活動データ
タイム
07:41
距離
11.4km
のぼり
1221m
くだり
1222m
活動詳細
すべて見る《アプローチ》 車=1時間30分(観法寺PA-旧スノーバレー利賀) 《登山コース》 7:18登山口-9:13片折岳-10:32前金剛-10:55/11:02中金剛-11:10/12:25鞍部(食事)-12:40/12:47奥金剛-13:07中金剛-13:21前金剛-14:05片折岳-14:59登山口 (グレートトラバース風に) その日、random walkerは2人の山仲間と富山県南砺市にあるスノーバレー利賀の跡地にいた。目指すは金剛堂山。彼は昨年3月、同じ仲間と金剛堂山に登っている。そのときは濃い霧で眺望がきかず、前金剛で引き返した。天気予報によれば、この日は晴れで微風。果たして彼らは奥金剛まで登り、昨年の借りを返すことができるだろうか。 午前7時18分、random walkerたちは登山口を出発し、急登に取りついた。気温-7度。この日は登山者が多く、アイゼン、スノーシュー、ツボ足、BCスキーなど、思い思いの装備で登っていく。予想以上に雪は締まっており、スノースパイクを履いたrandom walkerは何度か足を滑らせた。 何とか急勾配を登り切り、片折岳(標高1,346m)のピークに達すると、金剛堂山がその威容を現した。堂々とした山容である。右手には白山や三ヶ辻山が見える。いったん鞍部へ下り、その後は特徴的な雪庇のある尾根を登る。そのうち左手に剱・立山連峰が姿を現すと、random walkerたちは感嘆の声を上げた。 10時32分、前金剛(同1,638m)に到達。山頂の祠は雪に埋もれている。そこで彼らが見たものは、槍・穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山など、360度に広がる大迫力の絶景だ。感動のあまり言葉を失うrandom walkerたち。 さらに彼らは前進し、最高峰の中金剛(同1,650m)へ。random walkerは前金剛の方から見る中金剛の稜線が特に好きだった。山頂を覆う雪はまるで生クリームのようで、トロットロに溶けて稜線から零れ落ちそうに見える。 山頂で記念撮影をしたrandam walkerたちは少し下り、木々の間から白山が見える場所にザックを下ろした。どうやら風が弱い鞍部で腹ごしらえをするようだ。この日、山仲間が用意してくれたのは、豚肉、鶏団子、野菜の入ったアツアツの絶品鍋。最後にご飯を投入し、雑炊で締めるという盤石のフルコース。気温は-1度。日差しは強いが、風が吹けばすぐに凍える。random walkerはこれほど美味しい鍋を食べたことがなかった。 食事を終えると、彼らは奥金剛(同1,616m)へ向かった。お腹が膨れ、気力が戻ったようだ。山頂の木々は雪に埋もれ、視界を遮るものはない。360度のパノラマビューを目に焼きつけ、午後0時47分、random walkerたちは下山を開始した。 雪面は緩んできたが、足が沈むほどではない。スノースパイクをつけたまま下山を続ける。途中、random walkerは童心に返り、ヒップソリで斜面を滑る。最後の急勾配で何度か転倒したが、2時59分、無事登山口に帰還した。これでrandom walkerは3週連続で好天に恵まれた。こうなるともう止まらない。次に目指すのはどの山か。前人未踏の挑戦は続く。
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