ジャンダルム
槍ヶ岳・穂高岳・上高地
(長野, 岐阜, 富山)
2026年03月13日(金)〜14日(土)
日帰り
最近クライミング道具を揃えて懸垂下降の実践もできたので、ずっと行きたかった冬期のジャンダルムに行ってきた!
仕事終えて22時に駐車場着いてそのまま支度して22時30分スタート。奥穂山頂で日の出見たいのと蒲田富士でついでに天の川見れればいいなと思って若干早めのスタート。登山道の雪は締まっていて楽に歩けた。今週ずっと残業続きで寝不足だったから1時間に1回くらい休憩と睡眠を繰り返した。
予定通り3時くらいに蒲田富士に着いた。まだ天の川は低い位置にしか出ておらず、写真としてはイマイチだったが、月も上がってくるので長居はできず、何枚か写真撮った。思っていたより天気良くて、雲ひとつ無いし風もほぼ無風だった。
F沢のコルを越えて涸沢岳稜線までは雪質が心配だったが、凍ってはおらず、程よい硬さでいい感じに登れた。蒲田富士~涸沢岳までの区間は自分の苦手区間で、左足の負担が大きい(ずっと右斜面をトラバースする)ため、やっぱり今回も疲れた。穂高岳山荘に着いて冬季小屋で30分寝た。
5時30分にもなると空はだいぶ明るくなっていた。いつもは小屋に荷物デポって山頂アタックだけど、今回はロープも担いで行かなくてはいけないので割と重装備で登った。これが結構きいていつもは全然キツくないけど今回はゼェゼェ言いながら登った。日の出は悪くなかったが、今年何度も来ているからか、満足した写真は撮れなかった。
ここからが本番。奥穂~ジャン区間。結論から言えば慎重に歩けばジャン直下まではアックス2本で行ける(今年に限る)。苦戦したのはジャン直登で、フリーで何とか登れたけど、それなりの筋力が必要。8時間歩きっぱなしだったのでそれなりに疲れていて最初は指先に全然力が入らず登れなかった。少し休憩して呼吸を整えて腕に全神経を研ぎ澄ませてようやく登れた。帰りは、ジャン直登箇所には残置の支点と捨て縄があり、自分のロープを使うことなく降れた。ロバ耳の降りも、登りで思っていたほどの難易度ではなかった。緊張でヘトヘトだったので休憩は大事。穂高岳山荘まで戻ってきた時には天気は良いし風もほぼ無風だし、戻ってきた安心感で寝落ちしかけた。幸い2人の登山者が涸沢岳から降りてきて話しているうちに意識が戻ってきた。
そこからの下山も辛かったが、雪質が良かったので思っていたより楽に歩けた。とにかく早く風呂に入って寝たかったので頑張って歩いた。下山中に、前に奥穂行った時に林道ですれ違った方と再びすれ違いこの時期の山の世界の小ささを実感した笑。
いつもは臆病な性格なので確実に実行できる山行しかしないけど、先週の裏妙義で少し自信がついて成長したんだと思う。今回は基本的に全て上手くいったと思う。睡眠不足を除いて。ただこのレポを見てこれから残雪のジャンに挑戦する方は以下のことについて注意して欲しい。
・装備
ダブルアックスは必須。ロープも必須(使うかは別として)。
・登山道状況
馬の背は吹き溜まりになっており、雪が厚い。だから上高地方面から巻くor岩稜を降りる。いずれも難易度はそこまで高くない。ロバ耳の降りはクライムダウン必須。氷と岩のミックスで足の置き場には困らない。ロバ耳からの登返しは細心の注意が必要。思っているより足場が不安定(岩滑る、雪がフサフサ、ルート不明瞭)なのでルーファイが大丈夫。基本夏道をなぞるイメージ。ジャン直下までのナイフリッジは雪質悪いので1歩ずつ慎重に。ジャン山頂までは西穂から巻けないこともなかったと思うが直登がセオリー。なるべく軽装で登ることをおすすめする。残置ロープ有。帰りはロバ耳までの降りが難所。体重ある人は2~3箇所の懸垂必要かも(自分は47kgで雪質も良かったので懸垂なしで行けた)。
・現場条件
この時期らしい気温でまだ厚手の手袋でないと指先は死ぬ。風はほぼ無風で最高のコンディションだった。雪質はロバ耳下りは1部アイス。それ以外は適度に締まってた。
来週は連休なのでどこかで泊まりたい。天の川もガチりたい。