10:43
11.5 km
1143 m
小同心クラックと、林道ソリ引き
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) (山梨, 長野)
2025.03.15(土) 2 DAYS
小同心クラックに連れて行ってもらいました。 もともと、阿弥陀北西稜の予定だったのが、1日目午後以降天気が崩れる予報だったのでアプローチが近くて初日で登れる小同心クラックに転進。 ちょうど1年前にも2日目の天候不良で中山尾根→小同心クラックになったので、2回目の積雪期小同心クラックでしたが、積雪期は雪の状態で大きく様相が変わり、雪が積もってきた横岳の登りと大同心ルンゼの下降が難しくなったので、飽きませんでした。帰りに負傷者をソリ作って引っ張る経験もできました。 === 初日、小淵沢では少し風があって上は寒いかなと思ったけど、大同心稜は無風で暑い。 大同心基部から大同心ルンゼトラバースして、小同心クラックに取りつく。 岩は乾いていた。 小同心クラックの垂直チムニー登りは、ボルダリングチックに。チムニーなので手はプッシュ多用。足もチムニーに入りすぎないように。ここまでは岩はドライ。後半から雪が降り始める。 簡単な岩場~雪稜歩き。結構降ってきた。 横岳西壁:ビレイ点もハーケンだけに。縦走モードで1本のロープに2人になって絶対落ちられないので緊張。岩が雪で隠れてしまって1年前よりずっと難しい。 少し上がって右にトラバースするところの足が乏しい+新雪でホールドが隠れてしまって緊張。 横岳~大同心ルンゼ 来たときは明瞭であったトレースの上に、この1,2時間で新雪が5cmほど積り、トレースは消え、ホールド、足場も見えなくなって小同心クラックよりも難しくなってしまった。大同心ルンゼのルーファイ核心。全くアイゼンの効かない新雪の下りで、岩が隠されてしまうと怖い怖い。 大同心稜上部の一か所足場が崩落しているところも、新雪のせいで怖い怖い。 == 2日目は鉱泉アイスをと思っていたけど、吹雪いていたのと、朝食~鉱泉アイスのOpenまで3時間時間が空いてしまうので、そのまま下山することに。 美濃戸山荘上の林道を歩いていたら、足首を負傷して歩行困難となった人を発見。 偶然出くわしたガイドパーティー皆でテントでそりを作っていたら遭対協の車が上がってくる。 ラッキーと思ったけど別件で救助に行くところらしい、お疲れ様です。 結局我々で赤岳山荘まで要救助者を引っ張ってゆきました。 なぜかその場に自分含めて医者3人いたけど、自分にできるのはレントゲンのオーダーと、整形外科外来御担当医先生御侍史へのコンサルトオーダー入力くらいで無力なので、ガイドさんたちが手早くソリ作るのを見学して、ソリ引き係に専念。新雪の深い所は結構重かった。 道の駅こぶちざわで入浴、食事をして帰岡。