幻の三笠新道~白雲岳~緑岳縦走🏔️高原温泉沼めぐり
大雪山系・旭岳・トムラウシ(北海道)
2026.06.11 (木)日帰り
【感想】 1年で10日ほどしか通れない幻の三笠新道へ!初めてのルートは新鮮✨️ 癒しの沼めぐりコースを抜けたら、高根ヶ原の断崖絶壁を下から感じられる迫力のコース👀 そしてそこを登って高根ヶ原へ💪💪💪 この時点ですでに満足度高いけど、その先はカムイミンタラの奥座敷! まだまだ雪残る大雪山☃ 長距離でなかなかしんどかったけど全身で大自然を感じられて大満足です☺️ 【三笠新道とは】 北海道の大雪山系にある、大雪高原温泉の沼めぐりコースと高根ヶ原を結ぶ登山道。 1年のうち雪解け直後のごくわずかな期間(例年6月頃)しか通行が許されない「幻の登山道」として知られている。 植生保護のため雪渓が繋げなくなるか、ヒグマが居着いたら閉鎖となる。 大雪高原温泉のヒグマ情報センターなどで、入山手続きやヒグマ対策のレクチャーを受ける必要あり。 【天気】 6/11(木)晴れ→昼から曇り→夕方小雨。高根ヶ原から緑岳にかけて寒い西風。 天気概況6/11朝:北海道付近は、11日から日本の東から高気圧が張り出しますが、夜にかけて日本海から気圧の谷が近づくでしょう。12日は気圧の谷の中となる見込みです。また、12日にかけて上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となるでしょう。11日は、曇り時々晴れで、雷を伴い雨が降る所があるでしょう。12日は、曇り時々晴れで雷を伴い雨が降る所がある見込みです。(上川地方) 海の波の高さは11日から12日にかけて1mでしょう。(留萌地方) 上空1500m付近(850hPa)には6℃の寒気が抜けていく。 上空5000m付近(500hPa)には-18℃の寒気。 判断:出発段階で快晴、昼過ぎから気圧の谷の影響が見えだすかもしれないので、視界、風が悪化する傾向が見られたら下山方向へ向かうことを確認。 【ルート概要】 登山靴で登山。三笠新道の急斜面では軽アイゼン、ピッケルを使用した。 熊鈴と熊スプレー装備。幸運にもヒグマは見かけなかった。 ■大雪高原温泉ヒグマ情報センター~エゾ沼 朝6時高原温泉駐車場に到着! 緑岳方面へスキーを担いで登っていく方が数名見られた。この時期でも滑れる技術がほしい(笑) 沼巡りコースと三笠新道の入山時刻は7時からなのでしばらく待機💤 7時になるとヒグマ情報センターの方が出てこられて中へ案内される。 15分ほどコース利用のレクチャーを受ける。 コース概要やヒグマの出没状況、ヒグマ対策について説明を受けた。 昨年は人に近づいてくるヒグマが居着いて閉鎖に...(>_<) 今年はまだ雪が多く餌が少ないのでヒグマは居着いていないとのこと。 そして7時15分ヒグマ情報センター裏の登山道から出発💪 初めの沢水で靴についた種子や汚れを落とします。 登山道は整備されて歩きやすい。感謝です🙏 出発してすぐの標高1250m付近から雪渓が出始める☃ 微沢が近い所ではミズバショウの花が綺麗に咲いている、癒し✨️ 標高1270m付近で最初の渡渉点。水量は多いが2本の丸太橋で濡れずに渡れる。 上流左岸側にはヤンベ温泉の噴煙モクモク。 その先はヤンベ分岐。右へ進むとヤンベ温泉を望む高台に出るが、その先は台風の影響で登山道が険しいため通行止め。 時計回り方向に沼めぐりコースを進んでいく。 だんだんと雪渓区間が増えて登山道が不明瞭になるが、ピンクテープが整備されており迷うことはなさそう👍️ 時折、膝近くまで雪がズボるので注意^^; 雪量が多いのか何個か埋まっている沼があるようだ。