【白屋岳・・急斜度登山】2021.6.22

2021.06.22(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 26
休憩時間
1 時間 19
距離
6.7 km
のぼり / くだり
856 / 861 m
5 22
3 9

活動詳細

すべて見る

とにかく、長くて急な傾斜だった白屋岳。 時々露岩の有る土の山でした、階段・ロープ・クサリはほぼありません。 自然の森は大平(995m)以上からです。 奈良県川上村白屋、地区の名称は義経がハ幡神社に白羽の矢を供えたことが由来とか。 大台ヶ原山へ向うR169号で南下すると、必ず通過する道の駅「杉の湯川上」がある。ここから断層の中を通るという長いトンネルを通り抜けると、視界が急に開いてワイヤーロープ吊り、U字柱1本支柱造りの美しい吊り橋、白屋吊橋が吉野川に架かっている。 ハープ型斜張橋は、自然に調和して、これだだけでも充分美しい。 対岸に何が有るのだろう、いっも気になりながら通るのだが、外観的にはダムに山影深々と映るだけ。 今日は、この大滝ダムの向うに堂々の山容を見せる湖畔の名峰、白屋岳へ向う。 長年の疑問もとけるかも知れない。 白屋吊橋を渡り展望台公園に上り詰めると、無料駐車場になっていた。きれいな水洗トイレとあずまやもある。今日は偶々草刈の日らしく、道々にエンジン草刈機を携えた人々がおられた。すでに駐車も10台程あってその中へ入り込んだ。 エンジン音の轟く中をトイレ屋の右奥(東側)から、整備されたセメントの石段を上って行くと、家屋の撤去された跡らしい団地構造が続いている。 此処はどうやら廃棄された町並みらしい。 その上端部は生活の集水枡の残骸となる。 ここをすぎて杉の杣道へと接続する。 川上中学校の全校登山が毎年行なわれるのだなと推定される白い小さな標識板が表われる。これに案内されて白屋岳に行くことが出来るようだ。 残念ながらヤマップにはこのルートは登載されていない。 従って、川上中学校全校登山ルートを辿るかたちで私達二人は、小白板と赤テープを摸りながらの登山となった。小白板は小さく達くから見えないので、赤テープが多く残っていて主な道案内となったと思う。 大平(995m地点)と白屋岳頂上からは眺望よく谷合いに開けた集落や、ダムの水の深い緑色がひろがっていて、鳥瞰的な空間光景がひろがって愉しめる。トンビの声もピーヒョロー、ウグイスのタニワタリも間断なくないている。 杉の植林された林部分は単調さはあるものの、自然林の森は露岩を登り、道の探査に二人議論しながらも登る。 急な坂道には水が唯一無二のエネルギー源となった。2.5Lの水と0.5Lの湯を消費した。 全てが汗となり、首下のカメラに降りそそぐ、稜線に出た時の涼しさは、天国だ。 炭酸の水はこの世で、何と美味なことか、甘みさえ感じる。 原爆の広島や長崎で死の間際で水を求めて亡くなった人達の無惨な苦しみが、何故かふと想像された。 死人に口無し、コロナ禍も通じるものがある。 急坂登山が故に感じる苦しみと、その開放された時の幸福感は、私に自然が知らしめる哲学の一部なのかも知れない。 川上中学校公式登山ルートは人知という地名の上に建っている。 今回の出会い 廃村の排水管の中でとぐろを巻く:マムシ 森で群舞する蝶:キシタエダシャク 森と林の境界で咲く花:イナモリソウ 帰路で近道だと惑わす:貯水タンク 近寄り難き棘を広げる:トゲアザミ ワタゲに包まれたくなる:チガヤ 暑くて腕まくりしたら腕の血を吸う:吸血蝿 林道に群生する:コアジサイ 今回の行程ログが変です。行きのデーターが欠落していたのです。 スタート当初、正しくトレースしていたのでokと判断し、その後頂上迄見なかった地図。登頂後取り出すと、なんと記録されず頂上までジャンプ飛行している。 本当ならループとなる筈の行程が、往路がドコデモドア風に、ひとっとびで記録されているのです。復路は正常でした。 修正できず残念ですが、宜しくお願います。 追記 コアジサイが美しくていいなー、って思ったので別途モーメント報告します。見てくれたらメッチャ嬉しいです。 平均斜度 ⊿h=879m ⊿L=1750m(3.5X500m) 傾斜=879/1750=0.502 斜角度tan-1(0.502)=26.7° 前(2020.11.17)に登った、大峰の急登と言われる鉄山10.3°を遥かに凌ぐ26.7°だから、すごくシンドイ筈だ🤔 事後記 右足に副作用あり。 当日の帰路では、少々歩いて蛍の見物に寄道をした程元気だった脚が、1日後からは、車の運転も出来ないほど痛くなり、6日後の28日夜まで、家の中でストックで歩く状況にある。 まあ、踝がよく腫れている。 帰山の下り 、ずっと自重を支えて歩いたので、あれで右足が傷んだに違いない。 苛酷な使用だったのだなと思う。 いつまで続くのか、チョットながい気がする。

