活動データ
タイム
07:09
距離
11.0km
のぼり
1090m
くだり
1096m
活動詳細
すべて見る京滋国境の三国峠は、かつては近江・丹波・若狭の三国境にある峰で、今でも滋賀-京都-福井の交わる点です。少し南の近江・丹波・山城境にある三国岳(さんごくだけ)と区別するためか、峰なのに三国峠と呼ばれることが一般的になってきています。少し西の京大芦生研究林にも、峰なのに「ブナノキ峠」や「傘峠」の地名があるので、まんざら変ではないのでしょう。国土地理院の地形図は相変わらず「三国岳」と表記されていますが・・・。ここから、若丹国境を西へと進み、標高811.5mのシンコボ(永谷山)に寄って、杉尾峠まで紅葉に癒されながら歩きました。 この三国峠の東には生杉のブナ原生林が広がっていて、ここに駐車場やトイレがあるので、ここを起点に歩き始めました。三国峠の頂は高島トレイルの一部で中央分水嶺です。山頂からは少しだけトレイルを北に下り、すぐに中央分水嶺から左に分かれて若丹国境尾根方向に進みます。この尾根はこのあたり、なかなか地形が複雑で、谷が入り組み、折れ曲がって尾根の方向も結構変わります。標高差は40mほどと大したことはないものの、けっこう急な登り下りが続きます。ただ、下草やブッシュはほとんどない尾根なので、基本どこでも歩くことができます。それだけによけい踏み跡が薄くなる尾根でした。 途中、P767を過ぎ、次の約810m峰は山頂に寄らずに西に下ります。ここから野田畑峠まで下り基調。野田畑峠はその名前からして昔畑があったのでしょうか?たしかに、南の芦生研究林側は、広い湿地のようでした。ここでお昼休憩にしました。 休憩後は左下に野田畑谷の上流部を見ながら、単調に登っていきます。谷と尾根が並行するなかなか面白い地形が続きます。谷までの比高はほぼ20~40mほど。その後、急登となり少しだけ国境尾根から外れて西を目指すと標高811.5mのシンコボです。別名を永谷山というようです。三等三角点「永谷」がお出迎え。三等にしては立派な石標でした。国境尾根に戻り、大小の峰を4つほど越えると、杉尾峠です。北からは杉尾坂が登ってきていて、南には由良川・上谷の源流部ですが、そちらは立入禁止の京大芦生研究林になります。杉尾峠から先も、若丹国境尾根は、まだまだ続き、五波峠、八ヶ峰、頭巾山へと続いていきます。でも今日はここまで。人数も多いので、ここが暗くなる前に戻れる限界でしょう。
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