高妻山【残雪期】 〜ピリピリとヒリヒリと〜
高妻山・戸隠山
(長野, 新潟)
2026年05月10日(日)
日帰り
戸隠連峰最高峰、戸隠富士ともいわれる隠れ名峰へ
【百名山】※残雪期につきアイゼン&ピッケル必携
戸隠連峰の主峰ともいえる存在のはずなのに、
知名度イマイチ?って勝手な印象を持っていたら
火打妙高ひもパン歩きで観て以来登りたくなった山
地図を見ると修験の名残が稜線伝いにあって、
一から十の漢数字が頭文字となったスポット名
百名山選定条件に当てはまる道になりそうなので
一不動を経由する大洞沢から登ることにして、
下山は最近できた弥勒尾根(歩いて判った)とした
大洞沢はその名の通りに沢筋を歩くことになる
古の登山道ではこれがフォーマットともいえて
決してオートマティックには踏み出せない足元
渡渉は当たり前で道が沢となる所もでてきたり、
簡単なルーファイもあって、実に楽しい道に🎵
滑滝と帯岩では滑りやすい岩を登ることにもなり、
選んだトレイルグリッパー(縦走用)が良く効いた👍
数日前のレポにて 一不動周辺で子熊目撃情報あって
全方位ピリピリモードで進んでいきましたが🤣
それを凌駕したのが 山頂直下にある急傾斜な雪渓
標高差としては僅か50mほどの区間なのですが、
滑落すれば200mは落ちていくだろう、核心部💦
登るに連れてどんどん傾斜はきつくなっていき、
縦走用夏靴+10爪では石突きで三点支持しても
立てないほどに腐っていて、ズリ落ちる両足
初めて、滑落したらヤバイと恐怖を感じました。
色々試して最終的にダガーポジションで登攀
最後10m?は特に緊張感半端なくてヒリヒリに💦
そもそもルート取りが甘かったかもしれませんが、
降りでは膝も接地させる五点支持を多用しました
同日には戸隠連峰の本院岳雪渓にて滑落事故があり
雪渓で苦戦してる最中にホバリング音が続いていて
只事ではないと容易に想定できるほどでした。
地元の方に上級者が挑むルートだと聞きましたが、
それ相応の方がチャレンジされていたと思うけれど
それでも事故が起きてしまうのが、山の怖さ。
故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
ここまで長くなりましたが、
今週はさらに気温が上昇する見込みです。
どうか皆様、くれぐれもお気を付けてください。
__________ まとめ __________
・山容もさることながら歩く難易度も主峰に相応しい
(弥勒尾根ルートは除く)
・一不動経由は沢筋となり、渡渉10回以上岩場もアリ
簡単なルーファイ必要。登りでの利用がより安全
・八観音から先、夏道と冬道混在(踏抜き注意)
・標高2,200m~2,250m辺りが急傾斜となる雪渓
前爪アイゼン+ピッケル必携
ダガーポジションなので防寒雪山手袋装着
・夏山グレーディングは4D
プラス残雪期難易度となるが、状況による
__________ Memo __________
◯駐車場:高妻山登山者駐車場(未舗装・無料)
・WCは対面にある公衆トイレ(水洗・和洋)
〇温泉:戸隠神告げ温泉湯行館(700円)18:30迄
・登山者Pから約7分の好立地でも最後は狭小道
・ホスピタリティ溢れる女将さん
・昭和レトロな内装と面白い仕掛けアリ
〇下山後メシ:ラーメン&焼肉 ピカイチ
・温泉から約15分
_________ あとがき __________
恥ずかしながら、
核心部下山時のトラバースにて滑落事故寸前となる
足元が崩れた瞬間に滑落停止姿勢を取ることができ
なんとかピッケルも効いたのでぶら下がれましたが
気を張ってなかったら、そのままずり落ちていた。
装備、技術、雪面状況など残雪期の難しさを体感し
ヒリヒリする登山となってしまったけれど、
下山後の達成感などは一切なく自戒するばかり。
この経験は一生忘れないと思います。
というか忘れてはいけないよね。
豪雪地の名山は熊を避け残雪期にと思ったていたが
装備再構築と色んな技術を向上していかないと。