~峠間のみビニールテープ印ありました。
それ以外の区間は印まったくありません。
炭焼窯跡1。旧道化した後、炭焼が行われた証拠。 峠の間にもう一つで、その窯跡2~峠間のみビニールテープ印ありました。 それ以外の区間は印まったくありません。
釈迦岳・倭ノ姫山 車道・峠のすぐ東は、少し幅広くなってます。休憩場所かな。
車道・峠のすぐ東は、少し幅広くなってます。休憩場所かな。
釈迦岳・倭ノ姫山 車道・峠の切り通し、作業道の土捨て場になり3mほど埋められてます。
すぐ向こう・度会町側はコンクリ作業道。
車道・峠の切り通し、作業道の土捨て場になり3mほど埋められてます。 すぐ向こう・度会町側はコンクリ作業道。
釈迦岳・倭ノ姫山 徒歩道・峠への分岐。
徒歩道は中右のステップ。
徒歩道・峠への分岐。 徒歩道は中右のステップ。
釈迦岳・倭ノ姫山 峠まではつづら折れです(下に林道)。林道からここまでに炭焼窯跡1つあり。
伐採木で埋められてて歩きにくい。
峠まではつづら折れです(下に林道)。林道からここまでに炭焼窯跡1つあり。 伐採木で埋められてて歩きにくい。
釈迦岳・倭ノ姫山 徒歩道・峠。
度会町側(左)と南伊勢町側(右)で植生が違う。
徒歩道・峠。 度会町側(左)と南伊勢町側(右)で植生が違う。
釈迦岳・倭ノ姫山 徒歩道・峠から稜線10mほど歩くと、大きな祠跡(奥)。手前に石組みと1段の階段跡(ザック奥)。
徒歩道・峠から稜線10mほど歩くと、大きな祠跡(奥)。手前に石組みと1段の階段跡(ザック奥)。
釈迦岳・倭ノ姫山 南伊勢町側に古道を20mほど下ると小さな祠跡。
南伊勢町側に古道を20mほど下ると小さな祠跡。
釈迦岳・倭ノ姫山 UP・DOWNが無いよう、巧みに稜線上を外した道です。
UP・DOWNが無いよう、巧みに稜線上を外した道です。
釈迦岳・倭ノ姫山 この辺り、何度か道を付け替えられてます。
この辺り、何度か道を付け替えられてます。
釈迦岳・倭ノ姫山 簡単な方をあるいて道になったのもあるのでしょう。
簡単な方をあるいて道になったのもあるのでしょう。
釈迦岳・倭ノ姫山 小さな谷でザレてて分かりにくいが、左下から右上に石列あります。
小さな谷でザレてて分かりにくいが、左下から右上に石列あります。
釈迦岳・倭ノ姫山 左上から右に急カーブで下る。
左上から右に急カーブで下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 ここも急カーブで下る。
ここも急カーブで下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 右上から左上へ急カーブで下る。
右上から左上へ急カーブで下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 左上から右上に急カーブで下る。
左上から右上に急カーブで下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 右上から左中に急カーブで下る。
右上から左中に急カーブで下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 県道の切り通し擁壁上部ステップ(車道入口の反対側)に出ます。
県道の切り通し擁壁上部ステップ(車道入口の反対側)に出ます。
釈迦岳・倭ノ姫山 県道の切り通し擁壁上部ステップで昼飯。今からは中左の尾根を下る。
誰も来ないと思うが、目印に石積み作っておきました。
県道の切り通し擁壁上部ステップで昼飯。今からは中左の尾根を下る。 誰も来ないと思うが、目印に石積み作っておきました。
釈迦岳・倭ノ姫山 県道切り通しの海側、「←大紀」の青看板の裏側から入る。
県道切り通しの海側、「←大紀」の青看板の裏側から入る。
釈迦岳・倭ノ姫山 切り通し上部海側から山側を見る。
足元には徒歩道ありますが、ブッツリ切れています。
切り通し上部海側から山側を見る。 足元には徒歩道ありますが、ブッツリ切れています。
釈迦岳・倭ノ姫山 最近はケモノだろうけど、人に踏まれた道(凹み)が続きます。
最近はケモノだろうけど、人に踏まれた道(凹み)が続きます。
釈迦岳・倭ノ姫山 この前後が今日、最もシダ深い。
この前後が今日、最もシダ深い。
釈迦岳・倭ノ姫山 踏み跡(凹み)も雑木林に戻りつつある。
踏み跡(凹み)も雑木林に戻りつつある。
釈迦岳・倭ノ姫山 小ピークを登らずに、右に徒歩道あり、進む。
小ピークを登らずに、右に徒歩道あり、進む。
釈迦岳・倭ノ姫山 岩稜(支稜線)にそって中を下りそうになるが、左にトラバース気味に進む。
岩稜(支稜線)にそって中を下りそうになるが、左にトラバース気味に進む。
釈迦岳・倭ノ姫山 岩稜から次の支稜線まではザレててほとんど埋まり、分かりにくい。
岩稜から次の支稜線まではザレててほとんど埋まり、分かりにくい。
釈迦岳・倭ノ姫山 小ピークを登らずに左へ。弱く踏み跡あり。
小ピークを登らずに左へ。弱く踏み跡あり。
釈迦岳・倭ノ姫山 林班の境目を下る。
林班の境目を下る。
釈迦岳・倭ノ姫山 小ピークを登らずに右へ。よ~く見ると道が続いている。
小ピークを登らずに右へ。よ~く見ると道が続いている。
釈迦岳・倭ノ姫山 稜線を降りてきて左中へ急カーブ。
稜線を降りてきて左中へ急カーブ。
釈迦岳・倭ノ姫山 左上から右奥へ急カーブ。
ヤブってて、「ぎりぎり道か?」なレベル。
左上から右奥へ急カーブ。 ヤブってて、「ぎりぎり道か?」なレベル。
釈迦岳・倭ノ姫山 左下に農道見えてます。少々分かりにくいが右へ。
左下に農道見えてます。少々分かりにくいが右へ。
釈迦岳・倭ノ姫山 農道横の未舗装路に左上から出てきました。
農道横の未舗装路に左上から出てきました。
釈迦岳・倭ノ姫山 2月15日(火)の調査、度会町側には作業道~旧県道間に徒歩道あるのでは?と考えました。
しかし、道はありませんでした。
2月15日(火)の調査、度会町側には作業道~旧県道間に徒歩道あるのでは?と考えました。 しかし、道はありませんでした。

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