栂池自然園~散策~

2021.09.21(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 28
休憩時間
2 時間 29
距離
6.6 km
のぼり / くだり
292 / 290 m

活動詳細

すべて見る

前回の八方池でのタイムラプスを含む動画リンクです。 よろしかったらHD画質でご覧ください。 https://youtu.be/wcj9YhZfcq4 本編  前日、唐松岳から下山したあと白馬のホテルにチェックインした。大浴場で汗を流した後、午後5時からディナータイムを過ごす。バイキング料理をつまみにお一人様で乾いたのどに生ビール2杯を注ぎ込み、部屋に戻ってから更に缶酎ハイを追加接種する。睡眠不足とアルコールで朦朧として、午後7時半にはベッドの中にいた。  目が覚めたのは10時間後、こんなに寝たのは久しぶりな気がする。ベッドに腰掛けた状態でボーっとしたまま今日の予定を考える。なんだかまだ疲れてだるいし、栂池自然園に行こうと計画していたけど、今日はホテルでゴロゴロしたいな、それで旨いレストランでも検索してリゾートランチとしゃれこむか、なんて甘ったれた気持ちが湧き上がってきた。そして、とりあえずひとっ風呂浴びてくるか、とふらふらしながら露天風呂付き大浴場に向かった。  ここの露天風呂からは北アルプスの白馬連山が見渡せる。露天のちょうどいい湯加減の湯船に浸かり、白馬連山を眺めた。昨日の午後の雲に覆われた姿とは異なり綺麗に稜線が見える。ついさっきまでの後ろ向きの考えが吹っ飛んだ。行くしかないな、と心が整った。  栂池高原にはゴンドラとロープウェイを乗り継いでいく。こりゃ楽だ、最高、機械文明は偉大だなぁ、と素直に思った。これのメリットは単に楽だけにとどまらない。そもそもロープウェイは自然環境の保護が目的で建設されたらしいし、徒歩で登っていたら決して見られない景色を見渡せる。一石三鳥なのだ。  栂池自然園自体には、それほど期待していたわけではない。ただ、白馬岳他の山並みが綺麗に見られるようだったのでそこだけ期待してきた。白馬連峰を被写体にタイムラプスの撮影でもして午前中いっぱいで終われば午後はホテルで適当に過ごそうなんて考えていた。しかし、ロープウェイを下りたころには白馬三山は雲の中に隠れてしまっていた。こればっかりは仕方がないので自然園の探索を開始した。  いざ歩き始めてみると、これが飽きない。何かわからなかったがいい匂いも漂っている。そして、あたかも凄腕の庭師によって計算されつくした枯山水の如く、あらゆる角度からの景色が美しい。ちょうど紅葉が始まったころとは言え、自然美の法則によって俺の心は驚きと感嘆に埋め尽くされた。これで借景としての白馬連峰が見えていたらどんなに素晴らしかっただろうか。自然は敏腕庭師なのだなと感じ入るしかなかった。そして気が付けば5時間以上も滞在し、ディナータイムまでに風呂に入れるか微妙な時間になってしまったのだった。

動画

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。