笠ヶ岳

2021.07.03(土) 日帰り

活動データ

タイム

12:31

距離

20.7km

のぼり

2235m

くだり

2269m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 31
休憩時間
1 時間 33
距離
20.7 km
のぼり / くだり
2235 / 2269 m

活動詳細

すべて見る

ここ数日ずっと雨で、前日の金曜日になってどこか行ける山ないかなーと調べていたら、笠ヶ岳なら土曜日晴れそうで急遽行くことにしました。 20時にレンタカーを借りてきて、そこから準備して新穂高に向かって23時に出発。走っている途中にも雷を鳴らしながら土砂降りが降っていて、これ登れるの?と思いながら走っていました。深夜1時に新穂高センターに着きましたが、センター前の県営公共駐車場は閉まっていました。駐車場の営業は昼だけでしたね。深夜でもセンターのトイレは開いていました。そしてきれいでした。 仕方なくすぐ近くにある市営新穂高第3駐車場に向かいました。この駐車場へのアクセスがちょっとややこしかったですが、結論をいうと、「深山荘に向かう脇道に入ってから標識に従って行くと着く」ものでした。登山者用無料駐車場だったのでめちゃくちゃ広かったですが、止まっているのは私以外一台だけでした。流石にこんな雨の中山登る人はいないのかなーと思って変に納得しました。 しばらく仮眠を取って夜明けを待って5時前に新穂高センターを出発。わさび平小屋方面に向かってしばらく歩きます。去年(2020年)鷲羽岳・水晶岳に登る際に一度このコースを歩いたことがあって、途中の水場で「ここが笠ヶ岳の登山口だね」と言ったのをちょっとだけ思い出しました。 45分くらいで水場(笠新道登山口)について、ペットボトルに水を一本補充して登り始めました。最初は木がいっぱい生えていて何も見えないですが、登るにつれて反対側の穂高連峰や槍・焼岳がきれいに見えます。そして良い感じに雲がかかっていて、かなり神秘的な光景で、これが見れただけでも今日登った甲斐があったと思うくらいでした。1つ目の峠が杓子平ですが、もちろん登っている途中で杓子平の峰しか見えなくて、そこまで登ったらその先どんな世界が待っているのかなと期待しながら、3時間ほどひたすら登っていました。 そして杓子平に着いた途端、その先が一気に開けてきて、これまでの疲れが吹っ飛びました。目の前に大きな谷があって、その先に立っている雄大な山々、所々に残っている雪渓が自然の生々しさを物語ってくれます。地上からは決して目にすることのできない、山に登ったやつしか見れない特典といっていいでしょう。 杓子平から抜戸岳だけ方面に向かう登山道は、所々に積雪が残っているので、何回もトラバース(積雪を横切るように渡ること)しないといけません。自信のない方は軽アイゼンを付けたほうがいいかと。何箇所もあるので、12本アイゼンは脱着が面倒だと思いますね。そして雪が溶けかけているので、一見雪が積もっているように見えて実は中が空洞というところもあるので、要注意です。登る時は何の問題もなかったですが、帰りに一回空洞を踏んでしまってそのまま数メートル滑り落ちちゃいました。幸い何の怪我もなかったですが、そこで怪我したら大変な一日になったことは間違いないでしょう。 抜戸岳近くの稜線まできたら、後は稜線を歩いて笠ヶ岳に向かいます。すぐ近くに抜戸岳があってそこも行ってみたかったですが、日帰りで時間が心配だったので先ずは笠ヶ岳に行くことにしました。稜線は道がちゃんとあって歩きやすいです。しかし、笠ヶ岳山荘近くまできたら登山道にまだ雪が積もっていて、コースが非常に分かりづらくてだいぶ迷いながらなんとか笠ヶ岳山荘まで来れました。山荘のすぐ後ろが笠ヶ岳でした。ここには雪もなく登りやすかったです。 この標高まできたら谷の方がガスっていて、展望はイマイチでした。山頂はガスってなかったです。そして山頂は独り占め状態。レンタカー返却もあって時間が若干押していましたが、下山で稼げばいいかと思って、山飯を作ってみました。記念すべき人生初山飯はトッポギでした。材料をすべて持っていって、こないた買ったシングルバーナーで調理して食べました。作り立てがかなり熱くて、時間が迫っている時は向いてないなと反省しました・・・ 下りる時山荘の方としばらく立ち話をしましたが、笠ヶ岳山荘はまだ営業を始めていないそうです。小屋を開けたのが7月1日で、営業開始は7月10日からだそうです。なぜかと聞いたら、そりゃまだ雪が積もっていて登れないからと答えてくれました。確かに途中雪渓がかなり残っていたし、山頂近くの登山道は雪が積もっていて登山道も分からない状態でしたね。今日登っている途中誰とも会ってなかったのも、笠ヶ岳はまだシーズンではなかったからですね。 尾根を歩いて抜戸岳付近まできて、時間の関係上抜戸岳は諦めました。ここから杓子平までの下りが大変でした。登りと違って登山道がはっきり分からなくなり草場を踏んでみたら、先日までの雨の影響で草が滑っていて、めっちゃ神経を使いました。そして杓子平から登山口までは大変な箇所はなかったですが、やたらと長かったです。 新穂高センターまで戻った時は、朝と同様センター前には誰もいなかったです。賑わっているのは昼だけかな?そして双六小屋も7月10日から営業だったので、まだシーズンじゃないかな? なかなか登山に行きづらい梅雨を活用した、充実した一日でした。

動画

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。