思ってたより沼数が少ない...。 標高1360m付近で後ろ(北側)を振り返ると、雪化粧した白雲岳と緑岳が見える!テンション上がる✨️ 昨日は高原温泉でもみぞれが降ったとのこと。標高の高い山は雪でお化粧直ししている🏔️ 私たちが最初に発見できたのは滝見沼。大部分が雪に埋まっているが、湖面に針葉樹林が反射して綺麗✨️ その後は湖畔が青緑に染まる緑沼、ミズバショウが咲き誇る湯の沼を見ながら進んでいく。 そして有名なエゾ沼へ。ここは雪が多いと湖畔をトラバースしていくことになる。滑ると沼へ真っ逆さま...(>_<)ステップを切りながら慎重に進む。 エゾ沼は湖畔沿いが青く染まっていて綺麗👍️✨️ ■エゾ沼~三笠新道~高根ヶ原分岐 エゾ沼の次の式部沼から先は高根ヶ原の断崖絶壁を見ながら雪渓を北へ進んでいく。 高根ヶ原を下からこんな近くで見たのは初めて。なかなか新鮮👍️✨️ 時折、崖から落石があるので注意しながら進む。 三笠新道分岐は不明瞭で空沼付近でピンクテープで印がついている。 ここからはついに幻の三笠新道!!! 1年で10日しか通れない年もある特別な登山道だ。植生保護のため雪渓が繋げなくなるか、ヒグマが居着いたら閉鎖となる。 この日はまだ雪が多く餌が少ないので、ヒグマはまだ居着いていないようだ。 西側の高根ヶ原の絶壁に圧倒されながら緩いところをトラバースしていく。 標高点1567付近で斜度が緩くなり、その先登る尾根に生えているハイマツやカンバが見えてくる。 登る尾根はいったん植生の間を抜けて、尾根の北側へ抜けてから登るのが正規ルート。 植生の間を抜けるところにはピンクテープの目印あり👍️ 尾根南側の崖の間の雪渓を登る人もいるようだが斜度がかなり急^^; 植生の間を抜けた先の標高1590m付近で軽アイゼンとピッケルを装備する。 この先の急斜面はかなり急で滑落すると100m以上は滑り落ちていきそうだ。 黒岳手前の急斜面より急かも。 ヒグマ情報センターの方は慣れているのか長靴で登っていくが怖すぎる😨 前半はやや緩めだが標高1680m付近でかなり急で高度感が出てくる。 急斜面は ・北側へ緩く登って、南側へトラバースするルート ・南側のブッシュ沿いにやや急だが直登するルート がある。距離が短くなる後者を選択。 軽アイゼンを蹴り込んでステップを切りながら登る。 幸い雪面は柔らかいので幸いステップは切りやすい。よかった(*^^*) 白い雪面に青空が映えて綺麗👍️✨️ 標高1730m付近まで登ると緩くなり難所は終了。一安心ホッ。 標高1750m付近の崖マークの間に登山道が見えるので先へ進む。 ハイマツのトンネルを抜けると高根ヶ原のお花畑が見えてくる。 すぐに高根ヶ原分岐に到着。 初めての三笠新道。高根ヶ原の崖の迫力を下から感じられて、しかも登ることができる! なかなか新鮮なルートでした。快晴の中登れてすでに大満足!(^^)! ■高根ヶ原分岐~白雲岳避難小屋 この先はしばらく雪のない登山道を緩く登っていく。 振り返ると忠別岳、トムラウシ山まで見渡せる! 東側には石狩山脈、西側には旭岳。 進む先には白雲岳、緑岳と平たい登山道を進んでいるのに周りは壮大な山々に囲まれている。 白雲岳避難小屋が見え始めると、標高1880m付近で登山道から雪原になる。 ここから避難小屋が建つ小高い丘へと雪渓を登っていく。 この雪渓がグサグサ雪で地味に登りづらい...(>_<) 精神を削られながら小屋に到着!ここまで長かったー(>_<) 避難小屋は1階から入れる。二重扉で頑丈なロックを解除して中に入る。 トイレもロックを外して入れる。 