活動データ
タイム
07:07
距離
12.8km
のぼり
1069m
くだり
1074m
活動詳細
すべて見るリトル比良に牛山という山があります。国道161号線を北から白鬚神社を過ぎて大津方向に進むと、右手、リトル比良主稜の手前に存在感のある峰が見えてきます。これが牛山で、見るからに登ってみたくなる山です。しかし、一般ルートはあまり知られておらず、どう登るものかと悩んでいました。その後YAMAPに山頂登録があったので、登った方のレポートを探すことができるようになり、北小松の駅近くから登れることがわかりました。鳶岩という眺望の素晴らしいポイントがあることも知りました。 GW最後の晴れ間、前日北山、森山岳から烏谷山へ歩いた余韻の身体に鞭打って、牛山に登ることにしました。ただ、ピストンでは物足りないようなので、何とかリトル比良主稜に達するルートはないか探ったところ、どうやら滝山に尾根伝いで行けそうということがわかりましたので、ついでにリトル比良縦走で、これまで通ったことのなかった見張山をルートに組み込む計画を立てました。 牛山まではもずひえさんの軌跡(2021.3.27)をいただき、参考にしました。北小松駅に車を置いて、お寺の方に歩き、丘の住宅地の最上部から牛山登山道が始まります。入ってみると、クモの巣がはってあり、荒れていて、あまり歩かれていない感じがしましたが、しっかりした溝のような幅広の道型が続いていました。少し登ると、より安定してきた道型は、かつては荷車や多くの人が歩いたような、不思議な道でした。 急な尾根を登るところは、ジグザグをきって付いていました。途中ほぼ水平で別な尾根に移るところが二回ありました。だいぶ登ったところで、道型はいきなり左右に分岐していました。ここは右にとりました。左はどうやら、牛山に寄らずに滝山に向かうルートのようです。またいつか辿ってみます。 右をとった先は、道型はついに途切れ、細い登山道となり、500mの標高線にほぼ沿って、北東へと伸びていました。これを進んで二本の巨木が倒れているところで岩尾根に出合います。ここが鳶岩下降点。まずは50mほど下って、鳶岩を見に行きました。 鳶岩の迫力はなかなか凄いものでした。下界まで途中が見えない高度感。山中にグイっと飛び出した岩ならではのすごさでした。 50m登りなおし、牛山へ。さっきの下降点から稜線までは等高線間隔も広く30mも登れば十分なので、その辺を上へ上へ。すると間もなくテープのいっぱい付いた稜線の道に出ました。西に少し進むと、牛山の札が2つ掛かった標高566mの山頂に到着。牛の陶器像がかわいかったです。 ここから滝山までの縦走開始です。この区間はkol-hiraさんの軌跡(2021.2.28)をいただき、参考にしました。しばらくは稜線を西へ西へ。テープもしっかりついていて、迷う心配もなく、尾根が右に曲がる鞍部に。鞍部には蛙鳴く大きな池がありました。右に曲がって北に向かう尾根も、踏み跡はなくともテープがしっかり導いてくれて、テープに従って樹間を右に行ったり左に来たりしながら、順調に進んでいきました。ところが625mの破線等高線がある峰を過ぎたあたりでテープがなくなりました。あるいは、見失ったのかも。最後のテープからいろんな方向を探しましたが見つからず、とりあえず稜線を進もうとしましたが、アセビなどの樹がはびこり、倒木も増え、なかなか進めませんでした。だいぶ進んだと思ったら倒木が通せんぼ。少し戻って別な方向へ行くと今度はアセビの海が通せんぼ・・・。こんなことを繰り返しながらも、薮漕ぎで少しずつ進み、先人の軌跡を参考に、小さな谷を越えて薮を漕ぎ続けました。 標高が650mを過ぎて、660mの小ピークの左へ回り込んだ時、なんと左から素晴らしい踏み跡がやって来て、その踏み跡に吸収されました。ここから先は滝山まで、しばらくの薮漕ぎとは無縁のハイウェイ状態でした。この道はいったいどこから?どうやら、牛山に登る途中の道型が分岐して右を取った、あの時の左の道と関係しているような気がします。やはり今度はここを調査、ですね。 滝山から先は一般ルートなので、特記すべきことはそんなにありませんが、見張山の周辺では、YAMAPの地図に、「警告・注意」や「口コミ」で、倒木の多さ、管理不行き届きが複数指摘されていますが、その後処理をしていただいたおかげか、ぼくは倒木にはあまり困りませんでした。コースタイムからも遅れることなく、進めました。倒木をかがんでくぐったり、乗り越えたり、は当然ありましたが、まあどれも少し苦労したら通れるレベルにまで改善してくれていました。登山道を管理されている方々、ほんとにありがとうございます! ヤマビル情報:今日も目撃、被害ともになし。ほぼ、出そうな雰囲気はなかったです。
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