池木屋山 朝の駐車場
草刈り作業の日らしく10台ほど在る

残念ながら、登った山は写っていないが、左端方向にある山
朝の駐車場 草刈り作業の日らしく10台ほど在る 残念ながら、登った山は写っていないが、左端方向にある山
池木屋山 駐車場から見る白屋吊橋の朝
駐車場から見る白屋吊橋の朝
池木屋山 移転した町並が分かる通路跡、消火栓等の跡もある。
移転した町並が分かる通路跡、消火栓等の跡もある。
池木屋山 道の横
排水管の中でトグロ巻くマムシ
相棒、気付かずそばを通って行った後。あーぁとびかからなくてよかった。

ダム建設で廃村になった所。人間のいなくなった設備の跡で繁殖しているのだろうかマムシなど。
自然へ回帰への風が吹く。
過疎の進行と、その後の姿の一端を見る思い。
道の横 排水管の中でトグロ巻くマムシ 相棒、気付かずそばを通って行った後。あーぁとびかからなくてよかった。 ダム建設で廃村になった所。人間のいなくなった設備の跡で繁殖しているのだろうかマムシなど。 自然へ回帰への風が吹く。 過疎の進行と、その後の姿の一端を見る思い。
池木屋山 山道には鹿よけの扉を開いて入ります。入るとはりがねを巻きつけて行きます。
山道には鹿よけの扉を開いて入ります。入るとはりがねを巻きつけて行きます。
池木屋山 移住前に有ったのだろうか
誰かの愛したジキタリスの花が、ポッンと咲いている。あるじももう居ないのに。
移住前に有ったのだろうか 誰かの愛したジキタリスの花が、ポッンと咲いている。あるじももう居ないのに。
池木屋山 水恩
水の恩は絶大だ、今回は心底感謝した。廃村の外れに建っていた。
水恩 水の恩は絶大だ、今回は心底感謝した。廃村の外れに建っていた。
池木屋山 オニヤンマダミーの、虫忌避効果。
作ったの付けてみた。
使ってみたけど血吸い蝿には効果なし。
蚊取り線香も怯まない虫。
オニヤンマダミーの、虫忌避効果。 作ったの付けてみた。 使ってみたけど血吸い蝿には効果なし。 蚊取り線香も怯まない虫。
池木屋山 今日、唯一あった小さな階段
今日、唯一あった小さな階段
池木屋山 林の中の露岩
赤テープの中で時々行く手を阻む。
林の中の露岩 赤テープの中で時々行く手を阻む。
池木屋山 昔むかし使っていた遠足の水筒
朽ちた杉葉の中に埋れて。
昔むかし使っていた遠足の水筒 朽ちた杉葉の中に埋れて。
池木屋山 葉が美しい何だろ?
葉が美しい何だろ?
池木屋山 イナモリソウ
森と林の境界中に必死に咲いている、その様子に健気さが伝わる。
イナモリソウ 森と林の境界中に必死に咲いている、その様子に健気さが伝わる。
池木屋山 キシタエダシャク蝶
キシタエダシャク蝶
池木屋山 アセビの結実
アセビの結実
池木屋山 ルリセンチコガネ
夏は元気いい。
ルリセンチコガネ 夏は元気いい。
池木屋山 湿原の様相が出現あり、中央には小さな池があった。
湿原の様相が出現あり、中央には小さな池があった。
池木屋山 吸い込まれそうな翠の苔が有る
このあたりてビールにしょう。
吸い込まれそうな翠の苔が有る このあたりてビールにしょう。
池木屋山 ビールのある風景写真
ビールのある風景写真
池木屋山 今日のビールタイ厶
今日のビールタイ厶
池木屋山 ブナに巻き付く蔦
ジャングル気分。
ブナに巻き付く蔦 ジャングル気分。
池木屋山 ツクバネソウ
追い羽根突いて遊びましょ。羽つきの・・、そんな実がなるのでしょ。
ツクバネソウ 追い羽根突いて遊びましょ。羽つきの・・、そんな実がなるのでしょ。
池木屋山 セボシジョウカイ
飛んできた。
セボシジョウカイ 飛んできた。
池木屋山 本当? 嬉しくなった。
しかし、もっと時間がかかった。
あせるよ。
本当? 嬉しくなった。 しかし、もっと時間がかかった。 あせるよ。
池木屋山 三角点にタッチ
