10:35
15.5 km
1686 m
御小屋山・阿弥陀岳・中岳(八ヶ岳)・赤岳(八ヶ岳)・地蔵ノ頭
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) (山梨, 長野)
2024.04.14(日) 日帰り
まだ登ったことのない山で今の時期でも比較的安全そうなところを考え阿弥陀岳へ行くことに。阿弥陀岳だけだと物足りなさそうと思ったので赤岳まで行くことにしました。 朝は予定よりも寝過ぎたため、八ヶ岳山荘駐車場到着が9時過ぎになり、出発は10時前になってしまった。行程については日没に間に合わない前提で赤岳まで行くことは変更せずに出発。今回は初めての御小屋尾根から阿弥陀岳へ。気温が高いのですぐに汗だくになりました。しばらくは緩やかな登りで雪もなく、快適に進みました。雪が全然ないなと思いながら登っていると2000mあたりから少しだけですが氷が現れ始めましたが、ここではまだアイゼンが必要なほどではありませんでした。 御小屋山山頂は展望のない山頂でした。時間がないこともあり早々に先に進むと、登るにつれて氷が増えてくるものの、全く氷や雪のない道とある道が交互に出てきました。阿弥陀岳への急登が始まるあたりで雪がしっかり残っていたので12本爪を装着。この後、何回か外したり着けたりしたせいでそれなりに時間をロスしてしまったので、チェーンスパイクを持って行っておけばもっとスムーズに進めたなと反省。 途中、休憩がてらに不動清水に寄ってみたところ、水は十分に出ていました。雪解け水が多かったのでしょう。 森林限界を越えると氷や雪はほとんどなかったので、阿弥陀岳山頂までアイゼンなしで登れました。 (山頂付近まで行くと雪自体はありました。) 阿弥陀岳から赤岳方面への下り斜面には雪が積もっているのが見えていたので再び12本爪アイゼンを装着し、念の為ストックからピッケルへ持ち替えて下ります。 中岳までは雪が積もっているところが多くありましたが、雪のない岩場もしばしばもあったのでバランスを崩さないように注意しながら進みました。 中岳からは雪はほとんどなくなったので、下りきったところでアイゼンを外し、ストックに持ち替えて少し休憩。 ここからキレット方面への分岐の標識があるところまでは氷も雪もなかったためアイゼンなしで登り、標識から上は雪が積もっていたため念の為再びアイゼンを装着。途中雪のトラバースがグズグズになっていて少し怖かったですが、慎重に進めば大丈夫でした。その後、赤岳山頂に無事に到着し、写真撮影もそこそこに下山開始。 赤岳から地蔵ノ頭までは雪が積もっているところが多かったですが、ルートの多くが山の東面だったからか割と締まっていたので歩きやすかったです。 地蔵尾根は、上の方は雪のない岩場部分も多かったですが下っていくと雪が増え、ズボズボ踏み抜くぐらいになります。樹林帯に入ってくると道の真ん中にできているトレース部分は踏み固められて歩きやすいですがトレース脇は踏み抜くので注意です。 無事に地蔵尾根を下りて行者小屋に到着するも暗くなり始めていたので休憩せずにそのまま南沢沿いに下山。途中から凍結面も雪も減ってきますが、アイゼンの外すタイミングが分からずしばらく歩き続けると岩の部分で何度も捻挫しそうになり、そうこうしているうちに右足のアイゼンが外れたためそのままアイゼンを外しました。真っ暗な山道をヘッドライトの明かりのみで八ヶ岳山荘まで歩き、無事に下山することができました。 空気の薄さを感じる標高まで登ったのは1ヶ月以上ぶりだったからかかなり息が上がってしまいました。これから雪も減ってくるので夏に向けてもっと高山に登って体力をつけていく必要があると感じました。