高妻山 中妻山〜高妻沢上部滑走
高妻山・戸隠山
(長野, 新潟)
2025.01.26(日)
日帰り
百名山一覧を眺めている中でスキーで行けそうな山を探すと高妻山があり、今季の目標として取り組みたかった。モチベーションをスキーを使ったピークハントとしておくと、滑りが楽しくなくても許せる部分も出てくるし安全に帰って来るにはどうするかという意識が強くなる気がする。
佐渡山のコルまで1時間半ほど。アップにしては長い。まだ暗くてもきれいな樹林帯をシール滑走する。付け外し無くせたが十分滑りを楽しめる斜面なので微妙だったか。沢は探せばいろんなところで渡れるくらい。
高妻乙妻に伸びる尾根が見えたところで、どれが正しい尾根か意見食い違い。取り付きを間違えてリカバリーすることに。この手のミスを無くしたい。
尾根登りは急登のくるぶしラッセルが続くのでしんどい。ソロの方に追いつかれた以降はペースが上がらずにラッセル変われなかった。尾根に入る前にしっかりエネルギー取るべき。3番手になって追いつけなかったので開き直ってたくさん補給したらそこからなんとかなった。
稜線でても風なくおだやかだったが視界はあまりない。行けるところまでシール歩行してピットチェック。昨晩からの新雪層以下は安定していたので続行。
シートラ区間の登りが雪山登山らしくてきつさももちろんあるが楽しめた。垂直壁で木が生え邪魔している箇所があり雪を踏み固められず登りづらく苦労した。
ここまで来たらなんとかして登りたいということで山頂手前のコルでスキーとザックをデポ。一カ所岩を東側に巻くところが核心だった。遠目からだと厳つい切れ落ちた岩尾根だったがなんとか登ることができた。山頂標識がどこにあるかも分からなかったが長居せず下山開始。
下り始めると急に視界が晴れ青空も見え高妻沢を一望できた。歩いてきた稜線も見え、今日は2人だけ。コルから南側にトラバースし滑走、スラフがでて板が新雪の下に沈んでしまって難しかった。予定より早めに高妻沢から南側の尾根に乗り上げる。ここのツリーランが楽しかった。滝を回避して左岸に渡る。前日までの滑走トレースに乗るがトラバース続きで雪崩れそうだしクラックはあるしで怖かった。
行きのトレースと合流して一安心。振り返ったら高妻山がばっちり見えて達成感がエグかった。
振り絞って佐渡山のコルへ登り返し、いかに疲れない滑りをするかを考えながら滑って林道へ入ると快適高速道路にのり駐車場まで。
厳冬期高妻山に中妻山からのアプローチで登頂滑降。非常に充実した達成感を得られた。ダメだった点は反省しまた次の山に行きたい。