三角点にタッチ
池木屋山 白屋岳頂上
登山記念写真
白屋岳頂上 登山記念写真
池木屋山 シラヤ ラドンという
翼竜の腕を引いているのではありません
シラヤ ラドンという 翼竜の腕を引いているのではありません
池木屋山 白屋岳登頂
曇ってきた対面の山、雨が降るのか心配したが、大丈夫だった今日。
白屋岳登頂 曇ってきた対面の山、雨が降るのか心配したが、大丈夫だった今日。
池木屋山 白屋岳を下って
林道との出合の場所にコアジサイの群生している所があり、しばらく魅せられて留まる。
白屋岳を下って 林道との出合の場所にコアジサイの群生している所があり、しばらく魅せられて留まる。
池木屋山 コアジサイ
クローズアップ
コアジサイ クローズアップ
池木屋山 小紫陽花
小紫陽花
池木屋山 切株が笑っている。
光の取り入れの為に、犠牲になった東の木。
これまでの木のライフ、思い出していいこともあったよね・・と。
切株が笑っている。 光の取り入れの為に、犠牲になった東の木。 これまでの木のライフ、思い出していいこともあったよね・・と。
池木屋山 登山道から見おろす、白屋吊橋
登山道から見おろす、白屋吊橋
池木屋山 白屋辻
機械小屋があり、木材を林道へ下す機械が放置されて栄枯盛衰変化の一端を観る。材木の凄く高価なときがあってあの時は、最盛期。
白屋辻 機械小屋があり、木材を林道へ下す機械が放置されて栄枯盛衰変化の一端を観る。材木の凄く高価なときがあってあの時は、最盛期。
池木屋山 川上中学校 全校登山のルート表示
毎年やっているようす。
川上中学校 全校登山のルート表示 毎年やっているようす。
池木屋山 下は林道
登山道をここから終り、あとは少々荒れた林道を行く。
下は林道 登山道をここから終り、あとは少々荒れた林道を行く。
池木屋山 登山道目印
ピンク色のヘルメット
登山道目印 ピンク色のヘルメット
池木屋山 下山点近くの不動明王
移住した人達に信仰されている
下山点近くの不動明王 移住した人達に信仰されている
池木屋山 お不動さん下にある小滝
水音を聴くと飲みたくなる。きっと冷たい水だろう。
お不動さん下にある小滝 水音を聴くと飲みたくなる。きっと冷たい水だろう。
池木屋山 水の浄化給水システム
水の浄化給水システム
池木屋山 木苺
ルビーの様な輝きが、甘く誘います。
木苺 ルビーの様な輝きが、甘く誘います。
池木屋山 下山したらホタルブクロ
下山したらホタルブクロ
池木屋山 さわりたくなる、チガヤ
さわりたくなる、チガヤ
池木屋山 近よりがたきは、トゲアザミ
近よりがたきは、トゲアザミ
池木屋山 水槽が公園周囲に設置されていて通路が単独でつながっている。ここ至由で下の公園へ行けると勘違いする造りだ、度々騙され悔やまれる。おかげで、くたくたで車に辿り着く。
水槽が公園周囲に設置されていて通路が単独でつながっている。ここ至由で下の公園へ行けると勘違いする造りだ、度々騙され悔やまれる。おかげで、くたくたで車に辿り着く。
池木屋山 帰り着いた公園には、他の車は無く
この後、夕食を摂った。
帰り着いた公園には、他の車は無く この後、夕食を摂った。
池木屋山 シンボリックな白屋吊り橋
夕景が迫り来る、駐車場で景観に浸り、夕食を味わう。ミルクティーも香わしく。

斜張橋の形式の1っであるハープ形で 1本主塔の吊橋は、自然と融合して見える。右横にはアーチ型の橋が見えます。
シンボリックな白屋吊り橋 夕景が迫り来る、駐車場で景観に浸り、夕食を味わう。ミルクティーも香わしく。 斜張橋の形式の1っであるハープ形で 1本主塔の吊橋は、自然と融合して見える。右横にはアーチ型の橋が見えます。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。