活動データ
タイム
09:26
距離
6.7km
のぼり
856m
くだり
861m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るとにかく、長くて急な傾斜だった白屋岳。 時々露岩の有る土の山でした、階段・ロープ・クサリはほぼありません。 自然の森は大平(995m)以上からです。 奈良県川上村白屋、地区の名称は義経がハ幡神社に白羽の矢を供えたことが由来とか。 大台ヶ原山へ向うR169号で南下すると、必ず通過する道の駅「杉の湯川上」がある。ここから断層の中を通るという長いトンネルを通り抜けると、視界が急に開いてワイヤーロープ吊り、U字柱1本支柱造りの美しい吊り橋、白屋吊橋が吉野川に架かっている。 ハープ型斜張橋は、自然に調和して、これだだけでも充分美しい。 対岸に何が有るのだろう、いっも気になりながら通るのだが、外観的にはダムに山影深々と映るだけ。 今日は、この大滝ダムの向うに堂々の山容を見せる湖畔の名峰、白屋岳へ向う。 長年の疑問もとけるかも知れない。 白屋吊橋を渡り展望台公園に上り詰めると、無料駐車場になっていた。きれいな水洗トイレとあずまやもある。今日は偶々草刈の日らしく、道々にエンジン草刈機を携えた人々がおられた。すでに駐車も10台程あってその中へ入り込んだ。 エンジン音の轟く中をトイレ屋の右奥(東側)から、整備されたセメントの石段を上って行くと、家屋の撤去された跡らしい団地構造が続いている。 此処はどうやら廃棄された町並みらしい。 その上端部は生活の集水枡の残骸となる。 ここをすぎて杉の杣道へと接続する。 川上中学校の全校登山が毎年行なわれるのだなと推定される白い小さな標識板が表われる。これに案内されて白屋岳に行くことが出来るようだ。 残念ながらヤマップにはこのルートは登載されていない。 従って、川上中学校全校登山ルートを辿るかたちで私達二人は、小白板と赤テープを摸りながらの登山となった。小白板は小さく達くから見えないので、赤テープが多く残っていて主な道案内となったと思う。 大平(995m地点)と白屋岳頂上からは眺望よく谷合いに開けた集落や、ダムの水の深い緑色がひろがっていて、鳥瞰的な空間光景がひろがって愉しめる。トンビの声もピーヒョロー、ウグイスのタニワタリも間断なくないている。 杉の植林された林部分は単調さはあるものの、自然林の森は露岩を登り、道の探査に二人議論しながらも登る。 急な坂道には水が唯一無二のエネルギー源となった。2.5Lの水と0.5Lの湯を消費した。 全てが汗となり、首下のカメラに降りそそぐ、稜線に出た時の涼しさは、天国だ。 炭酸の水はこの世で、何と美味なことか、甘みさえ感じる。 原爆の広島や長崎で死の間際で水を求めて亡くなった人達の無惨な苦しみが、何故かふと想像された。 死人に口無し、コロナ禍も通じるものがある。 急坂登山が故に感じる苦しみと、その開放された時の幸福感は、私に自然が知らしめる哲学の一部なのかも知れない。 川上中学校公式登山ルートは人知という地名の上に建っている。 今回の出会い 廃村の排水管の中でとぐろを巻く:マムシ 森で群舞する蝶:キシタエダシャク 森と林の境界で咲く花:イナモリソウ 帰路で近道だと惑わす:貯水タンク 近寄り難き棘を広げる:トゲアザミ ワタゲに包まれたくなる:チガヤ 暑くて腕まくりしたら腕の血を吸う:吸血蝿 林道に群生する:コアジサイ 今回の行程ログが変です。行きのデーターが欠落していたのです。 スタート当初、正しくトレースしていたのでokと判断し、その後頂上迄見なかった地図。登頂後取り出すと、なんと記録されず頂上までジャンプ飛行している。 本当ならループとなる筈の行程が、往路がドコデモドア風に、ひとっとびで記録されているのです。復路は正常でした。 修正できず残念ですが、宜しくお願います。 追記 コアジサイが美しくていいなー、って思ったので別途モーメント報告します。見てくれたらメッチャ嬉しいです。 平均斜度 ⊿h=879m ⊿L=1750m(3.5X500m) 傾斜=879/1750=0.502 斜角度tan-1(0.502)=26.7° 前(2020.11.17)に登った、大峰の急登と言われる鉄山10.3°を遥かに凌ぐ26.7°だから、すごくシンドイ筈だ🤔 事後記 右足に副作用あり。 当日の帰路では、少々歩いて蛍の見物に寄道をした程元気だった脚が、1日後からは、車の運転も出来ないほど痛くなり、6日後の28日夜まで、家の中でストックで歩く状況にある。 まあ、踝がよく腫れている。 帰山の下り 、ずっと自重を支えて歩いたので、あれで右足が傷んだに違いない。 苛酷な使用だったのだなと思う。 いつまで続くのか、チョットながい気がする。
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