避難小屋で休憩したらゼブラの絶景!を目指して白雲岳へ向かう。 ■白雲岳避難小屋~白雲岳 まだまだ雪に覆われたテントサイトを見ながら白雲分岐方面へ進む。 標高2000m付近まで登山道が明瞭だがその先は雪原☃ 白雲岳方面へショートカットしながら進む。 その先は登山道の岩と雪が入り混じるいやらしいルート^^; 雪にズボって足を取られながら進んでいく(>_<) 標高2150m付近で白雲岳ピークへのルートが見えてくる。 白雲岳直下の登山道は大きな岩と雪混じりで登るのがかなり大変そう。 途中で北西側斜面へ抜けて尾根南側の雪堤を登ろうかと進む。 が、かなりのズボズボ雪で体力も時間も奪われる^^; スノーシューやスキーだと楽に登れそう。 そんなこんなで時間切れ。西から雲も湧いてきた(>_<) せめてもの救いと思い、ドローンを飛ばしてゼブラの絶景を見てみる🙏 雲の切れ間からなんとかゼブラを見られた✨️ひとまずよかった(*^^*) ちゃんとしたゼブラの絶景はまたの機会かな。 昨年はヒグマに通せんぼされて見られず、今年こそは思っていたが...(>_<) 風も出てきて寒くなってきた。気圧の谷の影響が徐々に出ているので緑岳下山方向へ進むことにする。 ■白雲岳~小泉岳~緑岳 北側に広がる北海岳、凌雲岳、烏帽子岳の絶景を見ながら戻る。 白雲岳分岐についたら小泉岳方面へ。 コースタイム的には避難小屋経由より小泉岳経由の方アップダウン少なく早い。 明瞭な登山道を歩いて小泉岳へ。 やっとのことで今日最初のピーク! ちょっと西風が冷たいので、さっさとその先の標識が見えている緑岳へ進む。 手前の高根ヶ原、奥のトムラウシ山を進む絶景コースだ✨️ ここは雪が溜まらないのか登山道は明瞭。 そして最後の登りを越えたら緑岳到着! ここも風が強いのでさっさと下山方向へ(>_<) ■緑岳~大雪高原温泉ヒグマ情報センター 緑岳からの下りは特徴的な岩の登山道。ハイマツの間を縫うように岩道が続く。 踏み外さないように慎重に下ろしていく。標高1750m付近まで岩が続く。 その先はハイマツトンネルの登山道。 標高1640m付近で開けた崖に出るとそこから雪原を進む。 コンパス方向を標高1550m付近の登山道が西へ曲がるところへ合わせて進む。 登山道が西へ曲がるところでハイマツの中の登山道へ合流。 その先は木道や踏み跡を探しながら進んでいく。 標高1350m付近から雪渓も少なくなって登山道が明瞭になってくる。 あとはひたすら下ろして標高1260m付近で視界が開けて噴気孔が見えてきたら一安心。 高原温泉とヒグマ情報センターの建物が見えて無事に下山。 朝7時に出発して17時半下山。10時間半の長時間行動でした。 達成感も疲労感もMAX!最高✨️ 長い長い一日、お疲れ様でした(*^^*) 【その他】 今年は6/10から沼めぐりコースと三笠新道がオープン。 初日は天気が悪かったため利用者0人だったそう。 朝6時に高原温泉に到着。駐車場はかなり余裕あり。 7時からヒグマ情報センターでのレクチャー開始。 下山後は層雲峡黒岳の湯へ。夜22時まで営業しているのがありがたい。大人800円。 下山メシは旭川のとんかつ玉藤へ。ここのとんかつはもちろん、接客も丁寧で大満足! 【沼めぐりコース/三笠新道について】 入山時刻と最終下山時刻が決まっています。 入山時刻:7時-13時 最終下山時刻:15時までにヒグマ情報センターへ下山。 事前にヒグマ情報センターのHPを確認してから計画を立てたほうがよいです。 【ドローン空撮について】 森林管理署へ申請/許可、国立公園管理事務所へ連絡したうえで撮影を行っています。






